ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
‘ヒーローは死なない’という東映のポリシー
今から50年前に始まった仮面ライダーV3は2話でライダー1号と
2号は原爆を内蔵し新宿副都心で爆発させようとするが、ダブルラ
イダーから太平洋上に運ばれて爆発する。
とはいえ原爆が炸裂したのだからダブルライダーは犠牲になった
と思ったが、本郷猛と一文字隼人から‘風見志郎君いや仮面ライダー
V3よ、俺たちは死なない。いつの日か必ず帰ってくる’とメッセー
ジが届くわけで実際に21話で生存が確認され33話のユキオオカミ&
34話の原子タイガー編で3人ライダーの共闘が実現し当時の視聴者
の中心である子供たちを大いに喜ばせた。
そういえば変身忍者嵐の最終回で大魔王サタンと相打ちになった
嵐は、命を落としたと思われたものの変身するハヤテは生きており
生き別れた母親と抱き合って喜びながら終わる。
正直言って当時は‘死んだはずでは’と怪訝に思ったものの子供心に
‘ハヤテが生きていて良かった’と安心した次第で、やはりヒーローが
死ぬというのはメインターゲットである子供達には辛いものがある
ので救いのある展開だった。
だから仮面ライダーV3の2話で原爆を内蔵したカメバズーカを2人
のライダーが太平洋上に運んで、爆破されても‘生きているんじゃな
いか’と思っていたのだ、
以前も記したように仮面ライダーの旧1号編で本郷猛役の藤岡弘
が大ケガで降板した時に原作では本郷猛が死ぬシーンがあるので、
そのまま本郷猛を死亡させる形で降板させるという案もあったのに
対して平山亨プロデューサーが反対して2号ライダー=一文字隼人
を登場させ藤岡弘が復帰すると新1号ライダー編に切り替えるなど
ダブルライダーを誕生させる事になった。
その後の昭和東映ヒーローは基本的に最後はハッピーエンドで終
わるというのが定番になっており、基本的にヒーローは死なないよ
うになっている。
それは‘ヒーローを殺すなかれ’という平山亨プロデューサーの作っ
た流れが今でも東映は引き継いでいるというのがわかるし、円谷英
二が出血シーンをはじめとしたグロテスクなシーンを毛嫌いしてい
たという伝統を円谷プロが堅持しているのと同じだはないかと思う
のだ。
« シーズン前プ... | 瀬古利彦ほど... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません |