オクトシティー正直村

おかしいな?変だな?と思った事を綴った駄文

匿名

2008年03月04日 | Weblog

匿名とは、無記名もしくは別名を用いて自分の実名を隠す事である。

 個人情報保護ということで間違って実名が公表されると大騒ぎになるが、実名を公表する事は個人の自由である。他人の個人データを不正に利用する事が悪い事であって、個人情報保護で取り締まるべきは他人の個人データを不正に利用する人達に対してであって、個人データを間違って公表した人ばかりではない。不正に利用されなければ公表しても問題ないはずである。ただし、個人データを扱っている人は当該個人に対して個人情報を取り扱う事とその内容と使用目的について許可を得なければならない。無許可で作成し取り扱っているのは最初から不正使用である。間違って公表した事ばかりが強調されるが、その個人情報が正規のものであるかどうかは問題にされない。

顧客情報は果たして個人の許可を得ているのであろうか?

 時々個人情報を記載する際に、目立たないところに個人データの使用についての許可と条件が記載されているが、あまり気にする事もない。本当に管理するのであれば、記録されている個人データの自分に関する部分は公開されいつでも確認できる必要があるが、そんな確認をした事もなく見えないところで自分の個人データが知らないところで管理され更新され取り扱われ流通している。これでは自分の個人データが正常に扱われているか確認する事はできないし、不正利用されても解らない。何かおかしいのではないかと思う。

個人データが厳格に管理され、いつでも最新の自分の個人データの内容と利用状況が確認できれば安心である。

 個人が許可した範囲内では大いに個人データを流通させたいものである。個人情報保護法は徹底的に保護するばかりで、そのあたりの仕組みと制度が整備されていない気がする。そして、個人データの流通そのものも極端に制限する事となり、本来の情報の流通を阻害している。気の弱い人や用心深い人、自分で責任を取れない人は個人データそのものを扱う事そのものを躊躇してしまうし、作ってもがんじがらめに自分だけのデータとして保管し外部へ出す事はない。これでは情報の共有はできないし、コンピュータネットワークの利便性を無視して逆行している。要は不正利用を取り締まる方策を考えるのであって情報の流通を停滞させ阻害するのは本来の目的ではない。

個人データの不正利用は堂々と行われている。

 自分のデータがどのくらい不正に利用されているかは現在のところ確認する方法はない。正規に利用されている個人データでさえも利用状況を確認する手段はない。登録前に確認した利用条件の記載内容を信頼するしかないし、不正利用が発覚して初めて苦情をいい訴える事となる。不正利用が発覚しない限り無断で利用されてもやられっぱなしである。当然不正利用者は堂々と不正利用しっぱなしで、やらなきゃ損!損!と言った勢いである。下手をすると間違った個人情報が、または個人に不利益をもたらす個人情報が闇から闇へと流通している可能性がある。金融機関では「ブラックリスト」と言うものが堂々とまかり通っているが、誰に断ってブラックリストなる個人情報を扱っているんだろうと思うし、自分がブラックリストに載っているか記載内容が正しいかどうかを確認する事もできない。

不正に利用されるからがんじがらめに保護するのでなく、

 不正に利用されないようにする仕組みと制度が必要だと思う。不正利用を仕方がないとあきらめていたのでは、本来の目的を達成する事はできない。現在のIT技術を活用すればそれほど難しい事ではないし、データのアクセス管理、複製管理、流通管理、更新管理、データの秘匿、個人に対する情報公開と確認行為などが必要になると思う。現在はこれらの機能がいい加減であると言う印象は拭い去れない。一刻も早く是正すべきだと危惧する。そして、匿名でなく安心して個人の実名が公表できるような環境が実現できる事を祈っている。考えてみたら常識的な当然の事だが、コンピュータネットワークが不完全なために今現在では匿名を利用せざるを得ないが、匿名は本来自分の責任を放棄した無責任な行為であり、責任ある行為を追求するなら個人の実名を公表すべきなのである。と言いつつ、匿名でブログを開設している無責任な筆者自身である。
 

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