ネクサスワールドから考える情報操作

　ウルトラマンネクサスの世界では人間を捕食するビーストとナイトレーダーを
はじめとした防衛組織・TLTの戦いが一般人には知られる事なく、秘かに行わ
れているという設定だった。

　最大の理由がビーストが人間の恐怖感を好むためビーストを恐れる気持ちが
増えるとビーストの活動が活発になるという理由でTLTの部隊の1つ・メモリー
ポリスがビースト事件の被害者の記憶を消していっていたのだ。

　これは立派な情報操作である。

　新宿でネクストとザ・ワンが戦った時の瓦礫などは隕石が落下したという‘新宿
大災害’と事件で処理されていたし、一度に多くの人間がビーストの存在を
知った場合は集団で記憶を消すレーテという記憶消去装置があった。

　レーテのような大型記憶消去装置を必要と考えているのは今の政権かもしれ
ない。

　先日は官房副長官に前官房長官が就任したのだが、なにせ この方は隠蔽
大好きときているから自分達に都合の悪い情報は伏せたがる傾向が強い。
　
　原発の情報を小出しにしたり東京電力との意思疎通のなさが浮き彫りになって
いる状況を見たら よっぽど真実を知らしめると国民がパニックを起こすと考えて
いるのではないかとTLT上層部同様思ってしまう。

　ただし情報化社会の現在では それは通用しないし隠蔽しようとしても必ずバレ
るのは間違いない。
　実際ネクサスの世界でも円盤愛好会の面々はビーストの存在やTLTのビースト
事件隠蔽などを認識していたではないか。

　ネクサスでは‘レーテを失って恐怖心を消去できなくても地球人は その災厄を
恐れず立ち向かっていける’と結んでいたが、現実に日本人は海外メディアから
賞賛されているように 最悪の災厄があってもパニックに陥ったり略奪などの蛮行
も起きるわけでもなく力を合わせて再起しようとしている。

　だから下らない情報操作などは無用なのだが・・・・・