うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

ひととせ過ぎたりて

2006年05月06日 | ことばを巡る色色
5月4日は、ブログを始めて一年目の日だった。
それは私の積極的な行為でなく、行きがかり上の開設だった。パソコンサークルの入会条件が、「ブログを始めること」だったからという理由に過ぎない。
そうして、ネットの海を漂流した。その中で、情報の危うさというものを痛感した。
見たいものを見たいように見ることが出来るのは稀であるし、
見たいものを見ていると思い込んでいても、見せられているに過ぎないということがある。
見たくないものを見ることもある。それは見るべきでないものだったかもしれないし、見なければいけないものだったかもしれない。
それを決めるのは、私なのか否かも、今の私には分からない。どの情報を信じていいのかも分からない。世界は無味無臭の活字で伝えられ、臭覚も触覚も役に立たない。見たもの、触れたものだけを信じていればいい幸福な時代は終わったのだ。私にとっても、世界にとっても。
そんな中でも
ブログをはじめて、少なからぬ知人が出来た。甘えたり、甘えてもらったり、の知人である。
そこに、救いがあるのではないかということだけは、信じている。
コメント (30)
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