うさとmother-pearl

目指せ道楽三昧高等遊民的日常

探検協会

2006年05月04日 | お出かけ
世の中のゴールデンウィークの皆様、いかがお過ごしでしょうか。私は今日も仕事です。が、まわりが連休に浮かれて、仕事になりません。こんなことなら、万障繰り合わせてお休みしたほうがましだったかと思いながら、そうも出来ず、でございます。
世間並みの連休を過ごせぬ私は、昨夜、つれづれに新聞を読んでいて、「鍾乳洞」についての記事を見つけました。
鍾乳洞といえば、一昔前までは、メジャーな観光地でしたよね。砕石会社のしゃちょーさんが作ったようなお土産屋と、怪しげな秘法館を併設している鍾乳洞が、高度経済期の日本人のレジャーだったんですよね。しかし、今じゃ、「さあ、ゴールデンウィークだ、鍾乳洞に行こう!」「やったぁ、パパ、ありがとう!」なんて家庭は、あるはずもなく、冷静に考えてみると、「鍾乳洞」を見に行くというレジャーってどうしてだったんだろうと言う疑問がわいてしまいます。うちの祖父は旅行好きで、私も小さい頃はいくつかの鍾乳洞に連れて行かれました。洞穴のところどころに「~観音」とか、「~タワー」とか名づけれらた場所があったりするんだけれど、そのひんやりとしてぬるぬるした感じは、小学生の女の子にとって「楽しい観光」とは言いがたいものでありました。むしろ、修行のようでもありました。何であの頃の日本人は、うれしそうに鍾乳洞に行ったんでしょう。そうそう、祖父には水族館やら、大温室やらにもつれてってもらいました。その頃の水族館のような施設は、たいがいが薄暗くって、細長いにゅるにゅるした魚をじっと見ていて、気づくと、周りに誰もいなくて、壁の高いところに飾られた海亀の剥製がこっちを見ていて、というような思い出があります。また、温室も、熱帯の植物が背よりも高く生えていて、じめじめと蒸し暑い中で、真っ赤な花を見ていて気づくと、やっぱり一人で残されていて、壁に掛けられた巨大羊歯のようなものの陰から何かが出てきそうで、今も私は水族館や温室が少し苦手です。
ちょっと横道にそれてしまいましたが「鍾乳洞」はこんな記事でした。
(国内最長の鍾乳洞、岩手の安家洞はこれまで知られていた長さの2倍24キロあった。)

…私は、安家洞はもちろん岩手も行ったことはないのですが、この記事には妙にそそられてしまいました。なぜって、調査したのがNPO法人「日本洞穴探検協会」 かけた労力は、494日延べ8451人。
こういうNPO法人があったなんて・・・しかも、延べ8000有余人により、綱を張りながら鍾乳洞を進んで行ったなんて・・・  楽しそうだ・・・
こういうNPO法人というのもあるんですね。作ってみたくなっちゃいませんか、探検協会。
野生林探検協会、一本桜探検協会とか、裏道探検協会、富士樹海探検協会(こわすぎるぅ)
コメント (12)
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