横浜・港南中央で学習や発達に特徴がある子どもを支援する塾 びすぽうく

”教室の”困った”を”わかった!”へ。子ども・保護者・学校の先生、みんなが元気になるために実践経験をもとにしたつぶやき

「入力する時間」→「消化する時間」

2023-08-09 23:49:43 | 発達や学習が心配
台風が近づいてきている横浜です。

今日は、太陽がかと思うと、

激しい雨。

ぎらぎらザーザーぎらぎらザーザーの繰り返しでした。

夏休みの宿題も小休止でちょっとゆったりのお子さん、

そして、お仕事も少し休憩中の保護者のみなさん、学校の先生方・・・

私も少しゆったりと過ごしています。

せっかくの「ゆったり週間」も荒天でがっかりの方も多いかもしれないですね。


今日は、学習の「入力」と「消化」について。

お子さんに学習の説明をしていて、

「質問がありますか?」と訊くと、たいてい

「ありません。だいじょうぶ。」と返事がきます。

でもこのときに本当に大丈夫のこともあれば、

質問できないぐらい「頭がいっぱい」状態のときもあります。

だから、しばらくすると、そんなのあったっけ?

たぶん、自信がないかも・・・。

やっぱりわからない。

こんなことがよくあります。



私もです!

さーーーーーと「知識」が頭の上の方を流れていって

分かったような分からないような。

そんなときは、少し時間をおいてノートに「まとめ直して」みます。

大事なことばの部分のマーカーをつけて

覚えていないことばは、ノートの上の「欄外」に書き出して

わかりにくいところは、「表」にして

(私は表にすると関係性がつかみやすいので)

・・・・自分なりに「消化」しないと「記憶」に結びつかないのです。

ノートに書いていくうちに、

どうしてそうなるのか?

このことばは、どういう意味で使われているのか?

・・・とたくさん疑問もわいてきます。

そこだけネットや辞書で調べたり、

前のページのノートを見返したり、

それでもわからないときは、講習会で質問したり。






つまり、1回聞いただけ、

黒板を写しただけ

では、なかなか理解しにくいことがけっこうあるということ。



学校では、前提となる「既習」(すでに学習した内容)をもとに

新しい学習が進んでいきます。

算数用語も「積」ってなんだっけ?

平行四辺形ってどんな形だっけ?

・・・・なんて考えている間にどんどん新しい学習が進んでいきます。


平行四辺形の面積は、底辺×高さです。

・・・うん。分かった。

で、「高さ」って図のどこ?


こんなふうに分からないことが増えてくると

だんだん学習することに「疲れて」きてしまいますね。

夏休み、お子さんたちが持ってくる宿題は、ほぼ「復習」。

学校の授業がない時期だからこそ、

ゆっくりと振り返りができました。

「そこでひっかかっていたから、先の方もできなかったんだ!」

「ここのところは、自信のないまま過ぎていた上に1回欠席して

ますますわからなくなった。」

・・・こんなところも確認しながら学習できました。

・・・ということは、ふだんから「復習・確認タイム」

できればいいのでは?

でも、実際は、学校は3年生ぐらいから急に「駆け足」状態。

宿題はでるけれど、テストを丁寧に振り返ったり、

学習した内容を分かるまで復習したりする時間はありません。

また、逆に内容に「物足りなさ」を感じてしまう子どももいます。

年々教科書の内容が「充実(?)」してきて、厚くなり、

中学校の内容が小学校に降りてきたりするのをみていると「ゆったり目」の内容にして、

物足りない子どもたちには、「補充」の問題を用意する方が

学習への満足感がわくような気がします。

たくさん「食べ物」を口に入れても「消化」ができなければつらくなるし、

「消化」には、その子どもなりの「時間」や「方法」が必要なのでは?

・・・・そんなことを考えている夏休みです。


日曜日に「横浜阪神」の試合を観に行きました。

この日は、「子どもデー」だったので

アナウンスも子ども。



選手の名前もひらがな。

そしてバッターボックスに立つ選手の子ども時代の写真も。



今の太田選手は



ほとんどの選手が子ども時代も野球のユニホームを着ていました。

ちっちゃいころの「でっかい夢」をかなえた人たちなんですね!

この日は「ベイファン」にとって本当に残念な結果になってしまいました。

9回裏から降り出した本格的な雨。

ここで逆転ホームランがでたら、どんなに「劇的」なんだろう、と

願いつつ、選手にエールを送り続けました。

代打をだされたキャプテンはどんな気持ちだったのでしょう?

選手一人ひとり、いろんな気持ちがあったのだと思います。

どんなときでも必ず前を向いて「明日」を考える。

少しずつでも「よりよい方法を考える」ことで結果につながり

数字として表れる。(そうでないときもあり・・・)

プロは本当に厳しい世界です。

(昨日、今日は調子を戻しました

でも、そんな選手もかつては子どもでした。

今の子どもたちも新しいことを「入力」したあとは、

じっくり「消化」できますように。

そんなお手伝いをしていきたいです。



個別学習塾びすぽうくのホームページへ(線のところをクリックしてください)
















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