2020年9月18日 11時28分
【ニューヨーク=共同】ユニークな科学研究などに贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が17日、オンラインで開かれた。ワニの発声方法を研究する中で、ヘリウムガスを使うとワニのうなり声も高くなることを発見した京都大霊長類研究所(愛知県犬山市)の西村剛准教授(45)らの国際研究チームが音響賞を受賞した。
日本人のイグ・ノーベル賞受賞は14年連続。西村准教授は共同通信に対し「マニアックな研究にも着目してもらえたのは非常にありがたいことだ」と喜びを語った。
研究は、中国原産の希少なワニ「ヨウスコウワニ」が入る水槽にヘリウムガスと酸素を充満させ、うなり声を録音。約400ヘルツの音声が倍の約800ヘルツと高くなったことから、人などの哺乳類と同じように声帯の上にある器官「声道」で空気を共鳴させて発声していることを突き止めた。
西村准教授によると、ワニと分類上近い恐竜も同様の方法で発声していた可能性が高いという。研究チームは他にオーストリアや米国などの研究者で構成される。
授賞式は例年、米東部ケンブリッジのハーバード大で開かれていたが、今年は新型コロナウイルス流行を受けてオンライン開催となった。
イグ・ノーベル賞は、ノーベル賞へのパロディーの意味合いも込めて米国の科学ユーモア雑誌が1991年に創設。今年は平和賞、物理学賞など10部門で授与された。
◆コロナ禍、日常を考え直す機会に
イグ・ノーベル賞創設者マーク・エイブラハムズさんのコメント 私たちは、世界を変えたと思っています。希望的観測ですが、ほんの少しぐらいは。世界中で、あらゆる事柄が伝統的に「良いか、悪いか」、「真面目か、ふざけているか」、「重要か、取るに足らないのか」のどちらかに分類されています。イグ・ノーベル賞は、その全ての評価に当てはまる功績をたたえます。世界的なコロナウイルスの感染拡大は、世界中の人たちに、日常のあらゆることを考え直す機会を与えました。偉い人たちが「これは良くて、あれはだめ」「これは重要だけど、あれはどうでもいい」と私たちに信じ込ませてきた価値観が、とんだ「お笑い」になるかもしれません。
・「A Chinese alligator in heliox: formant frequencies in a crocodilian(ヘリオックス中のヨウスコウワニ:ワニのフォルマントの周波数)」
The 30th First Annual Ig Nobel Prize Ceremony
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