UP GRADE LIFE

カスタムペイント アップグレードカラーズ の営業 & 遊びBlog 。
東京から群馬へ移住し、薪ストーブライフ満喫中!

手作りでも・・キャリパー編

2016年01月19日 | Weblog
はい、無事にディスクが付いたので
キャリパー編です。

レースではプレンボ4ポットとか付いてる車両をよく見てますが、
わざわざ新たに入手するとまた予算オーバーになるので、
今回は様子見ということで
手持ちのCRF250R純正の片側2ピストンの中古キャリパーを使用することにします。

材料が揃って作業を始めたら楽しくなっちゃって
フィッティング途中の写真をほぼ撮り忘れているので完成写真でご了承ください。


まずこの写真で問題なのは、
フロントフォークのキャリパーブラケットの下側が、
新しく取り付けた新ディスクの取り付けボルトの頭と重なってしまう所。
これでは、もともとフォークブラケットとディスクとの間が8mmくらいしか無い車両なので、
ディスクサポートが入らない。

そこで、ネットで調べ、ホームセンターで探し、
ボルトの頭が2mmしかない
「低頭ボルト」というものを見つけて交換。
これで、キャリパーサポートの為のスペースを確保。


次にキャリパーの位置を決めます。
ディスクの外周の縁に細く切った厚紙を貼り
キャリパーにディスクを噛ませ
回転する際のクリアランスを確保しながら
上下に動かし、
フォークのブラケットとキャリパーのブラケットの位置関係で近過ぎず離れすぎず
1番良い場所を見つけて固定、
段ボールを使って型を取ります。
(写真なし・・)


さっきも言った通り元々が
フォークブラケットとディスクに
クリアランスが少ないので、
元々のキャリパー同様、
5mmくらいでも充分な強度を保てるように、
材料は
アルミではなくスチールにします。


当然ホムセンには最適な厚さ、大きさの鉄板なんて無く、
切り売り小売してくれる金属屋さんも探したのですが、
ダメモトで昨年ガレージ建築でお世話になった鉄工所さんに、
年末の挨拶がてら行ってみて話をしてみた。

そしてラッキーな事に、
余っている端材で、
しかもグラインダーで切り出すのは大変だろうと、
型紙に合わせてガスで切断までしてくれて
鉄板をゲット。


早速自宅に戻り、
大まかに切り出してもらった切断面を
グラインダーで整形しながらフォーク側を取り付け。
次にキャリパー側を整形して取り付け。

今回のキャリパーサポートも、
市販のアルミサポートのような
クランク状の断面形状には出来ないので、
2枚の鉄板を真ん中でボルト止めする設計です。

その両側を繋ぐボルトの位置を、
慎重に慎重に吟味しながら穴開け、
ねじ切り加工をして形になりました。



しかしまだ終わりではありません。

もともとオフロードバイクの、
薄い4ミリ厚のディスクを咥えていたキャリパーなので、
新しい5ミリ厚で、フローティングピンも付いてるディスクでは、色々と当たる部分がでてきます。

キャリパーとセットのブラケット裏側を1mm程度、フローティングピンが回る所は2mmほどそぎ落とし、
キャリパー内でパッドを固定するスプリングの溝も拡げ、

クリアランスを確保。

そして最終的に、ディスクとキャリパーのセンターを合わせる為に、
製作した2枚のサポートの間に2mmと1.5mmのワッシャーを挟み完成。



こんな感じで取り付けは完了です。

あとはフィーリングと制動力。

ちょいと家の回りで乗ってみたところ、
ビックリする程よく効きます。

(良く効くと言うより、ガッツン!とリアが浮くほど効きすぎな感じ・・)
2ピストンでこれなら、4ピストンなんかにしたら
どんだけ前転するのか・・・



この数日後に、用事で榛名に行く事になったので、
ついでに積んで行ってシェイクダウン。

で、乗った感じですが、
最初の2周くらいはとにかく効き過ぎてコントロールが難しい、
しかしその後の20周くらいは非常に良い感じ、
しかしその後はまた手ごたえが柔らかくなって来てしまった。。。

これを考察するに、 もともとこのキャリパーについていた純正のパッドは、
当然オフロード使用が前提の低速重視の性能なわけで、
そのパッドで大きなディスクを挟めば当然
初期制動は強くなり、
オンロードのスピードでブレーキを繰り返しているうちに、
熱ダレしてフェードしてきたのだろうなと。

しかも、このキャリパーは、ホースとマスターも繋がった状態でセットで入手したままの状態で、
フルードも誰がいつ何を入れたのか分からないまま、とりあえずとそのままだったので、それもフェードの原因かなと。

