横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

今年のまとめ

2021-12-30 21:47:32 | 発達や学習が心配
今年もあと2日。

毎年1年間は、本当に早く感じます。



夕暮れのエアキャビン。

一台ずつ違う色の明かりがついています。



夕日を受けて風力発電。



たそがれのみなとみらい。あっという間に日暮れていきます。



コスモクロックも何秒かでライトニングが変わります。

2021年。横浜でもオリンピックがありました。

なんだか遠い昔のようです。

少しずつ行事がもどってきた小学校。

それでも相変わらず先生たちは、消毒に追われ、授業も速足で進んでいたようです。

感染が少し落ち着いてきた年末です。

でも、なかなか心はすっきりとは晴れないです。

2021年は、個人的にはねがっていた資格をとることができ、

家庭の中もいろいろな変化があり

一つひとつをそのときの精いっぱいで乗り越えてきたような気がします。

今年自分として心してきたことがあります。

子どもと接するときには、「平常心」でいること。

子どもの「言い分」を真剣に聴くこと。

子どもが考えているとき、真剣になったときには、「ゆっくりね」。と声かけすること。


世の中に明るさが少なくなっていっている今こそ、子どもに必要な「平常心」や「落ち着き」。

子どもが真剣につぶやいたときには、そこに心から願っていることが含まれているときで、

子どもなりの表現をしているので、すべてかなえられるかはわからないけれど

「言いたいこと」「伝えたいこと」を受け止めようとする態度を見せる。

真剣に取り組んでいるときには、「じっくり考える」時間を保証
することで、

逆に「早く終えられる」ことにも気づきました。

真剣に「どうしたらよいか考えている子ども」には、いくつか方法を提案し、

一緒に試してokなら続けるし、

しばらく試してうまくいかなければ、違う方法をまた考える。

または、子ども自身が見つけ出してきたりする・・・・

低学年の子どもとでもそんな「共同作業」をできる楽しさを感じてきた一年でした。


来年は、どんな年になるのでしょうか。

少しでも安全にいろいろな活動が広がりますように。

心が軽くなりますように。

みなとみらいの北沖ノットの46階から見たランドスケープ。ここ、無料です!



富士山も見えました!


皆様、よいお年をお迎えくださいね。


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https://hamakore.yokohama/the-tower-yokohama-kitanaka-report/
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「頭の中を見せる」。

2021-12-23 11:19:17 | 発達や学習が心配
いよいよ、今週末はクリスマス!

サンタさんがくるのを楽しみにしている子どもたち・・・・

いいことがありますように!

今月は、すこうし私も勉強しました!

オンラインによる学習。

大学生にもどったようで、うれしいです!

その中のお話で、うんうん、と頷けたのが、

「明示的指導法」。

私の受け取りですが、

「今からする学習は、こんな内容です」

「ここで使う考えは、今まで学習した~~~という考えを使います」

と子どもに説明することで、

「新しい学習」への不安や、戸惑いを軽減し、やる気upにつなげること。


例えば、「3.5+4.2」の計算

今まで学習したのは、「35+42=77」。

0.1を今までの「1」と考えれば、同じように「位」をそろえれば、計算できる!

「3.5+4.2=7.7」

これをはじめの方で理解できれば、あとは、けっこう「自力」でできる。


次の「7.9+1.8」という問題も同じ考え方でできます。

自分でできると、楽しくなりますよね💛


そして、研修の中にぐっときたことばは、

「先生の頭の中」を見せる。

「今日は、こんなことを覚えて使ってほしいです」と子どもに伝えれば、

「先生、この先どう進むのかな????」という不安は軽減!


「先生」を「自分」に置き換えれば、日常生活で親子や家族間の会話でも使えそうです!

あいまいに「部屋がきたないね~」

というより「本を本棚に入れてほしいです」と伝えた方が片付くのがきっと早いです。


私は、算数など積み重ねの知識が次につながる学習では、

「ノート」を大事にしています。

プリントではなく、「ノート」。

前回学習したことや今まで学習したことを自分で見返すことができるし、

あいまいだったことが思い出されて、ここで今もう一度

覚えなおそう、という気持ちになります。

新しい単元のときは、そこで使う「以前学習して、今回使う考え」をトップに書いておきます。

それを見て、解く子どももいれば、見ないで解く子どももいます。

「この学習で使う考え・知識」がいったい何か、何を目指すのか「見える化」する。

すでに「わかっている子」には必要ないかもしれませんが、

今までの知識があいまいだったり、消化できていない子にとっては、大事なことだと思います。


教科書より、「自分のノート」。

今までのノートが「使えていない」のなら、大人が書き方・使い方を「教えてしまう」。

書くことが苦手で、タブレットやパソコンが使えるなら、自分で「入力」。

それを「保存」する。(書くだけでなく、見返せることが大事!)

1回で覚えて、1回で理解することなんて、なかなかできないので

「見返せる」ことで、じわじわっとわかってくる・・・。

「どこを見返せばいいか」わからないときは、大人が伝える。


保護者から学習が積み重ならないと相談を受けることがよくあります。

自分で考える力をつけるために

「ほおっておく」のではなく、「こうしたらできるよ」という手段を教える。

もちろん、大人があらかじめ予定した「考えのもと」でないところから

子ども自身が考えていくこともすばらしいです!

予定外も「真理」なら

先生でなくても保護者ももしかしたら、「自分の頭の中」を子どもにことばで伝えることで

子どもの理解が早くなるのでは、と思います。

そんなことが積み重なれば、少しずつ自分でも「この勉強では何を使うのかな~」と

考えていけるかもしれません。💛

・・・そんなことを自分の支援と照らし合わせながら学習していました。



そして、先週見つけた新聞記事。

「学びの配慮 すべての子に」(文字をクリックしてください)

子どもがタブレットを使うことは、ちょっと・・・と思う方はぜひのぞいてみてくださいね。

「書くこと」が苦手なお子さんへの対処についてです。

「例」にでてくるお子さんの字体をみて、「ある・ある」と思う方もいるのでは。

特別な支援が必要な子だけでなく、すべての子に役立つ支援

みんなが使ってよいものにすれば、必要な子が使いやすくなり、必要のない子は使わない、

という選択肢ができます。



大人が今一歩「かみくだいた説明」を子どもにしてもよいのでは、と感じました。


皆様にも素敵なクリスマスがきますように!


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今踏み出している「小さな一歩」に気づく

2021-12-15 13:57:30 | 発達や学習が心配
昨日の横浜は、「みぞれ」?というぐらいの寒い雨降りでした。

今日はぴかぴかのお天気

学期末になると、テスト・テスト・・・・。

テストが返されると、まず何点?

書いた回答が〇? ×?

そして、×の場合、どうして×なんだろう?

と考えると思います。

うっかり「dL」をつけ忘れちゃった・・・のようなあと少しのところもあれば、

全く手が出なかったことろがある・・・。

6年生の算数の「体積」だとしたら、

5年生までとは違って

「底面積×高さ」の公式で求めます。



黄色で囲ったところが「底面」

ところが、

「縦×横」が「横×縦」になったり、

「高さ×底面積」になったり・・・・。

回答の「数値」は合っていいても式には〇がもらえないことがあります。

自分的には、「がんばって勉強したのに」という思いがあります。

それまで全く「手つかず」の子どもだったとしたら、

「公式」を使おう、としたところがまず、「前進!」

この単元の学習前だったら、「できなかったことができつつある

または、「やりつつある」状態だと思います。

まだ、残念ながら「点数」としては表れてはいませんが、

この子なりの「一歩」です。

計算の横に自分で考えた「図」を描いてある場合もあります。

考え方は、「数値」だけでなく、「思考過程の図」であるときもあります。

せっかく図が描けたとして、問題文にある数値を写し間違えてしまい、

正確な数値にならないこともあります。

でも、その子なりに「解法」に近づきつつある。


生活面でいえば、いままで友達と言い争い、つい相手に「手」を出してしまった子が

「ぼくは、そういふうに言われるとつらいな。」と相手に伝え、

手を出すのをがまんした。

相手の子にはその気持ちが通じず、結局言い争いになったとしても

その子にとっては、「小さな一歩」

*********************************

「小さな一歩」は、その子のことをよく知らない人にとっては、

とっても「見えにくい」もので、「できてない」「変わっていない」と思われがちで、

がんばっているのに、「認められない」ことがあると思います。

でも、よーくその子どもをみている人からは、

「あれ、ちゃんと踏み出してる!」

「一歩進んでる」


と気づかれるかもしれないです。

テスト1枚にしても、

友達とのかかわりの小さな場面でも

だれかに「認められる」ことがどんなに子どもを安心させるか。


小さな一歩に「1点」プラスしてもらえないかな~と思います


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「繰り下がり」の筆算・・・こんなふうに!

