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どうでもいいです、の話

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保守記事.134 きっと来る、きっと来る!

2006-11-28 17:49:31 | 記事保守
日食ファン来襲? 身構える島 鹿児島・十島(朝日新聞) - goo ニュース
2006年11月26日(日)13:59

 09年7月22日、46年ぶりに日本国内で見られる皆既日食を巡って、人口約700人の鹿児島県十島(としま)村が悲鳴を上げている。6分間の天 文ショーを見るために、世界中から数千人の見物客が訪れる可能性があるためだ。村は対策会議をつくって受け入れ態勢を検討中だが、村の七つの島を結ぶ村営 フェリーは週2便しかなく、宿泊施設や水・食料の調達など問題は山積。「世紀の6分間」に向けて、4年越しの準備が続いている。

 皆既日食が見られるのは奄美大島の北にある十島村のトカラ列島。周辺の離島でも観測できるが、時間は半分ほどだ。なかでも人口約80人の悪石(あくせき)島は、午前10時53分から6分25秒と、国内で最も長く皆既日食が見られるスポットだ。

 国立天文台によると、「5分を超える皆既日食は珍しく、さらに日本国内で観測できるのは非常にまれ」という。前回日本で観測されたのは北海道で、63年7月21日だった。09年の次は35年だが、観測できるのは3分弱という。

 皆既日食には、天文ファンだけでなく、世界各地を渡り歩くマニアもいる。村が調べたところ、今年3月29日にアフリカで観測された皆既日食には、エジプトの町に日本人約300人を含む約7万人が訪れたという。

 村は「前代未聞」の観光客数に対応するため、役場の職員23人の約半数をあてて「皆既日食対策会議」を立ち上げた。

 最も頭を痛めているのは観光客の輸送手段、宿泊、水・食料の調達だ。

 トカラ列島唯一の交通手段は、週2便運航している定員200人の村営フェリー。島の港湾は小さく、大型船は接岸できない。村は村営フェリーでピストン輸送するほか、新たにフェリーのチャーターを検討中だ。

 7島には民宿が計26軒があるが、収容できるのは計315人。村企画観光課は「上陸してもらわないと島に金が落ちない。かといって、収容できる人数には限界がある」といい、約3000人分のテント村を設営して乗り切ろうとしている。

 島内には食堂がなく、水道も住民分を賄う給水能力しかない。観光客が自炊したり地元が炊き出ししたりする選択肢や、ミネラルウオーターの販売、簡易トイレのレンタルも検討している。

 外部の知恵を借りようと、今夏にはインターネットでアンケートを実施した。全国から約700人が回答。中には皆既日食を見に海外へも足を運んだ人 も多く、「マニアはどこへでも行くので不便は覚悟」「英語の案内も必要」「ゴミ問題の対策を」といったアドバイスから、「ハブにかまれる事故も考慮して」 など様々な要望が届いた。

 また、回答者のうち4割は「日食を通じてトカラ列島を初めて知った」と答え、「トカラ列島で日食を見たい」という人は8割に上った。

 村は「トカラ列島を知ってもらうには皆既日食は絶好の機会だが、たった6分間のために島のインフラを整備するのは無理。全県的な支援を頼みたい」と話している。



保守記事.103-2 サブカルチャーかカルチャーか?

2006-11-28 10:45:52 | 記事保守

「能舞エヴァンゲリオン」…アニメ、古典に新境地

2006年11月25日
 名作アニメ「機動戦士ガンダム」が講談に、「新世紀エヴァンゲリオン」が能になった。ガンダムなどモビルスーツ同士の戦闘が合戦の修羅場読みになり、ク ローン兵器であるエヴァに取り込まれた母の魂が鬼女の嘆きを発し、と意外な“シンクロ”を見せる。新旧の表現の融合から、ニュータイプの日本文化が生まれ るのか?

●エヴァンゲリオン×能

 「ここやかしこに走りめぐり、火花を散らして戦いしが――」

 金春流の若手能楽師山井綱雄が、暴走するエヴァ初号機となって舞う。綱雄のシテ、井上貴覚と中村昌弘の地謡、山口喬司の企画・原案による「能舞エヴァンゲリオン」が17日、埼玉県越谷市のこしがや能楽堂で試演された。

 「エヴァ」の製作会社ガイナックスがホームページで1月から始めた企画「EVA AT WORK」の一つ。日本画やタトゥーなど様々な分野のアーティストに、「エヴァ」を題材とした作品を委嘱してきた。

 「アニメで印象的だったのは、パイロットである息子シンジを思う初号機の激しい母性愛。これをテーマに、若い人に能のすばらしさが伝わる作品になれば、と思った」と綱雄。

 既存の5曲を用い、「清経」でシンジの苦しみを、「生田敦盛」で修羅の戦いを、「恋重荷」で我が子を見守る母の心を表現した。

 一般上演はしないが、12月23日からガイナックスのHP(http://www.gainax.co.jp/eaw/)で動画を公開する。

●ガンダム×講談

 「その日のガトーのいでたちを見てあれば、右手(めて)にビームライフル左手(ゆんで)にジャイアントバズーカ腰にザクマシンガンを帯び、兜(かぶと)には指揮官用の角飾り――」

 若手講談師の旭堂南半球が、「明智左馬助琵琶の湖水渡り」を基に創作した、ガンダム外伝「アナベル・ガトーの奮戦」修羅場読みのくだりだ。

 大学卒業のころ講談を初めて聴いた時、1話ずつ山場が来る続き読みの手法に「これはガンダムやんか」と思った。

 「セリフに力がある『ガンダム』の魅力は、言葉だけでも伝えられるはず」と、「ガンダム講談化計画」を胸に秘め00年、現4代目南陵に入門。古典約40 席をけいこして経験を積み、今年3月にガンダム講談を初披露した。袴(はかま)の紋にジオン軍のマークを入れるなど、高座姿もガンダムらしくして上演す る。10月には大阪で独演会もした。

 南半球は「一人一人が孤立しているぼくらの世代でも、ガンダムという祭りを媒介すれば仲間とのつながりを持てる。講談会がそんな場になれば」と、各地での講談会を計画している。

「能舞エヴァンゲリオン」から、初号機を模した面をつけ舞う山井綱雄=埼玉県越谷市で

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