日本の政治論争を見ていると、反対派と賛成派に分かれて「賛成」「反対」だけで論争される。
私は賛成だ、私は反対だ、と意思表明するだけで、中身がない。立場を明確にすることが目的のようであるが、ほとんどの人は立場を明確にしないで傍観している。たぶん形勢が決まったらそちらに乗っかろうとしているのだろう。「賛成」「反対」の声が大きいのは極端な賛成派と反対派で、その根拠は利害のみである。本質的な部分での論 . . . 本文を読む
「○○させていただきました」とは変な言葉使いである。
「○○しました」でいいではないか。「させていただきました」と言うことの利点は何だろう。まずは、断定口調ではない事である。この頃は断定口調を嫌う風潮にある。断定されると「いかがわしい」「疑わしい」「胡散臭い」「威圧的だ」「不遜だ」などとなるようである。要は信頼されていないために断定的な表現は避けなければならない事情があるようである。反対に信頼 . . . 本文を読む