陸上自衛隊第11旅団は17日、中東のゴラン高原で活動する「国連兵力引き離し監視隊」(UNDOF)に派遣する隊員の「出発見送り行事」を真駒内駐屯地で実施した。
ゴラン高原はイスラエル、シリア、レバノン、ヨルダンの国境に接する要衝。 1967年に勃発した第三次中東戦争でイスラエルがシリアに侵攻し、ゴラン高原を占領して以降、両国が領有権を争っている。国連は第四次中東戦争が停戦と なった74年にUNDOFを設置し、両国の停戦合意実施を監視しており、日本は96年から自衛隊をUNDOFの後方支援部隊として派遣している。
今回、派遣されるのは現地で生活物資の輸送や道路補修などを行う第28次ゴラン高原派遣輸送隊の43人。このうち、見送り行事には第11旅団と北部方面直轄部隊から選抜された計33人が参加した。
見送り行事では、第11旅団長の松川史郎陸将補が「来年3月に誰一人欠けることなく帰ってきてほしい」と訓示。派遣隊員は駐屯地内を行進し、家族や駐屯地内の隊員約2000人に見送られた。派遣期間は9月末から来年3月末まで。(文、写真・糸田)
写真・万歳三唱で派遣隊員を送り出し
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