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大迫傑キャリア初のリタイヤも

大迫は寒さで無念の棄権…大本命での心身調整課題に

 今日行われた東京マラソンでエチオピアのブルハヌ・レゲセが
2:04:48という素晴らしい記録で優勝した一方、MGC出場権
をかけた日本勢は中央大の堀尾謙介が初マラソンながら2:10:
21のタイムで5位に入ったのが最高。

 昨年のシカゴマラソンで出した日本記録を持つ大迫傑は20㌔過ぎ
から徐々に遅れて行き、29㌔地点で棄権という形になりキャリア5
戦目での初のリタイヤという事になった。

 今日の東京はスタート時の気温が5,7度という寒さの中でペース
メーカーは最初の1㌔を2分48秒というハイペースで飛ばし、15㌔
まで2時間3分台のペースで走っており決して体調がよくなかったよ
うに見える大迫は徐々に足にダメージを溜めていたのだろう。

 箱根駅伝で活躍した大迫は卒業後は駅伝を走らなければいけない
実業団に進まず渡米しナイキ・オレゴンプロジェクトでスピードを
磨いてマラソンに挑戦すると、順調な進化を見せ昨年のシカゴマラ
ソンでは2時間5分台の日本新記録を叩き出すと共に今年9月に行
われるMGCへの出場権を獲得していた。
 
 というわけで今回の東京マラソンは大迫にとっては足慣らし的な
レースという位置付けだっただろうがスタートから雨と寒さの中で
日本記録を上回る速いペースについて行っていたのが、途中から遅
れ始めると棄権した29㌔前ぐらいから後続のランナー達からも遅れ
る始末で最終的にリタイヤの選択をした形だ。

 マラソンというのは経験がモノを言う種目だから過去4レースで
結果を残していたとはいえ、ここまでの寒さでのレースは初めてだ
ろうから‘あれだけペースが速いと自分のペースを守るため一旦集
団から離れてもよかったのに’とは瀬古利彦氏のコメントだがキャリ
アのなさゆえのブレーキではないかと思う。

 大迫にとって大事なのは東京五輪の出場権を取るMGCのレース
だしピークは9月に合わせているのだろうから、今回の悪コンディ
ションの中でのレースで無理をする必要はなかったので棄権は賢明
な判断だろう。

 MGCと東京五輪本番は今日とは逆に暑さとの戦いになるのだか
ら今日結果が出なかったといって、そこまで気にする事はないので
はないかと思う。

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