横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

教科書もいろいろ(ユニバーサルデザイン)

2016-05-31 15:58:03 | 発達や学習が心配
今日は少し汗ばむくらいの過ごしやすい1日。

昨日はあいにくの雨でした・・・

久しぶりの月曜日の休業日だったので、

ふらふらと書店に入り、教科書のコーナー

に行ってみました。

横浜市の一般級はどの区も同じ教科書です。

私立は学校によっていろいろ。

すると、すごく薄い国語の教科書を発見。




三省堂の教科書です。店員さんにきくと、

厚い教科書と2冊セットで使うようになっているとのこと。

中を見ると、



これは、6年生の教科書なのに、いっぱい「ルビ」

ついています!

さらに、行間が広く、「見やすい。」

教科書は、色や文字に配慮して、いろいろなニーズをもつ

子どもたちのために「ユニバーサルデザイン」を

採り入れつつあります。

三省堂は、フォントも工夫しているようです。

三省堂

社会の4年生~5・6年生の教科書になると、

1ページの中の資料が多く、色や形式がいろいろで

「情報量」の多さにびっくりしてしまう子どももいます。

テストもです。

「学習内容は分かって」いても、設題や解答欄の「場所」を

見落としてしまい、答えない問題がでてきたり

資料が多いために、「情報を整理すること」が

苦手だったりする困難さをもつこともあります。

そういえば、5年生の社会の時間では、

せまい机の上に「教科書」「資料集」「ノート」

「先生のプリント」

さらにときには「色鉛筆」・いつもの「筆箱」も

のっていて、先生の話に合わせて

「あっちの資料・こっちの資料」を見て

ノートも書いて・・・と大忙しだったことを

思い出しました。

それぞれが「広げられる」とかなりのスペースをとります。

さらに、重ねると下から別のものを出すときに

ページがずれたり、冊子を下に落としたり・・・。

「一つの資料から単一的に考えるのではなく、

複数の資料を使って関連性をとらえる」
ことは

どの教科でもとても大切なことです。

最近の入試や全国テストでもそんな問題が

どの教科にも見られます。

グラフの細かい目盛りがゆがんで見えたり、

漢字が1文字読めないために資料を読み取れなかったり

そんな「困難さ」が少しでも「楽」になるような

教科書やテストが増えてくるとよいなあ、と思います。

そんな中で見つけた素敵な教科書でした。





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ちょっとしんどいときは、減らして・減らして・・・

2016-05-24 14:13:53 | 発達や学習が心配
5月もいつの間にか末に近づき・・・

新学期が始まってもうすぐ2か月なんですね~。

急に暑くなって、からだが追いつくのが大変!



とっても疲れたり、

やらなきゃいけないと分かっていても

動けなかったりするとき

「目の前」にあるものを

思い浮かべて

「優先順位をつける」

または、

思い切って
「減らす」

あれもできない・これもできない

あれもやらねば・これもやらねば

といっぱいい・いっぱいだと

「前」に進む元気も半減!

学校だと「宿題」というノルマがあります。

これは避けては通れないのですが・・・

本当に「しんどい」ときは、いくら叱られても

・・・・進まないですよね~。

全く手をつけないのもなんなので、

半分やってとりあえず、「提出」。

残りは「分割」にしていただくとか・・・。

「やらない」のではなく、「少しずつ取り組む」。

家では、明日の用意、服たたみ、習い事、

家の手伝い、もろもろあると思いますが

「これだけは」を残し、エネルギーの「充電」のために

思い切って(いっぺんに)やることを「減らす」。



くまモンの女の子バージョン?

