先日、福井在住の親友夫婦と待ち合わせをして
長野へ温泉旅行へ行ってきました。
その親友夫婦というのは、
実は嫁の親友で、私自身は会った事無いのですが、
嫁も１０数年会って居ないとの事、
なのに嫁の辞めたFbで私と友人が友達になっていたので、
嫁をビックリさせようと、嫁には内緒で現地でバッタリ会わせるという
サプライズ旅行でした。
現地の観光地にタイミングを合わせて入って、
いきなりの後ろから目隠し！！
作戦は大成功、ビックリし状況が把握できずに思考停止し固まる嫁を見て
我々３人は大爆笑！
もう最高でした！
その日はいっしょに温泉宿に泊まったのですが、
翌日は残念ながら長野市内は雨。
友人夫婦は新潟経由で帰る為、
白馬まで見送るつもりで一緒に向かったら
なんと対向車が屋根に雪を積んで走ってくるんです。
で、進めば進むほど雨が雪に変わり、
白馬の役場に問い合わせた所、
現地のひと達もタイヤ履き替え前でパニックで、
スリップ事故も起きているとの事。
友人は軽自動車だし、行かなきゃ帰れないってことで強行突破するというが、
うちは危険を冒す必要も無いので
途中で別れ平地に下りる事にしました。
で、午後は天気も回復し、
もう１泊予定の奥蓼科へ向かったのですが・・・
蓼科高原へ向かうビーナスラインに入ったとたんに
雨が降り出し、あっという間にそれが雪になり、
進めば進むほど一面銀世界！？！？！
宿近くの蓼科湖付近では道路ですら５cm位積もってしまって、
坂を上れなくなり立ち往生したりUターンしたりする車が居て、
進むほどにタイヤの跡も無くなり・・・・・
でも宿まではあと数キロまで来ているのと、
ラムの巨体でこの滑る状況の坂の斜面でUターンは
もうすでに不可能なので行けるとこまで行ってみる！事に。
ラムの駆動を４WDに切り替え、
（こだわってこだわって４駆にしといて良かった～！！）
ゆっくりアクセルを踏み込むも、
V8の怒濤のトルクはあっという間に４輪ホイールスピン。
軽や乗用車クラスのタイヤなら何とかなるくらいの積雪でも、
もうね、ノーマルタイヤで、３０５なんてぶっといタイヤじゃ、
このくらいの雪を踏み分ける事も出来ず、
ズルズルしながらもATのクリープ現象を推進力にくらいしか出来ない。
それでも何とか坂を登り、宿への路地に入ったが、
なんと宿の正面玄関入り口には３０m程の下り坂。
降雪のピークだったのと、宿の敷地で通行が無いので
まっさらの雪原ですわ。
宿の案内の方が迎えに出て来てくれて、
『まだ下の路面は凍結してないので、ゆっくり行けば大丈夫です！』
って言うけど、
ここまでの感じじゃ、あきらかに止まらねーよ？？と思いつつ、
ま、坂の下は左に曲がる前に１０M程スペースが見えたんで
いざとなりゃあそこに滑り込ませりゃ良いか～
なんて考え下り始め・・・・た・・
でスピードを殺す為にブレーキに足を掛けた瞬間にはロックして前後輪滑り出しましたよ～～！！
ラムにはABSも付いてるんですが、まあ基本アメリカンな馬鹿野郎なんでたいした制御も無く、
仕方ないんで、真横に向く前にブレーキをリリースしてある程度進行方向に車を進めてから
アナログなサニトラと昔乗っていたCR-Xで鍛えた人間ABSを発揮、
車の向きを立て直しながら坂の終わりで程なく停止、
奥のエスケープゾーンに突っ込む事も無く事なきを得ました。
横で歩いていた案内係のお兄さんも、車が斜めに滑り出した時はボディに手を出し
停めようと必死の形相でしたが、
２.５トンもある巨体がそんな事で停まる訳も無く、
むしろガードレールに挟まれでもしたら死ぬところでしたよ！
まあ、お客様の車を何とかしなくちゃ！！ってとっさに手が出たんでしょうね。
運転手の私本人は、
CR-X時代で冬には毎週スキー場に行っていて、
雪道やアイスバーンでガンガンサイドブレーキ引いたり
ブレーキをガツガツ踏んでわざと滑らせて遊んでいたんで、
『ね～！やっぱすべったでしょ～～♪』くらい冷静だったんですがね。
それよりも、
このまま夜も降り続いて
明日山を下れなくて帰れなくなるんじゃないのかって方が心配だった。
でも心配した雪も夜半前には止み、
翌日は朝日も出る位に天候回復。
そとのビーナスラインは夜のうちに除雪＆融雪剤で
全く問題無いくらいになってました。
これはチェックアウト後の宿への路地。
もう雪自体も半分以上解けてしっまってるし、
先にチェックアウトした車の跡で路面も見えてます。
この程度ですらアクセル踏んでもブレーキ踏んでもラムちゃんは暴れ出してましたけどね。
しかし、紅葉を観に行った温泉で
思いがけない雪見風呂を堪能できて嫁も息子も大満足だった様です。
