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政府 皇位継承などで新たな有識者会議設置含め検討…まさかの「あれ」か?

2020-12-15 11:02:37 | 皇位継承
政府 皇位継承などで新たな有識者会議設置含め検討
(12月12日NHK)
安定的な皇位継承の確保や皇族数の減少などの課題を議論するため、政府は、新たな有識者会議を設置することも含め、検討を進めています。
安定的な皇位継承の確保や皇族数の減少などの課題をめぐり政府は、速やかな検討を求める国会の要請を踏まえ、今後、議論を進める方針です。

これに関連して、大島・衆議院議長は、11日、「まずは政府において、粛々と検討に入ってもらいたい。菅内閣のもとで国民の理解と共感を得られる結論が出ればいいと思う」と述べました。

一方、皇室の公務の負担を軽減するため、政府内では、結婚で皇室を離れた女性皇族に、「皇女」という呼称で、国家公務員として公務を続けてもらう案が出ています。

こうした状況をふまえ、政府は、さまざまな課題を議論するため、新たな有識者会議を設置することも含めて検討を進めています。

また、議論は静かな環境のもとで行う必要があるとして、今後の政治情勢などを慎重に見極めながら対応することにしています。


最後が2行は意味不明ですが…。とりあえずコロナ禍の今は議論はしない。ということでしょうか。
菅政権がいつまで保つか解らないうえに、コロナ対策と来年のオリンピックをどうするかで手一杯、皇位継承問題など議論していられません。
というところでしょうか。

しかし、男系男子天皇を推す者は安心していられません。
有識者会議が設置されたときには、政府の方針はすでに決まっていると見るのが大人の常識。有識者会議の方向性に世論のムードも反対ではないと見たら、GOでしょう。
女性宮家創設、旧宮家の復籍、皇女制度が国民から支持を得られないとなると、次に出てくる案は何でしょうか。
私は、天皇の娘に限る皇位継承権の無い女性宮家創設。ではないかと予測しています。
そして、女性宮家の配偶者を旧宮家系の男系男子に限り、生まれた子供の男子のみ皇位継承を認める。
宮家創設は男女平等。皇位継承は男系男子。
これなら、女性宮家創設に反対する者、旧宮家復籍に反対する者、男女平等派もある程度は納得できるでしょう。
皇位継承順位は男系で見るので、例えば愛子内親王が旧宮家の男系男子と結婚して男子が生まれても、悠仁殿下はもちろん、悠仁殿下のお子様より継承順位は下になりますので、秋篠宮家の正統性を支持する者も納得できるはずです。

「ただ、今回のように“押し通すほうが勝ち”という風潮が広まれば、世間にとってはあまりよい影響を及ぼさない気がしてなりません。“私”を押し通した生き方でロイヤルファミリーと縁を持つ立場にまで昇りつめる。そんな一家が本当に皇室と関わりをもっていいのか甚だ疑問が残ります。
辛酸なめ子「週刊新潮」2020年12月10日号 掲載 

「押し通したものが勝ち」は、小室ばかりでなく、雅子皇后にも言えそうですが。それはまた別の機会に。

私は、眞子内親王にはすっかり失望し、行動的であっても何も考えて無さそうな佳子内親王にも期待していません。
女性宮家創設を「天皇の娘」に限るとしたら、将来眞子内親王、佳子内親王も対象になる可能性がありますね。
お二人を除外して「天皇の娘」を規定するにはどうすれば良いのか。
私が女性宮家として許容できる「天皇の娘」は、清子内親王、愛子内親王、将来の天皇である悠仁殿下の娘です。

皇位継承は男系男子という大原則を堅持するのなら、継承権の無い女性宮家の創設も悪くない。
野に散った貴種が伝えた貴種にも素晴らしいものが伝えられているかもしれない。
野の貴種が天皇の娘を通じて素晴らしいものを花開かせる、かも、しれない。

私は、憲法のもと、二人の結婚を認めざるを得なかった秋篠宮の胸中はお察しいたしますが、それでも娘可愛さに小室に皇室パワーで便宜を与えることを容認し、娘の将来のために正式な結婚への体裁を整えようとする秋篠宮殿下の親心は理解はできますが、一国民としては甚だ不満です。