これに関しては、
パッドをメタル系の高温に強い物へ交換、
フルードも新鮮で高性能なものに交換予定。

途中の20周くらいは非常に良い状態、
充分な制動力、しっかり握り込んでもコントロールでき、試走としては合格点。

ただ残念なことに、
このブレーキにする事で何秒今までと違ってくるのか?
を検証したかったのに、
走行の1分前にラップタイム計測器の電源コネクタが割れて壊れてしまい、
タイムを計る事が出来なかった・・・

体感では、1.5秒~2秒くらいは違ってるんじゃないかなぁ(だと良いなぁ~)
な感じなんですが、
結果は次に走りに行くまでのお楽しみ。

この辺をハッキリタイムで見て確認してから、次はホイール17インチに交換ですね。


それから、これはある程度想定はしていたことなのですが、
写真を見てみると、ディスク制動面の外側半分しかパッドが当たってないですね。
まぁこれは薄いキャリパーなので当たり前なのですが、
このせいもあり、ブレーキング中にレバーから指へ「ウニョウニョウニョ」という
変な振動と言うか波動が伝わってくるんです。

数年前に油冷1100にプレーキングのウェーブディスクを入れた時にも感じていたのですが、
咥えが少ない分、
ディスクの大きな穴が通過する時の、
これはウェーブディスク特有な波動が
より強く出てきてしまっている様です。

これはたぶん、ドリルホール型のディスクにしない事には無くならないでしょうね・・・

手作りでも・・ディスク編

2016年01月14日 | Weblog
17インチ化を目指しているCR85

その前に先月、ブレーキチューンをしとりました。

ブレーキに厳しいと言われている榛名で、
CR85のノーマル、220mmディスク+シングルピストンキャリパーでは、
あっと言う間にフェード、
それでも騙し騙し走っていると、
遂にはディスクが歪み出しパッドを押し戻してしまうので
レバーがスカスカになっちゃう。
2周全開で走ったら、5周クールダウンしないと全く止まらない状態が続いて楽しく走れないんです。



でも、もともと12インチの寸足らずなスタイルが
好きじゃないので、今後も12インチにするつもりもなく、ブレーキの大きさには特に制約ななし。

じゃあいっその事巨大化しちゃおう!

て事で、まずはネットにて
流用出来そうなローターのサイズ調べ。

どうやらヤマハ系はローター中心のハブ穴が大きい物が多く、
また取り付け面と制動面のオフセットも0なものが多い。

ふむふむ。

85の車体に最適なローターサイズは?

いくらなんでも320mmじゃ大き過ぎるか。450モタードじゃあるまいし。

でもせっかくやるなら、
ソリッドよりもフローティングされてるローターの方が
カッコイイじゃん?!

で、CR85のハブと取り付けボルトが入るインナーの、
これに決定。

ヤマハ マジェスティ用298mmウェーブローター。

ヤフオクで1円スタート!

中華なArashiというメーカーですが、
日本車のOEMも製作している会社で
ネットでの評判も良く、
実際に油冷1100のリアに以前購入して使っているので、
造りも耐久性も問題無いのは体験済み。

これを約2500円で落札。

で、
普通ならハブの取り付け面を合わせる為に、ハブとディスクの間のアダプターは
断面をクランク状にしなきゃいけないんじゃないの?って錯覚する所ですが、

そんなのを外注で金属加工屋に出したら
幾ら取られるか・・

今回の予算からしたムリムリ。

じゃあただの平べったいアダプターにして、
ディスクはスペースに余裕のあるホイール側にオフセット取り付けしちゃえばいーじゃない。


ディスクが大きくなれば
スポークとのクリアランスはどんどん広がるのでキャリパーも問題無しでしょ。


アダプターには、6000番代の硬いアルミで5mm厚の物を使用。

これに、CRにあわせるハブ穴と、取り付けボルト穴4カ所、
そして流用するディスクの取り付け穴6カ所を
しっかり中心を合わせてPCDもずれない様にケガキます。


それが終わったら、サンダーで周りの余計な部分を切り落とし円盤に。

そして、中心のハブ穴のくり抜きに掛かります。

ザクザクっとドリルで穴開けて、
あとはバリを半円の棒ヤスリでひたすら
ケガキ線までゴリゴリと削っていきます。

電動糸鋸もあるので使ってみたけど、
このやり方の方が遥かに速い。




綺麗にハブ穴が開いたら、
ノーマルディスクを定規代わりにする為に
ぴったりと重ねて、ノーマルディスクの取り付け穴をガイドにして
穴開け加工。


こんな感じに取り付け。

この状態でホイールを回転させ、
次に穴を開ける流用ディスク取り付けのケガキ線が偏心してないかチェック。

大丈夫そうなので今度は流用ディスクをガイドにして
取り付け穴のドリル加工。


それを取り付け、ディスクもホイール側に装着して再び回転させて、
ディスクが偏心していないかチェック。


手作りでこんなもの出来るの??
て思うかも知れませんが、
きっちりと加工され面が出ている板を使えば、
ディスクの横方向の振れは理論的には出ないことになるので、
切断面が多少手作り感満載でもブレーキとしては機能するんですよ。

