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保守記事.44-4 かなしい、しらせ

2007-11-14 12:03:29 | 記事保守

南極観測船「しらせ」廃船へ 最終航海へきょう出発

2007年11月14日03時03分

 南極観測船「しらせ」の保存が絶望的になってきた。維持費が高く、引き取り手がみつからないためだ。「せめて名前だけでも残して」との声が寄せられ、再 来年就航の新船に「しらせ」という名前が継承されることが、13日の南極地域観測統合推進本部の総会で決まった。現在の「しらせ」は14日、最後の南極航 海に出発する。

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保存が絶望的になった南極観測船「しらせ」。最後の国内就航で10月、名古屋港に立ち寄った

 「しらせ」は3代目南極観測船として83年以来、24回南極へ航海した。文部科学省と防衛省が、来春の退役後の活用を自治体を通じて各方面に問い合わせてきたが、どこからも手はあがらなかった。展示用の改修費や維持費が巨額なためだ。

 東京都品川区の船の科学館に係留展示されている初代観測船「宗谷」は、年間維持費6千万円以上。名古屋港の2代目観測船の「ふじ」は展示用の改修などに13億円かかり、年間3000万円以上の維持費、さらに数年おきに数百万~数千万円の修繕費がかかる。

 「しらせ」は自衛艦のため、海外への売却が難しく、今後も運航させるには整備や点検などに約90億円かかりそうだ。「費用を工面できるところが現れない 限り、廃船しか道は残されていない」(文科省海洋地球課)という状況に、「名前だけでも残せないか」との声が、日本人初の南極探検家・白瀬矗(のぶ)中尉 の出身地、秋田県にかほ市(旧・金浦町)や南極観測隊OBらから高まっていた。

 新船の名前は8~9月に公募。現存する船名は対象外とされていたが、「しらせ」の応募が多数あった。また1位の「ゆきはら」に投票した にかほ市民からも、「日本人と南極にとって最も意味が深い『しらせ』に応募したかった」などという手紙が約700通も寄せられた。船名選考委員会は、新船 就航前に今の船籍はなくなるので同じ名前でも混乱は生じないと判断。改めて選考対象に加えたうえで、「南極にちなんだ名で、世界によく知られている」と判 断した。

【過去記事】保守記事.44 よみがえるか?
保守記事.44-2 踏ん張れるか?
保守記事.44-3 よみがえるか?
保守記事.58 一転、哀れ。。。。



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