横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

5月の終わりに  今月もいろいろ・・・

2018-05-26 12:15:08 | 発達や学習が心配
今日運動会の学校があちらこちら

あるようです。

日差しも強くなく、ちょうどいい日です。

5月は、悲しいニュース、どきっとするニュース

・・・子どもと関わる仕事をしている私にとって

複雑な思いで過ごすことがけっこうありました。

そんな中でちょっと明るいニュースは、

来年4月からデジタル教科書の使用

認める法案が通ったこと。

デジタル教科書

「小さい字で、読むとつかれちゃう」

「よく見えないよー」と

言っていた子たちが少しでも楽になるのでは

と思います。

1年生も漢字がでてきたころから

どこがつながっているかよくわからず、

「ひとふでがき」のように書いてしまう子が

でてきます。

もしかすると、

「そんなふうに」活字が見えているのかも

しれません。

デジタル教科書は、国語に限らず、算数でも、社会でも

理科でも「すべての授業」で使うことができるようになると

いうことです。

ただ、「費用」がかかるものについては、

すべて「公費」負担にならないかも。

また、その子どもに使用を認めるときには、

眼科だったり、児童精神科のドクターだったりの

「所見」が使う「根拠」になるかもしれないです。

すでにクラス全員がタブレットを使ってる学校もあるようなので

できたら、「必要」と思ったときに「だれでも」が

使えるようになると、自分が使う、「心のハードル」が

低くなのでは、と思います。

「デイジー」を実際に使ってみて、

「読み取る」「内容を理解する」のに有効さを

感じました。

拡大だけで文字が読めるお子さんについては、

「音声」を消して、自分で音読することも

「文字」や「単語」を覚える機会にできると

思います。



いずれにしても、今まで「教科書が見えづらくて」

内容が理解しにくく、「問題」が解けなかったり、

とても時間がかかったり、疲れてしまってやる気がなく

なっていたりした子どもたちにとっては、

みんなと「同じスタートラインに立つ」機会をもらえる

大切な「一歩」になることを期待しています。

教室での話し合いも活発になるのでは、と思います。

(教室で「一斉読み」すると、必ず数名、みなより

遅れてしまっている子がいました。きっと読む困難さを

かかえていたのだと思います。)

授業で、教室で「紙の教科書」を使っている子、

タブレットをイヤホンで聞いている子、がいろいろいて、

それが当たり前になる時代がきたんですね。

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テスト直し

2018-05-24 15:52:56 | 発達や学習が心配
今日は、暑いですね・・・。

先週は、気温の変化が激しく、

少し体がついていかない、という方も

いらっしゃるのでは。

子どもたちは、そろそろ落ち着いて

きたころと思います。




今日は、「テスト直し」の話。

4月の末あたりからそろそろ小学校でもテストが

始まっていると思います。

テストが採点されて、手元に返ってくると、

そのままくしゃくしゃにしてしまう子もいれば、

(まあ、百点のは、くしゃくしゃにはなりませんが(笑い))

何点でも気にせずに見せてくれる子も。

何枚かテストが続くと、にたような問題で

つまづいていることに気づくことがあります。

「もっと早く、1枚目を直しておけばよかった・・・」

でも、

「間違えた問題」を直すときには、

「間違ったのだから一人で直せない!」

〇先生や友達から答えを聞いて直す→うっかりミスのときはこれでも

〇調べて直す→これは、暗記系のもの(用語や漢字など)

  ちょっとひと手間ですが、がんばれば、自力でできるかも。

〇考え方が全く分からない・間違えた理由が分からない

 ⇒これは、宿題にされると、辛い部分ですね。


分かる人に、自分が分かることば(方法)で

教えてもらわないと「次」に結びつかないのでは。

また、「分かった」ようでも、あいまいなときは、

自分が「わかったこと」をだれかに自分なりのことばで「説明」するのが

良い方法かな、と思います。

不思議と「説明」することで、「理解」が進み、「知識」として

定着することも・・・。




6年生の算数の「円の面積」の問題です。

いったい、どうやって解いたらよいのやら。

次のページに説明がついています。




いくつかある説明の一つです。

でも、これが、さっぱりわからない。




折り紙でこの考え方を作ってみました。

そうしたら、「分かった!」

半円から三角形を引く。

残ったピンクのところの面積が答えです。

ことばの説明がほとんどなくても、

「感覚的」にわかった子どもがいました。

あとは、式にしていくだけです。


・・・テスト直しも、「その子なりに理解できる」方法でできると

「次」に結びつきますね。

考え方は、1通りではないなーとつくづく思います。



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「リコーダー」は難しい・・・

2018-05-10 11:31:57 | 発達や学習が心配
1か月前のような天候ですね。

4月中旬から暖かい日が続いていたので

気候の変化が大きく、体調にご用心くださいね。

連休は、子どもたち、保護者の方、先生方、

お疲れがとれましたでしょうか。

今週初めの月曜日はちょっとブルーだったかしら(笑)

   

今日は、「リコーダー」について。

3年生の音楽の教科書に登場します。

早い学校では、2年生の後半から。



3年生は、「絵具(個人)」「毛筆」そして、「リコーダー」と

技能系が3つ、入ってきます。

このリコーダー、

手先の動き

楽譜をよむ

リズムやテンポをつかむ

息づかい

・・・といろいろな「要素」がからんできます。


指使いシールをつくってみました。ドレミをふるだけでなく、「指づかい」がぱっとわかるように考えてみました。

教室で授業をしていると、

まず、楽譜をみてから

自分の指先を見るので、テンポがおくれてしまう。

(こんな子は、リコーダーの下の方が高い位置に

きてあごが上がってしまう)

「シ」の指をしたいのに他の指が動いてしまう。

「ソ」と「シ」のように指が順序になっていない音の

ところで、指づかいで迷う。

「ドレミ」で曲を覚えられないために

楽譜を見ていて、(その楽譜にドレミとふっていないとよけいに)

遅れてしまう。

さらに、右利きの子にとってむずかしさがあるのは、

最初に習う音の指づかいが、「左手」から始まる、と

いうこと。

・・・この「左手」が「上」になることは、かなりたってからも

ずっと「右が上」になってしまっていることがあります!

必死で吹いていると、音が強くなり、ピー、と耳障りな音に

なってしまい、「聴覚の過敏」がある子にとって少しつらい時間

になるかもしれません。

大勢で練習していると、「自分の出している音」が聞き取りにくく、

「吹けている気持ち」になってしまっていて、一人ひとり

演奏するときに、「吹けない自分」に愕然としている子も

いました。

 

こんなに大変なリコーダーなんですが、友達と演奏して

ハモったりすると「いい気持ち」なんですよね~。

音楽は「音楽バッグ」を作って、学校にリコーダーを

置いておくこともあると思います。

多少音色がよくなくても、指づかいとリズム優先で

「安い」リコーダーをおうち用に用意して練習するのも

よいと思います。

・・・とは言っても・・・・・・

「楽器の練習」は上手になるまで結構「騒音」になって

しまうかもしれません。

私自身、「おふとんをかぶって」練習していました。

窓をしめて、短い時間、毎日1フレーズずつ、ぐらいの

余裕があるとよいかもしれませんね。

学校より3歩先ぐらいに始めてちょうどだと思います。

少なくても、楽譜のよめないお子さんには、「ドレミ」を

ふっておくとよいと思います。

3年生のはじめは、だんだん「指を見ずに感覚で」

指づかいができたら、かな。


連休中に見た、こいのぼり。気持ちよさそうです。子どもたちに心もこんなふうに「爽やか」でありますように。


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