儲け話と損する話があったら誰でも儲け話に飛びつく。
しかし、儲け話にも投資が必要である。その投資分の半分がそのままにしておくと損になるということになると誰でも儲け話を選択する。結果として儲けるか損をするかは確率的には通常同じである。儲け話が成功するか失敗するかは確率50%であり、何もしなければ投資の半分が損になるが、反対には半分の損失に抑えられていると . . . 本文を読む
みんな一緒が公正・平等ではない。
凸凹を少なくして格差を少なくすることによって公正・平等の精神が発揮される。凸凹に全体に平等に施策を講じても凸凹が解消するわけではない。そのためには凸凹に応じて権限を発動して個別に対応する必要がある。時には凸を削ってその分を凹に充当することでもあり、凹を支援することでもある。それが施策者の仕事であり、これこそが権限を持つ者の存在価値である。権限を行使しないと言う . . . 本文を読む
今年もノーベル賞が発表された。 私が無知かもしれないが、受賞者の名前は受賞の報道で初めて知った。ノーベル賞を取るくらいの人だから日本国内でもっと有名であっていいはずだし、有名になるだけの価値のある人物なんだろうが、生まれてこの方全くの知識を持ち合わせていない。まぁ専門外のために関心がなかったとも言えるが、それにしても些細なことでも日本中で有名になる人の多い昨今、おかしな事象と言えば言えるだろう。と . . . 本文を読む
ある正義は他からは不義である可能性がある。
正義を主張する人達はそのことをよく考えておく必要がある。自分達が正義だと信じていることが観点を変えると正義でなくなってしまう。一方的に自分達の正義を強制することは暴力でさえある。正義は力で主張するものではなく主張は謙虚であっても大勢の人達の賛同を得て自然に受け入れられるものである。また、民衆を扇動するものではなく、民衆の意見を聞いて柔軟に対応してゆく . . . 本文を読む
今日の新聞に「正常性バイアス」の話題が出ていた。
災害時の避難の際、異常を伝える情報があっても「自分は大丈夫」と思い込む心理で、精神の平静を保つ人間の本能であるそうだ。災害時には逃げ遅れになるので、警告が出たら空振り覚悟ですぐに行動しなさいと忠告している。私としては、人間の「正常性バイアス」が悪いわけではないと思ってしまう。「正常性バイアス」を乗り越えるだけの緊迫した情報が正確に伝わっていない . . . 本文を読む
人間の集団には必ずメインになる人とサブになる人がいて、いつの間にか自然に分かれていく。
その人達を観察していると、競争を好むか、危険を冒した挑戦を好むか、未来を予測して行動することを好むか、自信をもって他に先んじることを好むか、等によって分かれていくようである。メインが良いとかサブが悪いとかの話ではなくて、特性の違いであり、メインばっかりになっても困るし、サブばっかりになっても困る。人それぞれ . . . 本文を読む