2021-12-09 10:58:16 | 発達や学習が心配
横浜はここのところ、寒くて、「ふゆ~~」っという感じです。

寒さも暑さも苦手なので・・・・・

「苦手」といえば、「繰り下がりの筆算!」

できるときとできないときがある・・・

割り算になっても「引き算」がある・・・

2年生から6年生までずっと「繰り下がり」は必須です。

一般的には、


こんな問題のときは、右(一のくらい)から順に
 一の位に10借りて十の位を1減らす

 十の位は、1-1=0

 百の位から十の位に10借りる

 十の位は、10-5-5

 百の位は、2-1=0
・・・と計算すると教わることが多いかな、と思います。

塾で筆算の練習の宿題を出したとき、

100-78のように十の位の繰り下がりに9をかいてやってきた子がいました。

こんなふうにです。

 百の位を1減らす。2-1=1 十の位に9(90)をたす 一の位に10をたす

 一の位は、10-6

(十の位は、9+1-5)これは、すっきり!はやいです!

もっと大きな数だとどうなるかというと、







一番右(一の位)だけ、10借りてきて、

あとは、十の位から左は、引けないところに9を足す。

ひけるところがあるときは、





こんなふうに「ひけない」ところだけに「9」を足します。

(十の位のところだったら、頭の中で9-2+1とやってもです)

つまり、「引けないところの一番右だけ10を借りて、あとは、引けないところすべて9を借りてくる」

・・・のようなシンプルな記憶でいけそうです!

多分、筆算のやり方で「絶対」というものはないと思うので

「やりやすい」「わかりやすい」「毎回使える」方法でよいのでは。

「決まった方法のみだけでやりなさい」だと「自分の思考方法と違って」混乱してしまう子もいるかと思います。

頭の中で数の操作ができてしまう子は、「筆算」を嫌がります。

そして、筆算で誤りが多いときは、「指を使ってはいけない」と思っているとか、

「いろいろなパターン」に対応できていないとか

計算が書かれている「ます」がちかちかしてみえずらい、見ていると目が疲れるとか

いろいろな理由がありそうです。

ある程度練習して「自分なりの方法」で正確さが増してきたなら

「それもいいね!」と認められていくといいな~~~と思います。



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12月・・・雑感

2021-12-01 14:58:27 | 発達や学習が心配
今日から12月ですね。

「師走」。3学期制の学校ではテストや成績つけで先生がとっても忙しい・・・・。

先生が「忙しい」のは、公立の場合、12月に限らず「いつも」。

ここのところ新聞やネット上ににいかに先生という「お仕事」が大変かが書かれているのを

目にすることが増えました。

中学校の部活動

GIGAスクール構想

児童生徒の放課後支援

保護者対応

調査や研究

自分の教える授業準備が午後9時からという記事も目にしました。

私もかつて教員だったので「授業以外」の仕事がいかに大変かはわかります。

「夜」の「呼び出し」もありました・・・・・。

毎年学校に「期待されること」が増えていって

そうかといって今までの仕事はそのままで

どんどん上にのっかっていく「ミルフィーユ状態」。

若い先生がいっぱいいっぱいになって途中で退職してしまうこともあります。

・・・子どもが大好きな人にとって本当にやりがいのある

間違いなく魅力的なお仕事なんですが、先生も「人間」。

限界がありますよね。

帰宅してからも「ずっと先生」でいること

心の「切り替え」がうまくいかないと本当につらくなるときもあります。

「子ども庁」ができるなら

先生が安心して力を発揮できるような職場環境もぜひぜひ考えていってほしいです。

(文部科学省の分野かしら?ぜひ連携してほしいです!)



新聞の株式欄。

細かい数字が並んでいますが、なんだか以前より「見やすい」。

たぶん、「UDフォント」が使われていると思います。

少しずつ世の中も進んできているんですね。

「UDフォント」は、LDの人だけでなく、「みんなにやさしい文字」。




お天気がよい休日にこんなものを見にでかけました。

もちろん、古墳時代のままでなく、「復元」したものです。

柱を立てるのでさえ、その昔は「黒曜石」を使って掘っていたと係の方が

教えてくださいました。

雨でもかやぶきの屋根から落ちた水がたまるみぞが家の周りの掘ってあって

そこに雨水がたまり、家の中に入り込まない工夫があったとのことです。

縄文から古墳時代にかけて長い間(おそらく)こんな家に住んでいたということですが

昔って「むら中で協力」し合わないと、食料も得られず、家も建てられず、

生きていけなかったんだろうな~と思いつつ見学しました。

現在もふだん意識はしていませんが、何事かが起こると

地域の協力って本当に大切なんだ、と感じます。

「古墳」からは、



こんな素敵な富士山が見えて、それは、今も昔も変わらず人は、気持ちのよいところに住みたい」という

願いをもって暮らしていたのではと思います。

毎日大きな富士山を見ていたら悩みも薄らぎそう。

12月になったので



クリスマスカード制作中です。

忙しい年末ではありますが、心穏やかに過ごしていきたいです。


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