横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

失敗への保険~フリクション?~

2015-04-20 16:33:15 | 発達や学習が心配
フリクションボールペン・・・手帳に愛用しています。

予定が変わるたびに小さな1日分のマス目を修正テープ

で修正していたのが、頭についているラバーでこすると

きれいに消せる・・・・便利です。

自分の失敗もフリクションボールペンのように

ささっ~と消せるといいのになあ   うんうん!

今日は「失敗」に「保険」をかける話です。



失敗は成功のもと」とはよく言われますし、

「失敗」は子どもの成長にとって大切なものです。

「失敗しない子ども(もちろん大人も)いない」

・・・毎日私自身に言い聞かせているんですけれどね。

でもなかには、失敗=自己否定になってしまう子どもも

います。

「~がだめだった➡だめな自分」ではなく、予め

「~がうまくいかなったときは、A・・・・する

B・・・する  C・・・する」のような選択肢を

作っておけばそれを思い出せればなんとかなる。

または

「だれでもはじめはうまくいかないもの。失敗は

みんな(言わないけれど)している。万が一うまく

いったらラッキー」のようにだれかが言ってくれて

いれば、ずいぶん気が楽になると思います。

そして、最近思うのは、「保険のかけすぎはよくない」

いうことです。つまり、「失敗したときには、~する」のように

言われすぎることで「自分はいつ失敗するかもしれない➡

こういわれるからには失敗するに違いない」のような

自己暗示にかかってしまう可能性もある、

ということです。

「もし失敗しても・・・」の話は「軽め」に言った方がよいと

思うこのごろです。




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授業中のもぞもぞ・・・

2015-04-13 17:10:41 | 発達や学習が心配
新学年が始まって1週間。

そろそろ新しい環境に慣れてきたころでしょうか。

もしかしたら、「まだ仲良しができない」って

あせっている子どもがいたら・・・

「まだまだだいじょうぶ!」。

あいにくの雨でブルーマンデイ


1週間でこんなに生長しました。*ひまわりです*

今日は、「授業中のもぞもぞの話」。

授業中着席していても、からだや指がもぞもぞしている子ども

がけっこういます。(前から見ると)。

どこかがかゆい、という場合もありますが、

その子にとって「難しいこと」「苦手なこと」

に取り組まなければいけないときが多いです。



「もぞもぞ」だけでなく、

「あくび」

「からだ全体がゆれる(中には、いすからずり落ちる子も!)」

さらに「やたら話しまくる」。

声が出てしまえば、当然、「注意の対象」。

私も叱っていました。でも、もしかすると・・・

「緊張を解くための手段」かもしれないと

気づきました。

そう気づくと、得意なことに集中しているときは、

もぞもぞ、あくび、からだのゆれ、すべて

減っているのです!!

姿勢が保てない子の中には、筋緊張が上手に保てない子も

います。(そのためのトレーニングがあるようです)

でも、心理的な理由で他から見ると「不思議な」行動をして

いることがあるんですね。

こんな行動をしているときには、「軽く」付き合ってあげるか、

「全くきづかないふり」をしてあげて、緊張をほぐしてあげると

よいかもしれません。肩にそっと手をあてて、「大丈夫エッセンス」

を送るのもお子さんによってはいいと思います。

家で宿題をするとき、周りに「気が散る」ものがないのに、

こんな「行動」があったら、

「苦手なものに必死に取り組み、がんばっているわが子」と思い、

「注意」でなく、「大丈夫。ゆっくりね。」という温かい気持ちで

見守ってあげてください。

あっ、私もそうします



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心の「ハードル」を下げるために~中間をつくる~

2015-04-06 17:26:58 | 発達や学習が心配
4月6日!
新学期の始まりです。
ご入学・ご入園そしてご進級
おめでとうございます。

今日は初日。もしかすると~

「学校、行きたくない!」

があったかもしれないですね。


(窓辺で育てているひまわり。10日ほどでここまで生長!)

「~をやりたくない」

「~に行きたくない」

と子どもが言うときは、「慣れていないもの」「はじめてのもの」

「自信がないもの」「以前失敗したもの」

または
「親の気をひくため」

などの理由が考えられます。

「すごく」嫌なものと「ちょっと背中を押すとできるもの(実は押してほしい)」

ものがあると思います。

このへん、親が感じる「勘」ですかね~。

「抵抗」の意味を考えてみましょう。

この「抵抗」が「心のハードル!」

「心のハードル」がその子にとってどのぐらい高いのか

確かめることが大事です。

一気にハードルを上げることは難しいし、

子どもも納得がいかないと思います。

「心のハードル」が高いときは、

すごく低いところからはじめて

跳べたら、1cmずつ(例えです)上げていくのもよいです。

本人に分からないようにでも、話し合って、お互いに達成感を

感じながらでも、そのお子さんに合わせて。



少しやるできた少しできた

できたことは自信になっていきます。自信ができると、次に

進みたくなります。

成功体験を積み重ねていくことが先に進む意欲になります。

でも、焦って一気にハードルを上げると「反動」がくることも。


大人が「全か無か」になっては、子どもがつらくなります。

私自身、「少しずつ」と子ども(児童)と約束してから叱ることが減り、

がんばりを認められるようになった経験があります。

大人が一緒に歩んでいこうと応援したくなるのです。

目標が「間近」なので、達成するのも「早く・楽」。

学校の教員も同じです。

新年度になり、「目標」をつくることがあると思います。

「子どもの気持ちが重いときは、心のハードルを下げ、

少しずつ上げていくように」してみるのもよいのでは、と

思います。

「ハードル」を下げているつもりでも、うまくいかないときは、

「目標自体を延期する」か、「5mm単位で上げる」ことも

考えて。

あっ、これ大人にも応用できますね!



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