瀬古利彦ほど楽観的に見られない大阪マラソンの結果


gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/sports/f-sp-tp0-230226-202302260000800

 昨日行われた大阪マラソンで西山和弥が初マラソン日本最高記録
を出して6位に入っただけでなく、同い年の池田耀平も2時間6分台を
出して7位に入るなど結果だけ見ると悪くないものの瀬古利彦マラソ
ン強化戦略プロジェクトリーダーが言う‘パリ五輪へ光明見えてきた’
と手放しで喜ぶ事か?と思ってしまう。

 たしかに西山と池田が初マラソンで2時間6分台を出したのは素晴
らしいと思うのだが、大阪は昨年も星岳が2:07:31で走っており
記録が出やすいコースだという事から手放しで喜べないものがある
のだ。

 ならば2時間6分台を出しても6位というのを問題にしないのは、
どうしてだろうか?と思ったりする。

 優勝したエチオピアのキロスの2:06:01をはじめ上位5位までは
外国勢が占める展開で、初マラソン組が2時間6分台を出しても服部
勇馬は2時間9分台と本来ならトップ争いをしなければならない元五
輪代表選手がパッとしない状況は好ましくはない。

 そしてアフリカ勢のペースのアップダウンに巻き込まれない形で
出した記録というのは、好記録が出ても五輪などの本番でトップ選
手との競り合いに加わらないとメダル獲得のチャンスはないのだか
ら素直には喜べないのだ。

 つまりアフリカ勢との競り合いの中で出した2時間6分台なら価値
もあるが、そのペース上げ下げから離れて好タイムを出したところ
で五輪本番では入賞も厳しいのではないか。

 20世紀に大阪国際女子マラソンから選出された宮原美佐子や小鴨
由美らは五輪本番では日本選手中最下位だったわけで、タイムが出
やすいコースで出した記録は少し色を付けて評価しないといけない
と思うので初マラソンで2時間6分台は嬉しいが素直には喜べない感
じなのだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« ‘ヒーローは死... 鈴木誠也のWBC... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。