もし穴開けの時にズレて縦方向にブレが
出たとしても、1mmくらいだったら取り付け穴を長穴にして中心を合わせればいいだけ。



で、分かりにくいかも知れませんが、これが今回の298mmとノーマルを重ねてみた大きさ比較。

フローティングピンの後ろがノーマル、
ステンレスの制動面がまるまる追加された大きさって訳です。




さぁこんな感じで、案外簡単にディスクは付いちゃいました。

キャリパー編はまた後ほど・・・

コスパ最高

2016年01月07日 | Weblog
息子のPW50にロードタイヤを履かせて
榛名を走るために手に入れたホイール

PW用で探すと中古なのにバカ高いので
同じホイールを使っていた昔の古い原付の物。

全てリペイントして、1セットは使い、残り2セットは転売予定。


そして、榛名でロードタイヤだけ履かせて走っているCR85@嫁号を
せめて見た目だけでももう少しロードバイクぽく見せたくて
リムは極細だけど手に入れたスモールホイールのフロント17インチホイール。


古さもあり当然ベアリングはゴリゴリしてる訳で使うにしても売るにしてもベアリング交換は必須です。

で適当な鉄棒っこで反対側からベアリングの内側の段差を引っ掛けて叩き出そうとするんだけど、
中のカラーもベアリングと同じ内径なんでそうそう引っかからずろくに叩けない。

今までの大きなホイールは内径も太めだからなんとかそれでやってきたけど、
さすがに今回の小指も入らない細い径では
どうにもならない・・

PW用で1本だけはベアリング抜いてある物だったんだけど、残り2本とCRとで
「今回は3セットもあるし、こりゃそろそろ専用工具のベアリングプーラーを買わなくちゃかなー」
なんて思いつつも、ネットで調べると小1万くらいするんですねぇ

バイク屋に頼んだと思って仕方ないけど買うか~
なんて調べてたら、
なんか続々と「力技でコンクリートアンカーボルトを叩き込んで抜いた!」
みたいな先人たちの情報を見つけまして。

中華製の精度の悪い専用工具を安買いして
失敗するよりは、
まず100円もしないコンクリートアンカーを試す価値はあるだろうと
翌朝1番にホムセンにダッシュ!


正真正銘のコンクリートアンカーでしょ?

PWはベアリング内径10mmなのでアンカーも10mmの物を、
CRは内径12mmなのでアンカーは12mmの物。
もっと太いものもたくさんあり、
サイズが豊富なのにビックリ。

さて、10mmの穴に10mmの物は普通ぴったり過ぎて入らないんだけど、
1度クサビを取れば先割れになっているので
ハンマーで軽くコンコンと叩いてやれば入っていきます。

こうやって、ベアリングの厚さ分だけ挿入、間違っても中のカラーにまで届かない様に。

次に、ホイールごと裏返し、
挿入したアンカーが動かない様にしながら
硬いコンクリートなどに先を当てて、
アクスルの中に先ほど取ったクサビを入れ、アンカーと一緒に買った打ち抜き用の長ボルトでクサビをガンガンと叩き込んでアンカーを拡げてやります。

ここで躊躇するとベアリングにシッカリ掴まず抜けてしまうので、シッカリガンガンと。

そしたら次は、ハブの下に木っ端などを入れアンカーが浮く様にして、
先ほどと同じ様に長ボルトで打ち込むこと数回、
あっと言うまに下側にアンカーの刺さったベアリングが抜けおちました。


片側が取れてしまえは、反対側はホイールを裏返し、長ボルトも裏返してボルトヘッドの方で反対側のベアリングを内側から叩けばポロリ。

作業的には10分も掛かりません。

同じ要領でCRもPWのホイールもあっと言う間にこのとおり。


PWなんてスチールホイールで、サビてホイールとベアリングが張り付いてたはずなのに、
特にホイールをバーナーで炙ったりなんて余計な事もしてないで抜けましたからね。

今回買ったホムセンが、アンカーを1本単位ではなく、写真の様に2~5,6本づつの小分け販売しかなく、
まぁスペアが有っても良いなと思って10mm4本入り68円、
12mm2本入り128円で購入 (安っ)
打ち抜き用の長ボルトが1番高かくて200円で、
全部合わせても特殊工具代が396円!!

でも打ち込んだアンカーも、
アンカーの、反対側のネジ部分より細いボルトを入れて叩くと
打ち込んだクサビが抜けてくれるので再利用出来ちゃうので、1本単位で売ってるなら数十円で済んじゃいますのよ。。
複数本なんて必要無かったです。

もうね、バイク屋さんに持って行ったり、
高価な専用工具を買うのがバカらしくなるコストパフォーマンス!!

DIYサイコーです!