ミラーマン32話:今救え!死の海

 ミラーマン32話&33話は鳥羽&長島温泉ロケ編で特撮に佐川和夫が参加した
珍しいEPとなっている。


 今回のインベーダーの狙いは海洋汚染を引き起こして海の生物を死滅させよう
とするもので、宇宙猿人ゴリなどではポピュラーだった公害問題を円谷が扱った
作品ではあるものの少し趣向を変えている。


 そして何といってもシーキラザウルスが出す生物の筋肉を弛緩させる毒液に
汚染された海水を吸い上げるシーフェンス作戦の合成映像が素晴らしい。


 黄色いガスが漂う夜の海にシーキラザウルスが出現し海洋汚染を調査中だった
アサヒ丸がガスに巻き込まれて責任者の岩野教授を含めた乗組員は次々に倒
れていき、現れたインベーダーから教授は体を乗り移られてしまう。


 翌朝アサヒ丸の乗組員達の遺体が鳥羽の浜辺に打ち上げられ取材のために
フェリーで京太郎は到着した直後、1台の車が前に現れインベーダーが事件に
介入しないように警告して
姿を消す。

 と その時に京太郎の車の横を赤いスポーツカーが通り過ぎて行ったが運転して
いたのは同じフェリーに乗っていた女だった。


 アサヒ丸は日本列島を取り巻く汚染された海が どれだけ広がっているかを調査
するために出向していたのだが、例のスポーツカーの女が行方不明になっている
岩野教授の事をしつこく聞いていたと海洋汚染研究所の所員は語っていた。


 すると例の女が怪しげなサングラスの男とモーターボートに乗って出かけたので
インベーダーと判断した京太郎は後を追うと、案の定モーターボートから発砲される。


 京太郎は相手のボートに飛び乗ってサングラスを外すと目が光ってインベーダー
と判明、もう1人の女は何と岩野教授の娘・怜子でインベーダーは父に会わせると
言って接近して来たらしい。


 怜子の指には大きなダイヤの指輪がはめられていて、それは父親でなければ
外せないというものだが そこに教授から電話があり所定のボートに乗り込むよう
指示される。


 ボートに隠れていた京太郎はインベーダーが接触してきた時に姿を現し教授に
腕時計で反射する光を照射すると姿を消し、教授の遺体が海に浮かぶ。


 同時にシーキラザウルスが出現し毒液を噴出しながら海を汚染していくので
京太郎はミラーマンに変身し立ち向かうが御手洗から警告された筋肉を硬直させ
る毒液を浴びて力を失い沈んでいく。


 そこにジャンボフェニックスが駆けつけシーフェンス作戦を発動。

 これで毒液の脅威から解放されたミラーマンはミラーグラックルでシーキラザウ
ルスの動きを止めて圧縮化し、ミラーアイビーム粉砕するのだった。

 

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コメント
 
 
 
ラストシーン (柴田真紀)
2012-07-17 01:42:43
帽子が飛ばされて、
「あっ!?」
 というシーンを遠景でとらえて
ラスト……

というのが、良かったです。

テレサ野田さん、当時15歳前後だっけ?
すごくオトナっぽい魅力ですよね。
『八月の濡れた砂』
 が見たくなります。

 
 
 
そうですよ (こーじ)
2012-07-17 23:40:58
>柴田真紀様
 やはり このEPはテレサ野田の魅力が満点で、彼女なくして成立しないと思います。

 明日のネタにアップしますけど、帽子が風で飛んだ後に無数の風船が空に飛んでいくシーンは後編へ続くと思っていたら全く違いました。
 
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