Booじーちゃ。は、認知症治療のため、月に一回ほど通院している。
Booじーちゃ。が、大好きなのはデイサービスだけでない。
認知症については県内でも屈指の名医と言われる(らしい)、I先生も大好きなのである。
嬉々として診察を受けるBooじーちゃ。
I先生「最近どうですか。何か困ったことはありませんか?」
認知症の症状が悪化すると、日常生活を送るのが格段に難しくなる。
このような問診により、症状の進行具合を測り、治療にフィードバックするのだが。
Booじーちゃ。「はぁ、お金のないのに困っとります!」
I先生「そうですか。それは困りましたね。どのくらいお金が必要ですか?」
Booじーちゃ。「はあ、五万ほど」
I先生「五万ですか。それを何に使いますか?」
Booじーちゃ。「は。まんじゅうを買います!」
笑い話のようだが実話である。
おかんさまなどは、「何一つ不自由させていることもないのに、食べるものも食べさせていないようなことを言って」とせつながるのだが。
笑えない認知症の症状例は、病院の待合室にいるだけで、いやというほど聞こえてくるものだ。
「お財布がない!お金がない!」と、家族を泥棒扱いしたり。
使用済みのオムツを自分で外してしまい、見えないようにしようとしてか、炊飯ジャーのなかに入れてしまったり。
そんな、なんともいいがたい、重篤な例に比べたら、実害なぞないに等しいじゃござんせんか。
……それにしても。
なぜにまんじゅうなのか、Booじーちゃ。
Booじーちゃ。が、大好きなのはデイサービスだけでない。
認知症については県内でも屈指の名医と言われる(らしい)、I先生も大好きなのである。
嬉々として診察を受けるBooじーちゃ。
I先生「最近どうですか。何か困ったことはありませんか?」
認知症の症状が悪化すると、日常生活を送るのが格段に難しくなる。
このような問診により、症状の進行具合を測り、治療にフィードバックするのだが。
Booじーちゃ。「はぁ、お金のないのに困っとります!」
I先生「そうですか。それは困りましたね。どのくらいお金が必要ですか?」
Booじーちゃ。「はあ、五万ほど」
I先生「五万ですか。それを何に使いますか?」
Booじーちゃ。「は。まんじゅうを買います!」
笑い話のようだが実話である。
おかんさまなどは、「何一つ不自由させていることもないのに、食べるものも食べさせていないようなことを言って」とせつながるのだが。
笑えない認知症の症状例は、病院の待合室にいるだけで、いやというほど聞こえてくるものだ。
「お財布がない!お金がない!」と、家族を泥棒扱いしたり。
使用済みのオムツを自分で外してしまい、見えないようにしようとしてか、炊飯ジャーのなかに入れてしまったり。
そんな、なんともいいがたい、重篤な例に比べたら、実害なぞないに等しいじゃござんせんか。
……それにしても。
なぜにまんじゅうなのか、Booじーちゃ。