同じ眠れない夜ならば！

　昔マンガスポーツというスポーツネタの四コママンガ集があり、その中で
タイガースの熱烈ファンが描いていた「浪花泣くともタイガース」で作者が
‘阪神が負けたからやる気が出ない’と言い、勝ったら‘嬉しくて仕事なんか
できるか！’と言って騒ぐシーンがあった。

 　W杯での初戦でカメルーンに勝った試合を観戦した昨夜の私は、まさしく
そんな感じだったのだ。

　昨日は午後から小倉で会合と懇親会があり、1月の新年総会で協力して
もらったOBの方々と酒を酌み交わしたのだが昼から美味しい日本酒を
かなり飲んだため酔っ払った。

　16:25発の電車内では殆ど爆睡していたし帰宅しても酔いが残っていたため
1時間ほど寝たおかげで頭もスッキリした状態でカメルーン戦を観戦する
事になった。

 　実は4年前も初戦は月曜日で講習会の帰りに夕食でカレーを食べ、帰宅
後に用事をしていたらキックオフの時間になっていて入場シーンや国歌吹奏
シーンを見逃していた。
　
　そして居間のTVを正座しての観戦だったのに対し、今回は店のTVの前に
仁王立ちしての観戦になった。

　これは8年前の日韓大会でのスタイルだ。

　ご存知のように本田圭佑のゴールで挙げた1点を守りきって1-0でカメ
ルーンに勝ったのだが、試合が終わってインタビューなどを聞いていたら
1:00になった。

　本来なら翌日が仕事のため一刻も早く寝る必要があったが、とてもじゃ
ないが頭が冴えて眠れないので そのままTVを点けっ放しで1:30ぐらいまで
見ていた。

　そして布団に入ったのだが、ただでさえ蒸し暑かったのに不利と言われた
初戦を勝った興奮と酔い覚ましのために夕方寝ていた事もあり眠れない
のだ。

　そういえば4年前オーストラリアから残り5分で3点を失って大逆転負けを
喫した時も眠れずに天井を見上げて1時間ほど悶々と過ごすハメになった。

　こうして考えると負けたら悔しくて眠れないし、勝ったら興奮して眠れないと
いう事で どっちに転んでも眠れない夜を迎える事になったが 同じ眠れない
なら勝って興奮して眠れない方がどれだけいいか昨夜は思い知ったの
だった。