ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

トイレハイ。

2009-03-29 | Weblog
Booじーちゃ。は、周期的に譫妄症状が悪化する。
どうも、ひどくなるのはウンコのたまりぐあいによるものらしい。
筋力もあちこち衰えているためか、もはや下剤や浣腸の助けを借りないと自力での排便も困難になりつつある。
出ていても気づくことさえできないのだが。


きばると、どこかの血管が切れるようになってしまったのか。
それとも、脳神経のニューロンがヒューズのようにトぶようになったのか。
以前はウンコが出てしまえば譫妄症状も治まっていたのだが、最近はその後も症状が続くようになってきた。


玄関の鍵をいじりだすBooじーちゃ。
三和土の上に、靴脱ぎ台を置いてあるので、靴も履かずに戸まで行けるからかと思いきや。

わざわざ三和土の上に下りて、鍵をいじっている。
靴下のまま。
当然、靴下が汚れる。
おかんさまがBooじーちゃの足を洗って、新しい靴下に履き替えさせ。
汚れた靴下を洗濯機に放り込んだ頃。

またもやBooじーちゃが鍵をいじり出す。
三和土に靴下のままで下りて。


コントなら笑いもしようが、主婦の立場じゃ笑えない。
叱りつけても、「ヤダーーーーーーーーーーーー」と絶叫する。
なみの子どもよりも始末に負えない。


大島弓子さんの「グーグーだって猫である」(映画化された方じゃなくって、原作のほうね)を読んでいたら。
大をなさる前からなさった後まで、猫がはしゃいで快挙をことほぐ様子が描写されていて、じつにほほえましかった。
Booじーちゃ。の譫妄も、「あれはトイレハイなんだから、快挙をことほいであげればいいんだ」と思い込めれば、きっとほほえましく!


なるわけがないっての。





お気が向いたらぽちっとなっとしてくだされ。
かみつきませんから。
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