今日から、数回に分けて当社が実際に
取り組んでいるSDGsについて、どんな事
に取り組んでいるのか?報告をしてみよう
と思い立ちました。こんな小さな零細企業に
出来る事は限られていますが、それでも
地域貢献を含めて、どんな取り組みか?
本日は、農業に取り組みを始めた苔栽培。
現在、苔栽培に使用している圃場の面積は
1.1haになっております。耕作放棄地を
耕作地に戻し、二酸化炭素を吸収し酸素に
変換する率が非常に高い藻類シダ類の分類で
ハイコケを中心に栽培し、空気を綺麗にする
役目を担っております。面積を増やせば
それだけ沢山の酸素を放出する事の出来る
万能な植物ですが、問題は栽培しても売り先を
確立するのが大変難しい事です。
毎年本業を圧迫しているのが、この苔事業部
の苔栽培事業です。
さて何が問題なのか?今日は書いてしまいます。
まず、苔はデリケートな植物で、植えてもすべてが
製品になるものではない。ロス率が高い植物。
次に、出来た苔を販売するために生産するより
何倍も苦労をする売り先の確保を探す事です。
売り上げ0円~今の状態になるまで、7年間の
時間を要し、取引先との連携を図りました。
最後に、苔生産者の苔の全量買い取りを実施
し、苔生産者を守るための、土台作りを行った。
この取り組みによって、会社自体は未だに経営を圧迫
され、苦しみもがいている状態から、脱却できない
蟻地獄のような、月日を過ごしています。
だけど、これが本当のSGDsだと、感じています。
「持続可能な開発目標」と言うのは簡単ですが、
これを持続するために、苔生産者の苔の全量買い取り
をし、全国に販売するために毎年自社だけで展示会に
出展し、苔の生産拡大のためにパレット等も無償で
生産者に貸し出し、一緒に頑張りましょうと笑って
生産拡大のために、奔走をしています。なぜそこまで?
よく言われるのが、江津市と県から補助金を沢山
もらっているからだと、痛い事を言われてるんですが、
当社は、圃場を作るのも農業社員を採用するのも一切の
補助は頂いておりません。今まで補助をして頂いたのは
生産の研究の為のハウスの建設と灌水設備の整備を
行ったときの事業費の半額と、展示会出展時の出展
費用の平均60%だけの補助を頂いたのみです。
長文になってしまったので、これぐらいにして
酸素を沢山放出するコケ栽培を通じて、地球の温暖化
の歯止めに役立つSDGsど真ん中の環境にやさしい
事業に今後も取り組み、苔生産者も守る事業を続けて
行きます。会社が倒産しないように、皆さんに
沢山の注文を頂いて、今年こそは赤字を脱却したいと
心に決めています。第二弾に期待してください。