・・・頭の片隅に「やらなくちゃいけないこと」が

必ず残っているので「ちょっとゆるめる」感じで。

まあ、これがずっと続くようであれば、

その子にとって「課題が大きすぎる・多すぎる」のかもしれません。



机やタンスの「引き出し」の中を減らしてみると

「いるもの」「いらないもの」がはっきりして

残ったものを「大事に」思える。

心の「ノルマ」も同じように減らしていけば、

きっと残ったものに気持ちを注げるはず。

たまった宿題をみるのはつらいことですが、

1ページ全部やらずに、今日は「半分」というだけで

取り組む「元気」がでてくるかもしれません。

例えば、ドリルだったら、1問だけ見えるようにして

残りを紙でかくしてしまうのもいいです。

毎日この紙をずらしていくといつの間にか

「終わった!」

また、お子さんによっては、「ページ~」というより

「~分(ふん)だけがんばろう」のように

制限時間(あまり「~時間」という

長い単位でなく)をかけた方が意欲がわくこともあります。

きっと大人もいっぱい・いっぱいのときは、

なにが減らせるか考えてみるのも「らく」になる手段かも。

あ、きっとコレ私が自分に言い聞かせてる!


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遠足のスキル?

2016-05-16 14:52:56 | 発達や学習が心配
さわやかな5月。

5月、と言えば、「遠足」。

わくわくして前の晩眠れなかったりして・・・

・・・でもなかには、不安でいっぱいの子も(おうちの方も?)

並んで歩く

列からついついはみ出しちゃう子も

「みんなでいっしょに行動しましょう。」

蝶や虫が気になって追いかけてしまううち、

ぜんぜん違う方向に行ってしまったりして

「なかよくグループでお弁当を食べましょう。」

友達に合わせるのは疲れるので

一人で食べたいな~

「みんなでごちそうさまをしましょう。」

大好きなデザートがまだ終わらないから

もうちょっと食べていたい

「お弁当の片づけをしましょう。」

あれ、どうやって包んであったっけ?



風でシートがあおられて何度やってもたためない

「そろそろ帰りますよ。」

なんか帽子をかぶってきた気がするんだけど、

なくなってる!

「2列で並んで歩きましょう。」

つかれっちゃったよ、おんぶ~。

電車の中でつい、水筒のお茶を飲んでしまう。

     「電車の中では食べたり飲んだりはだめでしょ。」

なんでいけないの?のどからからだよ。



朝から帰りまで「集団」で行動するのは、かなり疲れます。

(先生方、本当にお疲れさまです!!)

「合わせる」ことにストレスを感じる・・・・

さらに、「たたんだり」「結んだり」「しまったり」する

「スキル」に苦手さがある場合、行動のテンポがおくれがちです。

「慣れない」場所に「不安」が大きな子どももいます。

(新鮮さはなくなりますが、前もって「下見」しておくのは

不安軽減に役立ちます)

「たたむ」「結ぶ」「しまう」は前もって「練習」しておいて

当日は多少うまくなくても「目をつぶって」。

また、いろいろ準備していても「突発的なこと」が

起きるのはよくあること。

例えば、おはし忘れとか・・・。

(教員のときは、わりばし3膳はもっていきました・・・

 水辺があるときは、ショートパンツも用意!)

そんなとき、「助けて」が出せるようにしておくのも

大切なことです。

保護者は、ここまでやったら、

「なんとかなるさ」と思って笑顔で

送り出してくださいね。



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「どんな絶望にも光はある」・・・すごい!

2016-05-10 21:24:54 | 発達や学習が心配
昨晩、たまたまNHKを見ていたら、

「ザ・プロフェッショナル~仕事の流儀~」

自殺防止のために活動しているNPOの佐藤さん、

という方をとりあげていました。

静かな語り口の中に確固たる自信を感じる・・・。

ご自身が本当に数多の「修羅場」をくぐってきたからこそ

一言の重みの「風格」を感じました。

そこで冒頭の

「どんな絶望にも光はある」

私はまだまだそんな境地には達していませんが、

重みのあることばです。

番組では倒産寸前の方が、佐藤さんのかかわりで

前を向いて歩いていこう、というふうになるまでの

様子を放送していました。

はじめは、「寄り添う」ところから始まり、

問題点を明らかにし、

その人が本当はどんなことを望んでいるのか

そのためには何をしたらよいのか

また、どうやってそれを行うのか


回を重ねるごとにより具体的な方針が

立っていきます。

「ここからが本題です(だったかな・・・)」


この場面にきて、

そうだ!ここ!

