夜の翼

オーディオ、音楽、車、ケータイなど好きなことを気ままに綴るブログです。

車の履歴 Part1~始まりはMT嫌い~

2010-01-18 22:34:27 | 
プロフィールに「音楽と車が好き」と書いておきながら、
ずーっとオーディオのこと(音楽のことも少々)のことばかり書いてきたので、
そろそろ車のことを書いてみたいと思います。

車の免許を取ったのは、はるか昔、大学1年生の春休みのことでした。
かなり金銭的に恵まれていた時代でもあり、
その当時予備校の寮に住み込みで夜のみ働いていたのですが、
寮の先輩はたいてい車を持っていましたし、
その予備校の寮が市街地から離れていて少々不便だったことも手伝って
車の免許を取ることにしました。

運良く、歩いて15分ほどの所に教習所があったのでそこに通いました。
まあ、普通は公道でないところでオヤジの車なんかを借りて練習するものでしょうが、
当然そういう環境にもなく、昔ながらの教習所であるため、
かなり強面も中年男性教官しかいなかったので、
実地教習のときは毎回かなりの緊張を強いられていました。
特に半クラッチの加減が分からず、いつエンストするか気が気でなかったので
余計に緊張していました。

教習車はギャランのセダン、しかもディーゼルエンジン。
今では到底考えられない仕様の教習車ですが、
今思うとディーゼルで低回転域でのトルクはあるので
発進はガソリン車よりもやりやすかったはずなんですがねー(遠い目)。

教官で思い出されるのが、工藤という教官のこと。
見るからに怖そうなのですが、青森出身らしく、
津軽弁がきつくて何をしゃべっているのか7割方理解できないこと。
助手席であれこれ指示されるのですが、右左ぐらいは分かるものの、
何かミスをしてしまった場合、怒られているということ自体は口調で分かるものの、
何を怒られているかその内容が分からない。
指示に内容が分からないので、あたふたしていると
結果的に指示に従わないことになり、ますます怒られる、
という理不尽な悪循環に陥るわけです。

今のように教官を教習生が指名するなんてことは考えもつかない時代のこと、
教習所に行って実地教習が始まる直前になって、その日の教官が分かるのですが、
その工藤さんに当たった日は、内心「あぁ・・・今日の運勢サイアク」と毎回思ったものでした。

そんな私もなんとか8時間オーバーで卒業できまして、免許取得のため免許センターへ。
春休みだったのでかなりごった返していました。
そして筆記試験。
大学入学前に原付の免許を取得していたこともあり、一発合格。
めでたく免許を春休み中に取得することができました。

さあ、初めての車選びです。
何か新しいものを買ったりする時ってワクワクする感じがありますが、車の場合は別格ですね。
友人がすでに前の年の夏休みに免許を取得して、カローラⅡを乗り回していたので、
車の雑誌を見て、あれがいいな、これがいいなと半年も初めての車選びを楽しんでいました。

そこで問題。免許は取ったものの、車を買う時点ではつくづくマニュアル車が嫌になってました。
まあ、自分の車で乗りなれればなんてことはなかったと思うのですが、
とにかくマニュアルが嫌で、オートマ限定で車選びをすることに。
新車はやはり金銭面できつかったので、自ずと中古車になります。

別にこれといってこだわりがあったわけではなかったのですが、
やはり若かったのでセダンは避けて、ハッチバックがいいなとは思ってました。
そして、マツダのディーラーで見つけたのが、これ。

クイント・インテグラZC3ドア(写真はGSi)。色は写真と同じシルバーでした。
昭和60年式なので、約5年落ちでした。
1.6LのDOHCシングルキャブ(!)仕様。しかも3ATだ。まいったか!
デュアルキャブだったような記憶があったのですが、勘違いのようです。
デュアルキャブになったのはそのあとのクイントのつかないインテグラでした。

さすが昭和時代の車。キャブの車のエアクリーナーって丸いドーナツ型をしていて、
エアクリーナーボックスがエンジンルームの中央、エンジンの真上についていたんですよ。
今はというかだいぶ前からインジェクター、エアクリーナーは板状ですもんね。
そして懐かしのリトラクタブルライト!
一時期のホンダの車って、みんなリトラクタブルライトだったもんな。
セダンのアコードまでリトラクタブルにしてたもの。
ところで、現行の車種でリトラクタブルライトの車ってあるんでしょうか?

その当時は、中古車にオートマ車が少なく、走行距離も少なめだったこともあり、
けっこうすんなりと決まりました。
車選びについてきてくれた叔父さんの強引な交渉の結果、
スタッドレスタイヤもつけてもらえることに。
しかし、このタイヤが後日事件の引き金になろうとはこの時点では想像すらできませんでした。

(つづく。納車してからいろいろありましてなー。)