海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

空が好きです 海が好きです

2007-10-23 19:01:31 | 詩集
10月18日から20日までお店をお休み 電話が鳴った西塚栄治さんからだ。「春菜ちゃぁ~ん どこいっとったげねぇ~ いっつも休んだことないがに 18日に 日展の作品が完成して 一段落して ふと ハンドルを握ったら春菜ちゃんとこまで来たんやぞ~ 残念なことに 店なー閉まっとったげねぇ~逢いたかったげぞぉ~」そういえば。。。先生はインターネットも見ることもできないしメールもできない通信は携帯の着信履歴ならOK!う~ん。。。「せんせいごめんなさい~携帯を洗濯機の中に入れてしまい。。。連絡がとれなかったのぉ~」ブログを見てくれている人には 海とオルゴールのおばちゃんの特別な事情の休日は伝わるけど 見ていない人には伝わらない時前に連絡しておくのが親切であったことに こころから先生に詫びた一年目はだぁれも来なくて 二年目はチラホラと来てくれて三年目は人から人へこんな辺鄙な田舎の海とオルゴールへ一時間も二時間も三時間もハンドルを握って来てくださる居なかった自分を責めていた どんな嵐だろうが強風だろうが台風だろうが へこたれず咲くパイナップルリリーの花が咲いていた 同じところに種ができましたこの調子だと たくさん種を付けてくれそうです 玄関横のガーデンでは 秋の山野草が風に揺れてゆらゆらとそよそよと白のほわほわした花が見事に咲き出してきました黄の蝶 白の蝶が ひらひらと花と遊ぶ姿が目に止まります クチュクチュ~って鳴く一羽のイソヒヨドリ 綺麗な青い羽の鳥 秋の深まりと共に木の実を探しに今日も海とオルゴールへやってきますケッケッケッケって屋根から鳥の声が聞こえてくる忍び足で海側へ出て そぉーーーと上を見上げたらスポットライトに羽を休めている 一瞬 目と目が合うサァーーと また逃げられてしまった 今日 発見したことは クチュクチュクチュ~の声とケッケッケッケの声はいつも逃げてしまう 青い鳥だということ最近感じたことは ここは自然になれる場所で 鳥とも密かに仲良くお話もできる場所かなぁ~しかし なぜ青い鳥がケッケッケって鳴く声をかえるのか謎がある 不思議な鳥の声に一人考えてしまったかもね~ 一台の車が止ったなにか いつもと違う空気が伝わるすぐに玄関へ出てお出迎えしました 車椅子を操作するわたしがいるスロープから玄関へ 玄関からテーブルへ誘導した 三年前の建設段階では 打ち合わせを念入りにしてバリアフリーを伝え続けていました完成して 県にバリアフリーの店舗の申請に出向くとあと間口が3cm足りませんあきらめていたバリアフリーが脳裏を過ぎりますわたしの頭の中ではあと3cmがでも 違う。。。今日 おいでになられた女性からの声に救われたことは「3cm足りないなんて 違う 店内は車椅子だって トイレだって車椅子ごと入れる 車椅子で入店できる店です もっともっと広めますよ」その声が心に響いていた 誰もなりたくて 動かれなくなったんじゃない動かれない身体を受け入れることにどれだけ 辛かったでしょうこんな辺鄙な田舎の店ですが いつでも気持ちはバリアフリーですいつでも来てくださいねそう言葉を発したとたん。。。車椅子の女性の声の涙が車から耳に入る。。。慌てて 手をしっかり握り締めていた。。。 どんな人でも 来て欲しい 来て下さい その想いが伝わった今日は伝わった 綺麗な海を見て 綺麗って言える そんな人が好きです綺麗な空を見て 綺麗って言える そんな人が好きです 海も空も鳥も花も風も森も。。。みんなみんなひとつにつながっているよナンバーワンになることも なにかを失うこともけんかすることもここには ないよ  ただいえることは。。。目に映る海と空があなたの目に飛び込んだ瞬間から。。。こころが晴れるここは 心と身体を癒してくれる特別な場所かな 東京の都会で感じたこと 得たものは 目に映る全てがビルで 人で  ここへ帰って感じたことは 得るものは 目に映る全てが自然と一体であること ここに来てよかった その声が心が届く瞬間が海とオルゴールかな 見上げればビル 人 人 人 信号が青になると 人に紛れ込んでしまうウゥゥゥゥーーー まるで映画で見た光景が現実に都会では 日常化しているその場所で チュウケンハチコウの銅像を目にした瞬間なぜだか 涙が溢れてきた都会のハチコウの姿をそっと眺めた夜の都会 もし あなたのこころが行き止りになったときこの場所を思い出して欲しい遮るものなど何もない海と空のことを。。。  ~海とオルゴール~