横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「聞き取り困難症」?今月の気になった記事から

2023-12-23 18:17:34 | 発達や学習が心配
🎄のイブイブですね!

横浜は、明日から冬休みの学校と、26日からの学校があるようです。

12月末になってやっと冬らしくなり、昨日、今日と朝は霜が降りていました。

今日のお題は、「聞き取り困難症」。

聞こえているのに、「理解」できない

すごく気になるタイトル。

A新聞では、特集を組んで連載しています。

なんと、子どもの1%(100人に1人)に聴力検査では、異常がないのに

「聞き取れない・聞き間違いが多い」といった症状があることが分かったそうです。

記事によると、

耳から入った音の情報を脳で処理して理解するときに

なんらかの障害が生じると考えられているということです。

「佐藤(さとう)」と「加藤(かとう)」を聞き違えたり、

「知った」を「言った」と取り違えたり。

わざとではないだけに、また、「音声」はその場で消えてしまうものだけに

聞き違い、取り違いがコミュニケーションにおいて誤解を生んでしまうことがありそうです。

周りがざわざわしていたり、聞き手側が疲れていても

起こるそうです。

また、静かなところでも話し手に注意を向けることが難しいそうです。

日本医療開発機構は、小中高生の子どもと保護者743人のアンケートから

聞き取り困難症(LiD)を自覚するのが学年が上がるにつれて「かなり高い」割合が

増えることが分かったそうです。

子どもの言語獲得に影響する可能性があり、早めに相談をと書かれていました。

その後の連載では、社会人になった方が職場で困った体験を紹介されていました。

・・・たぶん、小学校のうちから聞き取りにくかったことを感じ、

周りの動きに合わせて行動したり、雰囲気で返事をしていたのでは、ということです。

対処法として、ノイズキャンセリング機能のヘッドホンや、イヤホンで軽減できるとも

紹介されていました。

前を向いて授業を受けていながら、症状があるために音声からの刺激を受けにくい状態だとしたら、

「もう聞いていたの?」

なんて叱責をかなり受けていたかもしれないですね。

学校の聴力検査では、分からない症状です。

「聞き返しが多い」子どもの中には、本当に困っている場合もかなりあるのでは?

大人でも、そうかもしれないです。

「文字が読みにくい」子どもへの配慮はかなり進んできていると思いますが、

「聴いて理解することに困難さがある」子どもについても

もっと気を付けてみていかなくては、と記事を見て思いました。




科学的・医学的に新しいことが分かると、

今まで「叱責」を受けてきた子どもたちが「配慮」を受けることができるようになるのだと、

改めて感じます。

私もしばらく連載を丁寧に読んでいこうと思います。



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