横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

子どもを「大人扱い」する

2020-09-25 19:02:53 | 発達や学習が心配
急に秋らしくなりましたね。

4連休(になったとしたら)いかがでしたか?

横浜は、こんな感じ。


いつもは、にぎわう「赤レンガ倉庫」前も

イベントがなく、ちょっとさみしい。



入場人数を絞った「横浜スタジアム」。

残念ながら「当日」は入れず・・・・。

見たかった!

でも、これから観戦人数はふえるそうです。



山下公園のガンダムは、ときおり、「体操!!」していました!

‥…今日は、「子どもを大人扱いする」話。

私がここ数年大事にしているのが、

子どもを、「大人」というか「一人前」に扱う、ということ。

どういうことかというと、

新しいことをしたり新しい学習を入れたいときに

事前に説明しておく」

「こうしたいんだけれど、どう思う?」と

意見を訊く

「これとこれがあるのだけれどどちらがいい?」

選んでもらう。

塾に慣れたころから小さい学年の子にもしています。

生活や学習でうまくいっていないなあ、と思ったときに

この「大人扱い」、子どもが「自分が大切にされて」いて

「一人前に扱われた」という気持ちになるようです。

初めのうちは、「先生が決めて」ということもありますが、

だんだん自分で選ぶようになります。

そして、「~していいですか?」と子どもから「提案」が

出せるようになると正にこれが

「自発的な学習では?」
と思う瞬間がやってきます!

学習では、「内容」についても相談しますが、

「やり方」や「順番」や「1回に進める量」も相談します。

(あんまり実態より少ないときは、「変更」を求めますが(笑))


それに実は、「選べる範囲」も私の許容内ではありますが。

毎回、「大人に決められたこと」を「決められた順」で

「させられる」より、

意見や気持ちを訊かれた方がやる気がでますよね?

もちろん、大人でも!

「事前説明」もなく「いきなり」ではもっと戸惑います。

子どもは大人より「人生経験」が少ない分、

具体的な説明が必要なのでは、と思います。

けっこう年齢の小さいお子さんでも自分の「気持ち」があって、

そこは、「聴いて」いく必要があると感じています。

ちょっと強引に進めてしまった日は、

「しまった!大人扱いが足りなかった!」と

反省しています。



横浜駅のNEWoManの屋上です。

昼間行ったのですが、きっと夜景がきれいだと思います。

ついでがある方はぜひ!

今日は横浜の魅力案内も、兼ねていました!



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「交流」の時間

2020-09-17 21:44:43 | 発達や学習が心配
朝夕、過ごしやすくなってきました。

いつの間にか9月も半ば。

もうすぐ4連休の方もあるのでは。

今日は、小学校の「個別支援級」と「一般級」の交流について。

「個別支援級」はとっても人気で中には30名を超える

クラスもあるほどです。

なんたって「個別」に授業がされる、というメリットがあります。

以前のような「食べ物ばかりつくっている」のようなイメージと

だいぶ違ってきたように思います。

一般の教室で大勢の子どもがいるところより、

自分のペースで自分にあった学習内容が用意されているという場です。

個別支援級の他に「特別支援教室」がある学校も多いと思います。

個別支援級の場合は、6学年にまたがる子どもたちが在籍しているので

学習は一律ではないし、グループで学習していても、

一人ひとり取り組み方や目標が違います。

「交流」というのは、「個別支援級」の子どもが自分の学年の

「一般」のクラスで学習することです。

在籍が「支援級」でも1日「交流級」で過ごす子どももいます。

また、教科を選んで、また生活の中の一部を選んで「交流」することもあります。

支援級の担任をしていたとき、

「交流にいきしぶり」をしていた子どもがいました。

自力で行ける様子だったので「どうしてだろう?」と初め思いました。

一緒に「交流」についていくと「なぞ」が判明。

まだ、「学習していない内容」のところで、不安があったようです。

さらに、「先生の板書」をみんながノートに写している場面で、

「板書を写す」という経験が少なかったために戸惑いがあったようです。

また、ある子どもは、「音楽」で行き渋りがありました。

黒板に貼られた「楽譜」のドレミが分からず、困っていたようです。

楽器演奏は、グループ発表だったので、リコーダーに自信がないため、

グループの中でいずらい、と思ったこともあるようです。

そこで・・・・

板書を写す練習や、リコーダーは1か月前から練習を始めること、

ドレミを教科書に書いておくこと・・・・など「事前準備」「練習」を

してみました。

家庭科の裁縫などは、かなり前から練習をしました。

「参加」するころには、自分の力でできるようになり、

交流についていった私は、一般級で困っている子どもの支援をしていました。

(困っている子は一般級にたくさんいます)


ひまわりのてっぺん。花なのか、葉なのか、まだなぞです。

「交流」も初めから45分在席する、ことが難しい場合、

「~時~分まで」とか、「前半の話し合いまで」とか

交流級の担任に連絡をしておいて時間を区切ったこともあります。

また、交流は、「同年齢の子と同じ時間を同じ場で過ごす」

けれど、参加する目標は、子どもによって違うのではないかと思います。

・同年齢の子と楽しくすごす

・学習内容を理解する

・生活の仕方を学ぶ

・話し合い方を学ぶ

・・・など。

交流する「目標」が子ども本人・保護者・支援級と交流級の担任と

「共有」されていると、その時間がとても意味のあるものになると思います。

漠然と不安をかかえながら「行ってきます」とはなかなか言えないのでは。

そして、しばらく自力で参加できていたとしても

はじめての場面で「緊張が高まったり」

体調や気分によって「いらいらがでたり」

ということもよくあり、(想定内として)

