セブン抜きでも十分解決できそうだった侵略する死者たち

 今から50年前の今日68年5月19日にOAされたウルトラセブン
33話・侵略する死者たちは異形の敵キャラが一切登場しないEP
だが、セブンは敵の攻撃で矮小化されコップに封じ込められたり
麻痺光線を浴びて敵に拉致されそうになるなど最後に敵の母船を
ワイドショットで破壊したぐらいしか活躍する場面のないEPだ。

 このEPに登場する敵は資料などではシャドウマンと呼称されて
いるが劇中では謎の宇宙人という事になっており、本体の姿は最
後まで登場せずに霊魂のような状態で全世界にある地球防衛軍の
基地の位置を記したマイクロフィルムを盗み出すべく暗躍する。

 大学でホルマリン漬けにされていた身元不明の死体を操って
防衛軍基地近辺で車に撥ねられたり基地に侵入しようとし射殺され
るなどして、基地の遺体置き場に安置された後に抜け出し厳重に施
錠された保管庫からマイクロフィルムを盗み出す。

 そして安置室を見張っていたダンに襲いかかるとセブンに変身さ
れるもののミクロ化フォッグでコップの中に閉じ込める。

 セブンはエメリウム光線で火災を起こして混乱の中でセブンを閉
じ込めていたコップは蹴り倒されて何とか脱出するが、その隙に作
戦室が襲撃されオペレーター達が昏倒している間にデーターを転送
されてしまうのだ。

 受信場所を割り出したウルトラ警備隊は廃墟にアンテナを発見し
敵は宇宙にいる事を突き止めるとダンがホーク2号で向かうが宇宙
船から発射された光線で撃墜され、セブンに変身して宇宙船が撃ち
出した大型ミサイルをワイドショットで撃破。

 ところが小型円盤群から発射された麻痺光線を浴びたセブンは両
手足を拘束され巨大カプセルに閉じ込められ星人の母星に連行され
そうになるのだが、飛来してきたホーク1号が弾道ミサイルや円盤
群を撃破しただけでなくセブンの拘束カプセルも破壊し脱出したセ
ブンのワイドショットで母船も撃破という流れだ。

 こうしてみると最後の宇宙空間での戦闘はホーク1号だけでほぼ
終わらせているし、機密データを転送されたのも元はと言えばセブ
ンがコップに閉じ込められて脱出するために火災を起こしたのに乗
じてだからセブンが悪く言えば足手まといになってしまっておりウ
ルトラ警備隊のみで解決できたEPではないかと思ってしまう。

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