ボクシング‘春日部決戦’は五十嵐が新王者&内山は負傷引き分け

五十嵐、初挑戦で王座奪取=内山は負傷引き分けで防衛―ボクシング・ダブル世界戦(時事通信) - goo ニュース

 今日ウイングハット春日部で行われたボクシングのダブル世界戦で先に行わ
れた
WBCフライ級タイトルマッチはルディボーイ・ハロに1位の五十嵐俊幸が
2-1の判定
勝ちで新王者になり、WBA:Sフェザー級タイトルマッチは地元出身
の内山高志が
7位のマイケル・ファレナス相手に3R偶然のバッティングで内山が
三浦戦でカット
した部分を再び負傷し負傷引き分けで5度目の防衛に成功した。

 某掲示板によるとハロ-五十嵐戦が17:42から、内山-ファレナス戦は19:
03から
という事でネット断ちして20:00前にTVの前に座ったところ前フリが異常
に長くハロ
-五十嵐戦が両選手入場から国家吹奏までOAされて始まるまで30分
近くかかったので
‘五十嵐が早い回に倒されるのか?’と心配したものだった。

 実際ハロは前日計量でミスしていて早い回のKOならハロで判定もしくは終盤
KOなら
五十嵐と予想していたので試合開始が長引けば長引くほど早いラウンド
での決着と
なるのでは・・・と思っていたら最初の3Rを五十嵐が的確なボクシング
で凌いだため前半
KOはないなと確信できた。

 突進してビッグパンチを振るうハロに対して五十嵐のスピードに乗った右ジャブや
左ストレートがヒット、残り1分になるとハロが強打を振るって突進してくる展開で
試合が進み最初の4R終了時点での採点が39-37で割れ、1人は38-38の
ドロー。


 それが8R終了時点では再び78-74で割れたのに対し1人が77-75で五十嵐
という採点。


 つまり残り1分で攻勢に出たハロの単発強打とラウンド全般で軽いものの五十嵐
的確なパンチの どちらを取るかで割れているので、残り4Rをイーブンで凌げ
れば
勝てると思った。

 しかもハロは減量の失敗で後半ガス欠になるのでは?と思っていたのだが9Rは
取られた
ものの10Rにハロが休憩ラウンドにした感じで完全に取れのだが、11Rに
ハロがガンガン
出てきてパンチで五十嵐は目をカットしパンチをクリーンヒット
されてグラつく。


 ただし11Rでスタミナを使い果たしたのかハロは最終ラウンドは失速して明らか
五十嵐が取ったので逃げ切ったか?と思ったら案の定2人目のジャッジが115
-113だった
ので2-1の判定勝ちでオリンピック代表出身ではロイヤル小林と
平仲明信に続く3人目の
世界王者になった。

 ちなみに帝拳ジムでは西岡利晃・粟生隆寛・山中慎介に続いて4人目の現役
世界王者で、
故・大場政夫以来のジムの世界フライ級王者という事になった。

 一方の内山だが これまた試合前の前フリが長いし両選手入場から両国国家
吹奏まで
OAしていたため残り時間を考えると3Rぐらいしかないので、早いラウ
ンドでのKOに
なったと思われた。

 問題なのが内山は前半は撒き餌をするかのように相手を弱らせていってペース
を握り
中盤以降に倒すという展開を得意にしているので3R以内に試合が終わる
なら意外にファ
ナレスのKO勝ち?という嫌な予感もし始めた。

 そういえば大都市圏以外の故郷での世界王者凱旋防衛戦では具志堅用高や
工藤政志に
柴田国明、坂田健史らが敗れているのに対し成功しているのは輪島
功一のみという不吉
なデータも あったっけとも思ったのだ。

 実際ファナレスはフェザー級から上げてきただけにスピードがあり左ストレートが
時おりヒットするだけでなく、左ストレートと一緒に頭まで飛んで来るのだが2Rに
偶然のバッティングで目尻から血が滲み3Rに再びバッティングで今度は傷も深く
リング
ドクターの診断で続行不可能となり3Rだったので負傷引き分けでの5度目
の防衛となった。


 場内はガッカリしたような雰囲気だったのだが冷静に考えると中途半端なカット
なら
傷口を狙い撃ちにされて5R以降ドクターチェックでストップされると負傷判定で
不利に
なる感じだったので早めの負傷引き分けなら防衛になるため不満ではある
がラッキー
だった。

 まぁ世界戦の連続KO勝ちが途切れたのは残念だが、このクラスで日本人の
5度防衛は
小林弘以来だから防衛できただけでも喜びたい。

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