そんなときは、いったん気持ちを落ち着けてから

「行ってきます」になるとよいのでは。

「交流」は、「行くか」「行かない」のではなく、

「参加の仕方」が大事だと思います。

この考えはこの10年ずっと変わらずにいます。




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「宿題」をやらない理由を子どもの側から考えてみました。

2020-09-09 18:54:30 | 発達や学習が心配
教員をしていたころ、宿題をずーーーっとやってこない子がいて、

いろいろ対策を考えてみました。

少しやってきたこともあるけれど、

結局あまり進まず・・・・。

そんなことを思い出しながら、今日のテーマは、

「宿題をやらない子どもの理由」。

今日は、子どもだったら、宿題をどう思っているのかと「想像」してみました。

たぶん、すごく時間がかかりそうで、無理。

むずかしそうだけど、教えてくれる人がいない。

学校で疲れているのに、これ以上はやる元気がないよ。

忘れても、1回先生に怒られるだけで、その場を

      のりきれば、後はなんとかなる。

大好きなオンラインゲームの時間が近づいている。

      そっちを先に・・・・。あ、もう寝る時間だ。

宿題をやったって、やらなくたって、あんまり成績が

      変わらない(小学校の場合)・・・と思う。

40題の計算なんて、見ただけでつかれちゃう。

      数字も小さくて、自分の字だとスペースにはいらないよ。

兄弟姉妹や大人がテレビを見たり音楽をかけていて

      音が気になって集中できない。
4時に家に帰ってから習い事、家に帰って食事・お風呂・ゲーム。

      もう寝る時間になってしまう。習い事の宿題もあるし。

家の学習・学校の宿題・習い事の宿題どれを優先していいか

      わからない。

・・・・・まだまだありそうです。

すごくざっくりと言ってしまうと、子どもの側からみて

「宿題をやるよりほかのことをしていた方がメリットがある」

のかもしれません。

「しないこと」で叱られても、ずっとしないのは、

「宿題をしないより叱られる方がまし」なのかも。

だから、「メリット」がある「漢字50問テスト」の勉強は、

「問題の予告」があれば、いつもよりがんばれます。

特に「合格ラインがはっきりしている場合」。



ランドマークタワーからのながめ。まるで横浜の街の「模型」みたい。

**********************


そもそも、

「宿題」はなんのためにあるのか?

・授業の習熟を図るため(いわゆる「復習」)

・授業の予習のため(調べ学習など)

・大人になって「ノルマ」や「期日」を守れるようになるための

 トレーニング

・家庭でしかできない課題(家の手伝いや長期休みのからだづくりなど)




「宿題」は今の大人が子どものころからずっとあります。

ぜんぜんなくなりません。

結構「負担」で「ネガティブ」なイメージです。

宿題が大好き、な子もたまにはいるかもしれませんが

なんとなく「やらされてる感」があります。

全く量や内容を任されてしまうと・・・

たぶん、ほとんどの子は「やらない方向」にいくのでは・・・。

そして、今の子は6校時まで終わって帰ってくると

そこから寝るまでの時間が短く、

「オンラインゲーム」や「ユーチューブ」などとっても魅力的なものが家庭にあります。

「寝るまでの」5時間ぐらいをどう使うか。

この「時間配分」がポイントになりそうです。

私の感覚からいうと・・・・

「一人で宿題に取り組める内容・量にする」のがよいのかな。

「たくさん出してください」という家庭もありますが、

「一律にするなら少な目」がいいと思います。

そして、それも厳しい状況の子どもには、

他の子にわからないように量を少なくしたり、

ヒントを書き込んだりしていました。

それでも家でやりにくそうな子がいるときは、

全体に「さよならのあと、10分間、先生と一緒にやろう。」と声かけを

してみました。

・・・・でも、残りません!

さっと教室からいなくなります。

今にして思うと、本当に6校時までがその子にとっての

「めいっぱい」で、「はやく帰って楽になりたい」気持ちで

いっぱいだったのでしょうね。

小学校でも「教科担任制」が進むようです。

専門的で準備の行き届いた授業になりそうです。

ただ、宿題をどの先生も出すとすると

今まで以上に子どもたちにとって「きつい」状況になってしまうのでは。

黒板に「今日の宿題コーナー」を作って宿題を板書していくことで

先生方で子どもの負担を考えて量を調節してくださるとよいのかな。

連絡帳に宿題を写すときに「ため息」がでないように

と思います。

ちょっと考えすぎかな~。

今日は子どもの立場で考えてみました♪♪♪



前回の青いパズルが解けてしまったので、

ついにレベル3に挑戦!

これもクリア!

脳内にさ~っと爽やかな風が吹くような快感でした!

「先生、じっくりやれてずるい!」と生徒に言われてしまいました。

(子どもたちには制限時間を作っているので)

ごめんなさい・・・。

でも、クリアするのが、私の「ひそかな宿題」でした。


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