ぼけヴォケ!

認知症患者と介護家族はいかにしてボケツッコミスキルを入手したか。
慢性骨髄性白血病発症。目指せ分子遺伝子学的寛解維持。

バブル?

2009-03-06 | Weblog
過去ログを見てみたら、おとんさまの登場件数が異様に少ないことに気がついた。
別に、おとんさまが介護生活に消極的だというわけではない。
おかんさまたちがいろいろとやらかすネタが豪快すぎて、影が薄くなるというだけのことだ。

そんなおとんさまの久々に濃いネタを一発。


一番風呂はおとんさまが入ると決まっている。
これはよほどのことがない限り、守られている。
しきたりというほどのことでもないが。
そして、おとんさまは風呂場の電気を消し、洗面所の灯りだけで入浴するのがお好きらしい。
人の好みはそれぞれである。

いつものように風呂から出てきたおとんさま。
次に入ろうと、風呂の蓋を開けたあねうえどのが走ってきて一言。


「ちょっとー、風呂、泡だらけじゃないの!なにやったのよ!」


前日の風呂の水を洗濯に使ったおかんさま。
短時間で洗濯を終えるため、すすぎを浴槽の中でやったらしい。
どうやら、すっかりそれを忘れて。
蓋を閉めたまま、風呂のスイッチを入れてしまったようだ。
結果、お湯で薄められたものの。
おとんさまを洗濯物と同じ水で洗ってしまったというわけである。


しっかし、けったいなのは、しこたま洗剤の入った風呂の水につかっていたおとんさまである。
灯りをつけず入っていたからといって。
ぬるつくとか、泡が立つとか。何か変に思わなかったんだろうか。
それとも、もうおとんさまも変に思うという感覚がBooじーちゃ。のように、機能しなくなってきてしまったんだろうか。
えらいことである。


もちろん、その後は風呂の水を落とし、浴槽も洗い直し。
新しいお湯でお風呂をわかしなおし。
風呂釜が傷むからといって、入浴剤すら使わないくせに。
思いっきり風呂釜に悪そうなことをしてますな、おかんさま。
あいかわらず無茶をするなー…。


……しまった。
やっぱり最後はおとんさまの話じゃなくて、おかんさまの話になってるし。
コメント
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