と思わず、身を乗り出しました。


心を落ち着けたいときって、海の「波」の音を聞いたりするのもいいですね・・・。

何か大変なことがあったとき、人に相談すると、

「大変よね~」で終わってしまったり、

絶対にできそうでないことをサジェスチョンされたり、

ということがあっても、

その人自身の力で(もしくは、少し力を借りて)

その人自身が望んでいる方向に進む「推進力」

もらえることって
そうそうありません。

こんな人のサポートをぜひ、受けたい!

・・・うまいなあ!と感心しきり。


私も多くの子どもや保護者・支援者とかかわりながら

経験を(さらに)積んで、佐藤さんのようになりたい、と

思った昨晩でした。




windows10にしてみました。
まだ勝手が分からない・・・ですが、きっといいことあるはず。

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「教える側」の特性もある?ある・ある・・・

2016-05-02 14:58:14 | 発達や学習が心配
「なんで今日学校があるの・?」

と言った(思った)子どもは全国で何人いるかしら?

3日学校を休んで1日行って、また休み・・・。

今年のカレンダーの「都合」ですが、

なかなか「ゴールデン」にならないですね・・・。

ともあれ、学校から帰ったら、「3連休」です!

大人はかえって「疲れる」かもしれませんが・・・。



ipadを購入し、しばらくたつのですが、

ぜんぜん慣れません!

microsoftでいう”word”や”excel””power poit”

のようなソフト・・・いまいち「のれていません」

指ではじいたり、のばしたり・・・

回転は2本指で「ねじる」?

ところが、子どもは「初めて」でも

すいすい・・・・。

うらやましい限りです。

「感覚」で使うことのできるソフト。

パソコンは、ipadでなくても、操作の手順を

「口頭で ことばで」伝えていくことは、

結構大変です。

「メールを打つ」方法のマニュアルを初心者向けに

作ってみたら、実際に動かすときに1ステップぬけていることに

気づきました。

塾で子どもたちにパソコンを教えているときも、

「マニュアル」を作るのですが、子どもは結局

それを見ずに、私の「やり方」を横で見て覚えます。すごい!

算数の公式や漢字より早く、「ほぼ1回で」。



たぶん、私の思考回路は、右の「アナログ時計」で

子どもたちは、左のタイムタイマーのように

「図形」や「イメージ」のように覚えていくのかも

しれません。

スティーブ・ジョブズさんとビル・ゲイツさんの

脳みそ(なんて失礼かな~)は、きっと少し

思考回路が違うんだろうな、と思います。

(お二人とも天才には間違いないでしょうが)


繰り下がり・繰り上がりのイメージを「体感も使って」つかむための道具を作ってみました!

私は(だけではないかな?)最初に身についた思考回路から

なかなかぬけないようです。

とりあえず、学校には「適応」していたと思うので

どちらかというと「継次処理的思考」が大部分を占めて

いると思います。

指導しているとわりと「同時処理的」な思考子どものが多いので

「担任の先生や指導者」が「継次処理優勢」の指導法(教科書は

こちらが多いような・・・)だとこちらのタイプの子どもは

なかなか「のみこみにくい」ことがあるかなあ、と思います。

私はちょっと意識してその子どもに「合わせ」ようとしています。

例えば漢字の「書き順」は大切なのですが、

書き順から覚えにくい子がいるのも確か。



もしかして、家庭で宿題をするときに「親子」で「認知の得意」が違う

ことがバトルの原因???

・・・ちょっと「深読み」し過ぎました・・・。


関係ありませんが、「笑点」の「歌丸師匠」の引退・・・残念です。

皆さま、連休中もたくさん笑顔ですごしてくださいね

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