○canarino DC dueを取り付け
canarinoデュアル電源化キット「canarino DC due」が届いた。
予想どおり小さな箱に入っている。
電源ジャックの基盤と内部配線が3つだけのキット。
あとは簡易取り付けマニュアルが入っていた。
確かに今筐体に取り付けられている電源ジャック基盤を外して、canarino DC dueに交換し、コネクターを3個所挿し替えればOKなので簡単そうだった。
USB Card FEMTOを取り付けて以来、久しぶりにPCの天板を開ける。
電源ジャックの基盤は皿ネジ2本で留まっているだけなので外すのは簡単だったが、この筐体は何かをネジ留めするのが面倒くさい。
新しいcanarino DC dueをネジ留めしようとするが、筐体側のネジ穴の後ろで基盤側のネジ穴を合わせないといけないので、基本的に正面からだと見えない。
上から覗いて合わせようとするが、老眼の入ってきた目にはかなり厳しい作業。
ネジを2本留めるだけで時間がかかってしまった。
あとは基盤から出ている電源コードを挿し替える。
コネクター同士が結線されている2個所は問題なかったが、マザーボード上のCPU補助電源のコネクターが外れない。
外れ防止のラッチを押そうと思っても、となりのヒートパイプが邪魔で指が入らない。
仕方ないのでラジオペンチを使って何とか外した。
マザーボード上のCPU補助電源のコネクターは8ピンだが、基盤から出ているコネクターは4ピンが2つ。
特に指示がなかったので左右適当に挿して内部の配線は終わり。
配線が間違っているとPCを壊しかねないので、配線をいま一度指差確認して、あとは天板を閉じるだけだが、思い出した。
天板はネジ留めになっているが、筐体側と天板側のネジ穴の位置を合わせるのが非常に面倒くさいことを。
なんとか天板を4本のネジで締めて作業は終了。
あとは各種ケーブルをPC裏側に配線し直すのが、毎回しんどい。
手元が見えない状態でのプラグ差しはできればやりたくない。
ようやくセットアップ完了。あとは動作確認だ。
○デュアル電源の音を確認
canarino DC dueのDC入力端子は4PINのDINが標準だが、オプションの5.5/2.5mm端子にしている。
Improved12V5AのDCプラグは5.5/2.1mmだったので、iPowerに付属している変換アダプターを使って、CPU用のサブ側に接続した。
CPU以外のメイン側には、今まで一度も使ったことがないADI-2 DAC 付属のACアダプター12V2Aを接続した。
メイン側の消費電力を実測するためだ。
実際はかってみると、10W程度で安定している。
PCのシャットダウン時に16Wになったのが最大だった。
12V1AのWP-906PSでの運用はちょっと難しそうだ。
音も確認した。
意外とアナログ電源シングル運用との差を感じない。
若干音がかさつく感じはする。
続いて、サブ側にiPowerⅡ12Vを投入。
普通のACアダプターとの大きな差は感じないが、ドライな感じは若干ましになる。
さて、真打ちWP-906PSの登場。
やはりACアダプターやiPowerⅡとは差がある。
密度感が上がり、ドライな感じは一番抑えられる。
Diretta Target PCにWP-906PSを使ったときと同じような傾向だ。
ただ、サブ側にImproved12V5A を使っているせいか、電源をデュアル化して劇的とは言わないまでも、
PCの電源をアナログ電源に変えたときほどの差は感じされない。
ピーク時の電源容量を下回っているはずだが、特に不具合はなかった。
WP-906PS+Improved12V5Aという構成でcanarinoのデュアル電源化を図ってみたが、
Improved12V5Aのみのシングル電源構成との音の差が思ったほど感じなれなかったので、
実測での消費電力をまかないきれないこともあり、今までどおりImproved12V5Aのシングル電源を継続しようと思う。
WP-906PSは消費電力、音の影響から考えると、Diretta Target PCではなくADI-2 DACに使うのがいいようだ。
WP-906PSには電源スイッチがあり、電源オフ時に発熱の心配がないのでiPurifilerDCを併用する。
iPurifilerDC はZEN CAN Signature 6XXに使おうと思っていたが、ヘッドフォン購入まではZEN CAN Signature 6XXをあまり使う見込みがないので、
それまでは付属のiPowerⅡ5Vだけにしておく。
ヘッドフォン購入後はZEN CAN Signature 6XX にiPurifilierDC2の併用も検討する。
iPurifilierDC2を併用する場合は、現在iPurifilierDC2を使用しているNAS SoundgenicにiPower12Vを使うことにしよう。
今回電源の組み合わせを変えて気づいたことは、iPowerⅡについてはローノイズになるものの、若干音が固くなる傾向だということ。
iPower Eliteは音の出方が違うらしく、アナログ電源に近い「芳醇」というレビューがあり、容量も大きいが、なにぶん高価でなかなか手が出ない。
canarinoデュアル電源化の音質面での効果があまり見えない状況なので、canarinoデュアル電源化はヘッドフォン購入後にしようと思う。
追加する電源はImproved12V1.5Aにする予定。
次のPCもcanarinoにする予定なので、デュアル電源用の2つのImprovedは継続して使えるはずだ。
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