夜の翼

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セカンドカー購入

2015-09-05 13:34:37 | 
とはいってもすでに2年前のことですが、
だいぶ走りこんだのでのレビューを書いてみたいと思います。

きっかけは、非常に雪深いところに転勤になったことです。
愛車はアクセラスポーツBKEPのFFなので、自分としてはFFでも問題なかったのですが(実際何とか乗り切りましたし)、
かみさんの雪道運転に少々不安があるので、セカンドカーの購入を検討しておりました。
最初は、中古の軽の四駆を考えておりましたが、どうもよいタマが見つからない。
どうしようかと思案しているときに、ワゴンRがマイナーチェンジをして横滑り防止装置(ESC)が標準装備になったという情報が!
マツダにはワゴンRのOEMでフレアがありまして、
ESCがつくならいっそ新車にしてしまえということで、予定外ではありましたが新車購入となりました。



グレード、オプションなどを使用条件に合わせて選んだ結果は以下のようになりました。
○四駆は、もちろん必須。
○長距離、高速道路の走行も多いのでできればエンジンはターボが良かったが、この当時のフレア でターボの選択肢はワゴンRのスティングレー相当のカスタムスタイルしか選択肢がなく、割高だったのでノーマルのNAを選択したので、XSの4WDとなりました。
○ナビはほしかったので、一番安いディーラーオプションを選択。
○やたらとトンネルやらスノーシェッドやらが多い道を走るので、オートライトをオプションで選択。
○色はかみさんの選択で茶色(アーバンブラウンパールメタリック)になりました。
さて、2年ほど乗ってみた感想を少々(でもないか)。
○エンジン
結果としてNAになりましたが、R06Aという型式のこのエンジン、動力性能には全く期待していなかったものの、これがどうしてなかなかよく走ります。軽自動車で一般的に想定されるような街乗りについては全く問題ないレベルです。さすがに高速道路の上りとかはキツイですが、エンジンをある程度回してあげればそれなりに走ります。これなら特にターボでなくともいいんじゃないかと思えるレベルですが、余裕はないので、長距離を運転すると疲れます
エンジン音については、ショートノーズで運転席からエンジンが非常に近い位置にあることもあり、エンジンの安っぽい音が容赦なく耳につきます。エンジン音自体あまり小さくないことはともかく、特にエンジンスタート時のガサガサした音にはちょっと閉口。アイドリングストップなどというものが付いているので、余計にエンジンスタート音を聞かされる機会が多いので余計にそう感じます。本当にテフロン系のオイル添加剤をぶち込んでやろうかと思いましたが、軽自動車なのでやめときました。

○ミッション
一般的なCVTであります。乗りなれていないせいもありますが、トルコン式のATのほうがしっくりきますが、特に問題なし。エンジンブレーキはLポジションにすると効きすぎるので、専らSモードのボタンを使用していました。

○足回り
乗り始め足回りが固いというか突っ張るような感じを受けたのですが、ショックがなじめば解消するだろうと思っていました。しかし、多少は良くなったものは足回りの硬い感じは払拭せず。道路のギャップを通ったときにはサスペンションが底を打つようなこともありました。単純にサスペンションのストローク不足のようです。以前の愛車HP10プリメーラを思い出しますが、フツーの軽乗用車なのできちっと固められているわけもなく、きれいな舗装だと問題ないのですが、路面が荒れてくると馬脚を現すといった感じでしょうか。ショックアブソーバーも当然それほどよいものを使っていないようで、単に固めというだけで乗り心地はあまりよくありません。軽乗用車としては、こんなものでしょうか。

○室内
元祖トール系だけあってアイポジションが高く見晴らしがよく、ショートノーズということもあり、左前の見切りは非常に良いです。頭の周りに余裕があるので、狭さをあまり感じません。実際は横方向がかなり狭いはずなのですが、圧迫感がなく運転しやすいですね。足元は広々というわけではありませんが、大人4人乗りでも特に支障はないと思います。
インテリアの質とかは高級感を感じるというわけにはいきませんが、コストの制約がある中でなかなか頑張っているという感じです。

○雪道走行性能
このために買った車ですから、少々詳しく書きます。
まず一応4WDですが、本当の意味での生活四駆のようです。後輪は前輪が滑った時しか駆動しないタイプ。しかも完全なパッシブのようです。調べてみたらロータリーブレードカップリングとのこと。軽自動車で本格的な4WDならジムニーしかないですから、まあいいとして、フロントのデフがLSDではないのでフロントの駆動輪の片側が空転してしまうと、お手上げです。車の構造上仕方がないので、発進の時はじわーっとゆっくりアクセルを踏むしかありません。これをフルタイム4WDというのは抵抗がありますが、仕方ないですかね。
まあそれはいいとして、問題のESC(マツダではDSCと呼んでいるようですが一般名称のESCを使います。)。これが効果絶大でした。もともとタイヤサイズが155/65R14という幅の細いタイヤなので、スタッドレスタイヤのグリップ確保が難しい。また、FFベースなもんですからフロントが重いので、夜気温マイナス5度ぐらいの新雪の道路でスピードが上がると、直線で少々リアが流れるような動きをするようになります。要するに滑る路面ではアンダーではなくオーバー傾向です。
そんな状態でブレーキを踏みながらステアリングの切り足しなどしたら、普通はあっさりスピンですが、そんな状態でもESCが介入し、車を立て直してくれます。何度かESCを作動させるような状況になってしまいましたが、助かりました。ESCなし車だとそのままコンクリート壁につっこんで大破というところでしたが、大きく車の姿勢を崩すことなく走行できました。軽自動車のESC性能をなめていましたが、効果絶大です。
住んでいた地域は豪雪地帯ではありましたが、標高がそれほど高くないため、カッチカチのアイスバーンにはあまりならないのです。その代わりに、湿った雪が降るので路面がシャーベット状になることが多く、これが水分を多く含んでいてよく滑る。タイトコーナーで油断していると一気にリアがブレイクします。その時も45度ぐらいの角度からESCさんが車の向きを元に戻してくれました。
ESCの装備が義務化になるようですが、その効果を実感するとそれも納得。ESCを作動させるような運転をしないことが一番ですが、うっかりその領域になったとしても、かなりの確率で助けてくれるでしょう。自分の場合はスタッドレスタイヤ新品だったということが大きいので、タイヤには気を使いましょう。

○燃費
もともとあまり気にしていない点ですが、非常に流れの良いカントリーロードを運転しても20km/Lをちょっと上回る程度。どうやったらカタログの30km/Lがでるのか不思議ですが、こんなものでしょう。街乗りのみだと15km/Lを切ることが多いですね。

●総評
転勤になったらすぐ売るつもりだったのですが、思いがけず車通勤となったので、上さん用として現在活躍中です。街乗り用としては十分な性能だと思いますが、これ一台で全てすませといったら少々厳しいですかね。エンジン性能としては、ターボを選べばなんとかなるでしょうが、やはりNVHの面できつい。ホンダのNシリーズあたりだとまた違うのかもしれませんが、値段が値段なので軽ではなくコンパクトカーを買った方がよいかもしれません。

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