夜の翼

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IPoEでインターネットが早くなる?~ぷららv6エクスプレス導入(その2)

2021-11-20 16:46:56 | 通信

ぷららv6エクスプレスの提供条件とは別に「ひかり電話対応ルーター(ホームゲートウェイ)によるIPv4 over IPv6接続のご利用状況確認とご利用手続きについて」という案内があった。

 お客さまのご利用状況は、「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」でご確認いただけます。
 未設定の場合は、確認・設定のリンクよりお手続きください。
 ご利用には「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」に対応するホームゲートウェイ(HGW)が必要です。
 ご利用を希望されない場合も確認・設定のリンクから「OFF」に設定できます。
  ※「OFF」の場合
   ご自身で設定を「OFF」にされていない場合は、ホームゲートウェイ(HGW)のご利用がないか対応していない、
   あるいはホームゲートウェイ(HGW)が未接続の可能性が考えられます。
  ※「ON」の場合
   すでに「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」がご利用中の状態です。あらためてお手続きいただく必要はありません。


自分のMy Pageで「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」の項目を確認すると、ご利用状況は「ON」になっている。
「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」がHGW単体でのIPoE接続という意味なら、
この項目が「ON」になっていれば、自分の場合のようにぷらら光の申し込みが2019年12月1日より前でも、
対応ルーターが不要でIPv4 over IPv6接続が可能になっているということなのか。

ぷららv6エクスプレスの提供条件に書いてあったことと矛盾するような気がするが、
よくわからないので、現状でIPv6通信になっているのか確認することにした。
現在使用しているHGWはPR-500MIというNTTからのレンタル品である。
このHGWは、ONU+ルーター+Wi-Fiアクセスポイント+ひかり電話アダプターという性格の機械だ。
久しぶりにPR-500MIの設定画面へアクセスすると、まず基本設定の「接続先設定(IPv4 PPPoE)」の画面が開くが、
接続先のセッションはすべて「未接続(接続不可)」と表示されており、「編集」のアイコンはグレーアウトされ編集ができないようになっている。
ということは、すでにIPv4に関してはPPPoEの設定をしていない状態になっていた。
Wi-FiルーターWG1400HPの状態を確認すると、ローカルルーターモードに設定されおり、こちらにもPPPoE接続の設定はされていない。
ということは、すでにPPPoE接続は使わずに、インターネットに接続できているのかな。

OCNのIPv6確認サイトに接続して確認してみる。
WG1400HPに無線で接続しているPCからアクセスすると
「OCNからの接続ではないので、IPv6接続かどうか判定できません」と表示されて、IPv4のIPアドレスのみが表示された。
今度はWG1400HPを通さず、HGW単体でアクセスして確認してみる。
LANケーブルでPCとHGWをつないで有線接続にするとインターネットにつながったので、
先ほどアクセスしたOCNのIPv6確認サイトを改めて開いてみる。
すると、「OCNのIPoE(IPv4 over IPv6)インターネットをご利用いただきありがとうございます!」と表示され、
IPv4、IPv6とも接続環境は「IPoE方式」となっており、IPアドレスも両方表示されていた。

そういえば、HGWの前面に各種表示ランプがついているのだが、PPPランプは点いていない。
以前は点いていたような気がするが、IPoE方式による接続ができるようになってから消灯になっていたようだ。

これで、ぷらら光の「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」のご利用状況が「ON」になっていれば、
HGW単体でIPv4 over IPv6接続の利用が可能ということは確認できた。
HGWで利用できる無線LANカードを併せてレンタルしていれば無線LANでの使用も可能だと思うが、
これは自分の場合は、HGWの無線LANカードをレンタルしていないので、Wi-Fiで接続するためにはWi-Fiルーターが必要ということになる。
ただ、Wi-Fiルーターを通した場合、IPoE形式での接続になっているか確認しきれなかったので、
ぷららv6エクスプレスの利用にあたっては、とりあえず対応ルーターにしておけば間違いないようだ。

ぷらら光は、フレッツ光のコラボなので、本体のフレッツ光の状況を確認してみると、
フレッツでIPv6を利用するには「フレッツ・v6オプション」というサービスに申し込みが必要のようだ。
新規でフレッツ光ネクストを契約すると申込み不要でこのオプションがついてくる。利用料は無料。
コラボ光の場合、コラボ事業者がNTTに申し込みをしているので、利用者は申し込みが不要ということらしい。
ぷらら光の場合もフレッツ光と同様、新規契約者は最初からぷららv6エクスプレスが利用な状態になっているし、
既存の契約者も順次ぷららv6エクスプレスが利用できるよう切り替えをしているということのようだ。
ぷらら光の既存の契約者で、まだぷららv6エクスプレスが利用できない人が、ぷららv6エクスプレスの申し込みをすると
優先してぷららv6エクスプレスが利用できるようにしてくれるというのは、こういった事情があってのことだとわかった。

問題は、対応機器の方。
ぷららv6エクスプレスを利用するには対応機器が必要だが、以前は対応ルーターが必ず必要だったようだ。
対応ルーターを接続するHGW側はIPv6ブリッジ機能で対応。
事情を複雑にしているのは、HGW単体でのぷららv6エクスプレスの利用で、
HGWにそれ用のアプリケーションソフトウェアがないと利用できない。
IPoE形式でのIPv4 over IPv6通信サービスは、VNE事業者というプロバイダとは別の通信事業者が提供しているので、
そのアプリはVNE事業者が提供しているようだ。
ぷららから提供されるNGWにぷららが使っているPv4 over IPv6通信サービス用のアプリがプリインストールされていれば、
HGW単体でぷららv6エクスプレスが利用できる。
アプリがプリインストールされていないHGWに対しては、フレッツジョイントという仕組みを使って
アプリをHGWへ自動的に配信、インストールすることができるようだ。

後でわかったことだが、この配信アプリケーションの状況をHGWで直接確認することができる。
ウェブブラウザで、http://192.168.1.1:8888/t にアクセスすると、次のような管理画面が開く。

「配信済事業者ソフトウェア一覧」とそのままズバリのタイトルだが、
「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」のご利用状況が「ON」の状態でアクセスすると、
このような画面が見られて、アプリを開くと細かい設定ができたようだ。
このことに気づいたのは、ぷららフォン開通のために「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」のご利用状況を「OFF」にされた後だったので、
残念ながらこの画面を直接見ることはできなかった。

この機能でアプリがインストールされれば、晴れてHGW単体でIPv4 over IPv6接続の利用が可能になる。
このアプリの自動配信の有無が、ぷららのホームページで確認した「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続」の「ON」「OFF」ということのようだ。
2019年12月1日以降のぷらら光契約者については、単体でIPv4 over IPv6接続の利用が可能な状態になっているHGWが提供されるので対応ルーターは不要だが、
それ以前のぷらら光契約者についても「ホームゲートウェイ(HGW)によるIPoE接続が「ON」になっている」、
つまり「HGWにぷららv6エクスプレス対応アプリがインストールされている」のであれば、HGW単体でのぷららv6エクスプレスが可能ということになる。

自分の環境だと、HGWに無線LANに機能がない状態(無線LANカードをレンタルしていない)なので、Wi-Fi利用にはWi-Fiルーターが別途必要になるのだが、
そのWiFiルーターを更新するなら、「対応ルーター」にしておけば間違いないということことになる。
しかし、ぷららが動作確認している「対応ールーター」は何と7機種しかない。
しかも、現行機種は3機種のみ。Atermシリーズはすでに現行機種ではないWG1200HS3だけ。

これは困った。
ということで、Atermのウエブサイトで「IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)接続確認済みリスト」のページでWG1200HS3と同じ対応状況の機種を探したが、
現行機種の多くはWG1200HS3と同じ対応状況なので、その中から選べば大丈夫なはずだ。
必要十分な機能があり実効スループットも速いWG2600HS2当たりにしようかと思ったが、
AtermのIPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)の対応状況に微妙な違いがあることに気づいた。
ぷららv6エクスプレスが採用しているOCNバーチャルコネクトへ対応内容が機種によって異なり、
動的IP対応のみのものと、動的IP+固定IP1+複数固定IPに対応しているものとがある。
ぷらら光ではIPv6で固定IPには対応していないので、動的IP対応のみの機種でいいのだが、
ぷららで動作確認をしている機種の後継機種ということで固定IPにも対応しているWG1200HS4にすることにした。
現在使っているWG1400HPより2.4GHz系の無線LANの規格値が劣る機種だが(買ってから気づいた)、
現状でも無線LANは5GHz系しか使っていなし、機能的には十分。
今までこんな安いWi-Fiルーターを買ったことはないが、接続性重視ということでこの機種で行ってみよう。
 (その3につづく)


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