4年前の悪夢は払拭できた

日本、カメルーンに1―0=岡田監督、W杯初勝利〔W杯本記〕(時事通信) - goo ニュース

 昨夜行われたW杯の初戦で岡田ジャパンはカメルーンに本田圭佑の
ゴールで挙げた1点を守りきり1-0で初戦を飾った。

 今年の4月まで岡田武史監督は中村俊輔をチームの中心に据えたパス
サッカーでW杯に挑む方針だったようだが、ケガを抱えた中村俊輔の調子の
悪さもありチームは停滞どころか低迷し とてもじゃないがパスサッカーで
勝負に行ったら3連敗間違いなしという雰囲気だった。

 よくしたものでW杯は勝てなくても負けなければ勝ち点1が入るし3引き
分けでもグループステージ突破は可能だという事で、岡田監督は堅守
速攻に舵を大きく切ったため司令塔だった中村俊輔やエースFWの岡崎
慎司が外れる事になった。

 両サイドにドリブル突破が持ち味の松井大輔と大久保嘉人が起用された
のもパスサッカーを放棄した事を意味すると思っていたが、コンディションも
よかったこの2人が再三に渡りドリブル突破を仕掛けていたのが印象的
だったし松井からのクロスを本田が決めたのを見てもコンディションが悪く
堅守速攻に合わない中村俊輔を外したのは正解だったと思う。

 思えば4年前は全く正反対だった。

 ジーコは発熱してコンディションが悪かった中村俊輔に拘ったため先取点
となったクロス以外は殆ど活躍できず、運動量もなかったため中田英寿ら
他の選手達にかなりの負担をかけた感は否めない。

 しかも1-0とリードして迎えた後半に前がかりになったオーストラリアに対し
守りきるのがやっとだったDF陣に対し、攻撃陣は追加点を挙げようとチーム
内がバラバラになってしまい その意思統一ができてなかったため残り5分で
悪夢の3失点を喫して最強チームと呼ばれたにも拘わらず1勝もできずに
敗退となった。

 つまりコンディションの悪い選手は使わないという事と、最後は全員で守り
きるという意識で選手達が意思統一していたのが4年前との違いだろう。 

 メンバー的には今回の方が落ちると思われていたが、それだけにチームの団結力は4年前より上だったし、1-0のリードから残り15分をきってから逆転
負けした4年前の課題を取りあえず克服したと思う。

 いくら個人が優れていても登録選手全員が意思統一されないと勝てないと
いうのを、実感した今回のカメルーン戦だった。    

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