UP GRADE LIFE

カスタムペイント アップグレードカラーズ の営業 & 遊びBlog 。
東京から群馬へ移住し、薪ストーブライフ満喫中!

被災地の今

2011年08月20日 | Weblog
先日、お盆に母の故郷の仙台に行ってきました。

行きは深夜にも関わらず東北道の長い長い渋滞にハマり、
クーラー無し&強化クラッチのサニトラでは
人間にも車にも負担が大きいので、
途中から下道で向かいました。


向こうでの用事を済ませ、翌日帰路に付く前に、
仙台市内から車で数分ほどの、
あの大津波に襲われた海沿いの地域を見に行きました。

震災からもう5ヶ月も経っているのに
まだまだ瓦礫は散乱し、
水田は塩水につかり見放され、
住宅は基礎を残して跡形もなく、
鉄骨は大きくひしゃげて折れ曲がり、
くず鉄の様に自動車が転がっていた。
私が住んでいた頃に遊びにきていた風景とは一変していました。

被災地で暮らしていない我々には
どこかフィクション映画のような感じがあったが、これが現実。
人々の暮らしや財産、夢や思い出、
そして大切な人が、あの日一瞬で無くなってしまった。

その場に実際に経ってみて、言葉が出なかった。


でも、

きっと、きっと、以前の様に復興する事でしょう。
がんばれ!




被災した沿岸を走り、そのまま福島へ入ると程なくして、
国道6号線は物々しい警備車輌によって
通行止めとなってしまいました。

原発事故の立ち入り禁止区域。


ここでも市民の生活が断絶される現実を見ました。
後何年この状態が続かねばならないのでしょうか?



自宅が無くなってしまった方々、
自宅があるのに帰れなくなってしまった方々
本当に辛い日々をいまだに過ごしているんですね。

運転しながら、被害の無かった自分の暮らしやこれからの生活等、
いろいろ考えさせられました。



その後の道路情報で
これまた東北道のUターンラッシュで30km+20km+αという
渋滞情報が入ったので、
高速は諦めてそのまま下道国道をひた走り、
仙台市内を出てから約12時間かかって深夜に自宅に帰還しました。


帰って来られる家がある。
これ以上の幸せがあるだろうか。