誘拐の修道女ら解放 ボコ・ハラム犯行か カメルーン
石田博士
2014年6月2日13時55分
アフリカのカメルーン北部で4月はじめに何者かに誘拐されたカトリック系のイタリア人聖職者2人とカナダ人修道女1人が無事解放された。1日、バチカン(ローマ法王庁)とイタリア外務省が発表した。
犯行声明は出ていないが、ロイター通信によるとカメルーン当局は隣国ナイジェリアを拠点とするイスラム武装勢力「ボコ・ハラム」による犯行とみている。3人が援助活動を行っていた地域は、ナイジェリア国境に近い。ボコ・ハラムはキリスト教徒らを狙った無差別テロを繰り返し、4月にはナイジェリアで女子生徒200人以上を誘拐している。(石田博士)