横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今年のまとめ

2020-12-31 17:01:25 | 発達や学習が心配
いよいよ2020年の暮れ大晦日です。

今年もあと数時間。

毎年暮れに来年の「こうなったらいいなベスト3」を書いています。

7年目の昨年まさか、こんな事態になることは夢にも思わずにいました。

年始の混雑を避け、少し早めに「お参り」をしてきました。

境内、すきすき・・・・。



今年、学校や塾が休業になって、子どもたちの心も少し不安定になった時期がありました。

目に見えないウィルスへの恐怖。

ささいなことでびくっとしたり

家にこもることで兄弟姉妹とぶつかったり

そして、プリント学習を多くこなさなくてはいけない「ノルマ」に追われたり。

だから学校が再開すると友達や先生に会えた喜びはひとしおだったようです。

年末今年を振り返って、

「からだを動かさないとだんだんいらいらがたまってなんだか変な気持ち」

とつぶやいていた子どもが数人いました。

成長期の子どもにとって「学習」の中に「体育」があることが

本当に大切で、しかも「一人で運動」するのではなく、

「仲間とともにからだを動かす」ことが

心身ともに「健康」でいるために必要なのだと改めて気づかされました。

また、子どもは順応性もあり、「新しい生活様式」に

大人以上に早く対応していたように思います。

ただ、「対応」しているように見えて心は必ずしも「ついて行っていない」ので

少し笑顔が減ってきたようにも感じました。

塾ではできるだけ、声に出して笑えるときに笑うこと、

そしてもう自分が無理だな、というときには「ここまでにします」と

自分から言えることを意識してみました。

みんなががまんしているから、がまんして当然、でも

本当は、~したいよね・・・・本音を吐き出す場も大事ですよね。

まだ「がまん」が必要な時期がしばらく続きそうです。

今年1年生になった子どもは、「これが当たり前の学校生活」と思っているかもしれません。

でも、2年生以上の子どもたちにとっての「当たり前」は、きっと

心から仲間とのびのびと過ごすこと。

自然な笑顔が戻ってくる2021年になりますように。

子どもにも。大人にも。

子どもの心の変化とともに自分の気持ちにも「耳を傾ける」。

そして、いろいろ制限はあるけれど、もっともっと自分でできることを

増やしていきたいと思う年末です。

皆様、よいお年をお迎えください。


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今日から冬休み💛

2020-12-31 16:24:15 | 発達や学習が心配
今、の瞬間から横浜の小学校は冬休みです!

いつもだとわくわくの冬休みですが・・・

今年はおでかけも減り、しかも1~2日1月の登校が早くなります。

宿題が多くないとよいですね・・・・。

5年生の算数で「面積」の学習があります。

平行四辺形・台形・ひし形の面積に続いてでてくるのが、

「三角形」の面積。

「底辺×高さ÷2」という公式がなつかしい方も多いのでは?

(でも日常生活ではあまり使わないかな?)

なぜ、2でわるか?

「なぜなんだろう?」と授業でつぶやいていた子がいました。

一般的な三角形なら、まわりを長方形で囲って半分なのが

すぐ感覚的にわかります。

では、こんな三角形なら?



右の三角形が理論上、左のピンクの長方形に収まるはずです。

どうやって?



こんなふうに三角形を刻んでみました。

左の長方形にお引越し開始!





・・とこんな感じで引っ越し完了!

教科書って、「平面」なので、特に図形の問題は、頭の中で

図形を回転したり、移動したりして考えるときにイメージがわきにくいことがあります。

移動できるように作ってみたので、次回このお子さんのをすっきりできるといいな~

と思っています。

************************

「デジタル教科書」の実用化がだんだん近づいてきた様子です。

でも、「デジタル教科書使用に反対」の動きもあるとか。

「目が悪くなるので、使用時間を限るべき」

「通信環境が整わない場所との教育格差」

あたりが問題だとか。

でも、現実に「紙の教科書」が読みづらい、(文字が小さい・文字がおどって見える

・白い紙の反射がつらい)など「視知覚」に課題がある子どもにとっては、

「紙の教科書」だけで学習しなくてはいけないことこそ、

「教育格差」なのでは、と思います。

デジタル教科書は、「だれでも使うことができる」ようにして、

「使うか使わないかは、子どもが決める」ようにできたらいいのでは・・・と

思います。

見ることがつらい子どもは、イヤホンで「聴いて学ぶ」こともできるのでは?

紙のテストの問題文を読むことがつらくて解答しにくい子どもが、

「読み上げてもらう」ことで、解答できることもあります。

「困っている子ども」にいち早く、「デジタル教科書」が届くように願っています。



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「期待された答え」を書く。

2020-12-10 15:39:42 | 発達や学習が心配
一気に寒くなりました。

やっぱり、12月ですね。

横浜みなとみらい地区の🎄イルミネーション。




電飾で花畑です。

暗くなるのが早いので、「あったかいもの」が目に入るとうれしいです!

今日は、「期待された答え」を書くことについて。

小学校の家庭科や音楽、図工など技能教科では、

授業の参加の様子の観察とともに、プリントでまとめを書かせて

それを評価に入れることがあります。

「この学習を通してがんばったことを書きましょう。」

~~~う~ん。普通にやっていたから、「ない。」または、

無答。

先生としては、「友達と協力して準備をした」とか

「野菜の栄養について考えて、家でも野菜を食べるようにした」とか

「学校で学習したサラダづくりを家でも家族の誕生日にして

喜ばれた」などを期待していると思います。

また、2年生の九九の学習の最後の方で問題作りをするとき、

〇 「えんぴつ・友だち・ 4×6

をつかって かけざんのもんだいをつくりましょう。」

とあったら、

「友だちにえんぴつを4本ずつくばります。

友だちは、6人います。

えんぴつは、ぜんぶでなん本いりますか。」

のような答えを期待されると思います。

それを、

「えんぴつで友だちの絵をかきました。

4人かいて、また6人かきました。」

なんて「作文」としてとらえたり・・・。

先生の「期待」に応えるには、「先生はどんなことを求めているのか」を

理解しないとどうしてよいか分からなかったり、

「自分なりの答え」になって、点数をもらえなかったり・・・。

どうして丸にならないかも

こんな子どもはプリントやテストだけでなく、

授業中でもがいっぱいかもしれません。

授業中は友だちの動きや反応を見てまねをしてなんとかなっているとしても

プリントやテストは「一人」でする作業なので

困り感がはっきりしてくるところです。

5・6年生や中学生になると、「振り返り」が評価の重要なポイントになるので、

ときどき、真面目なのに、評価があがりにくい子どもだちと

「振り返り」の書き方の練習をしています。

ちょっと先生に「アピール」するには、自分のがんばりを「謙虚に」ではなく、

「はっきりと具体的に書く」ことが大切だと伝えると、

「そーーーだったんだ」と納得。

どういうことばを使って自分を表現するかも「練習」が必要です。

これって、きっと「将来」役に立ちますよね!



ランドマークの中にあるレゴで作ったオブジェ。

動きを出すのって難しいと思いますが、作った方のスキル、すばらしい!



横浜美術館のライトアップ。

横浜でも大好きなスポットです。

大人っぽくてすてき!

自分の中から自分のがんばりや良さを見つけ、相手に伝えるって

トレーニングしないとなかなか難しいですね。



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