夜の翼

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Pure or AV? Part5~GX100がやってきた!~

2010-01-10 10:22:40 | オーディオ
GX100は、メーカー直送で我が家にやってきました。
送られてきた箱には、販促品のインシュレーターも同梱されてました。
それがこれです。

3cm程度の大きさでかなり小さいです。
かなり固い木の上面にタングステン片が張ってあります。

専用スピーカースタンドが発売されていないため、しばらくは床に直置きです。
この販促品のインシュレーターで三点支持して、
スタンドが発売になるまでエージングに専念することにしました。
レコーダーに録画した番組は、なるべくテレビのスピーカーを使わずに、
GX100の方を鳴らすようにしてました。

来る日も来る日もFOSTEXのサイトをチェックするのですが、
なかなか発売のアナウンスがない。
GX100が我が家にやってきてから2ヶ月が過ぎようとしていた頃に、ようやく発売の発表!
定価は4万8600円。結構高いな、と思いながら、
何回か利用したことがあるウェブショップを覗くと、3万8640円。ちょうど2割引。
速攻で注文しました。送料と代引き手数料込みで4万100円となり、
スピーカーの実売価格のちょうど半分で、個人的な価格基準ぎりぎりセーフなりました。
FOSTEXのサイトでは10月中旬の発売となっていましたが、
なぜか10月初旬に納品になりました。

SG600と名づけられたそのスピーカースタンドは、
GX100のキャビネットと同じ材質の木製で組み立て式です。
組み立て式なので価格が抑えられているらしいです。
この手の組立作業は好きな方なので、早速取り掛かることに。
しかし、箱からパーツを出した時点ではそれほど時間がかからないかと思われた組立作業は、
意外と難航しました。
3本の脚に天板と底板を取り付けるだけといえばそうなのですが、
その3本の脚の途中に取り付けるスタビライザーがひとりで作業するとうまくはまらず、
妻にも少し手伝ってもらって、ようやく完成。
2本組み立てるのに2時間近くかかってしまいました。

完成したその姿は、おお、なかなかいい感じ。
素材は異なりますが、G1300用のSG850というスタンドに形はそっくりです。
SG850の方は完成品で販売してますが、値段は倍以上。

天板はこんなふうに中心にねじ留め用の穴が開いています。

天板の下側には、反射音を抑えるためのフェルトのようなシートが貼ってあります。

これが問題のスタビライザー。
写真のようにこれを下寄りにセットするのが標準。
天板と底板を逆に取り付けると音が変化するらしいです。

底面には、ちょっと変わった形の錘が付いています。
これのおかげで低重心になります。
変わった形といいましたが、これはスピーカーのウーハーと同じHR形状という独特の形ですね。
脚を底板に木ねじで留めて、その上から錘をボルトで取り付けます。

スタンドが完成したので、ようやくセッティング開始。
エレクターのラックの両脇になんとかスタンドを置くことが出来ましたが、
サブウーハーを置く場所がなくなってしまいました。
正直あまり役に立っていないサブウーハーなので、右のスタンドを少し前に出し、
その後ろに横向きで置くことにしました。
サブウーハーから出る低音には指向性はあまりない!と自分に言い訳しながら。

そして、このスタンドの購入ポイントであるスピーカーとの一体化。
スタンドの天板の裏から専用ねじでスピーカーを留めます。
なので、販促品のインシュレーターの出番はなし。
もったいないので、センタースピーカーの下に使ってみましたが、これは効果あり!
かなり音がスッキリして、ドラマのセリフがとても聞きやすくなりました。

まずは、AVアンプのオートキャブリレーション機能を使って音圧をそろえました。
コンパクトカメラ用の三脚にマイクと取り付けて測定。
前使っていたDSP-AX8にはこの機能が付いていなかったので、大変便利です。
やはりサブウーハーは、十分に鳴っていない感じですね。
まあ、音楽中心なのでかまわないのですが。

そして、音出しです。
オーディオアクセサリーの付録のCDをかけてみました。
展示会のGX100を駆動していたラックスマンのセパレートアンプとCDプレーヤーとは
比較にならないAVアンプとユニバーサルプレーヤーでの再生ですが、思ったほど悪くないです。
澄んだ高音、引き締まってよく伸びる低音、GX100の特徴がよく分かります。
エージング不足のせいか、若干音に硬さが感じられましたが、
それはしばらく鳴らし込むことで解消しました。

そして、手持ちのCDを引っ張り出していろいろとかけてみましたが、
雑誌の評価やネットでの評判は大体当てはまっていました。
良くも悪くもモニター的なので、録音が悪いCDを聴くには少々辛いことがあります。
ザ・クロマニヨンズの「MONDO ROCCIA」を聴いてみたとき特に感じました。

このCD、実はモノラル録音なのです。(ジャケット写真の右上に「mono」という文字が見えます。)
あ、もちろん2009年に発売された新作ですよ。
昔ラジオから流れていた音の再現を目指しているそうで、アナログ盤もあります。
かなりのナローレンジで音がざらついた感じが耳についてしまいます。
これが、かなり音が悪い自分の車の純正カーオーディオで聞くと結構いい感じなんですよね。
こういった機器向けにチューニングしてあるのでしょうね。

そして、気づいたことがひとつ。
どうも「歌もの」がよくない。
具体的には、ボーカルが引っこんだ感じで「歌っていない」というか「つまらない」印象。
ジャンルを問わず歌ものが大好きなので、これはかなり大問題。
確かに雑誌の記事にそんな感じのことが書いてあったのは知っていましたが、
展示会のラックスマンのセパレートアンプでは感じなかったので、
このスピーカーを購入したわけですが。

原因を考えてみました。
考えられるのは、アンプの音色の違い。
ソニーのアンプはどちらかというとハイ上がりであっさりした感じらしいので、
これがたぶん最大の原因と思われます。
それとアンプの駆動力の違いもあるのかな。
スペック上の出力は十分に見えても、82dBというかなり低能率のGX100をちゃんと鳴らすためには
役不足なのかもしれません。

はて、どうしたものか。
エージングが進めば解消することなのか。
この状態でしばらく鳴らしこんで、様子を見ることにしました。
果たして、どうなるのか?
「ていうかも、しかして選択ミス?」という不安を抱えながら・・・

(つづく。次回はいよいよオーディオらしいチューニング編です。)


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