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冷戦時代はスパイ作品の最も面白い時代

 BSジャパンでOAされているスパイ大作戦も今週から最終となる
第7シーズンに入った。

 第7シーズンは22話のようで第1シーズンから見続けていた事
から、いよいよ最後かと感無量になるわけだが残念ながら内容的に
はネタ切れ感が強い。

 思えば第1シーズンは66年にスタートし第7シーズンが終わる
のは73年3月だから足かけ7年にわたって製作されていたわけで、
その間にキャストの交代や作品の舞台背景である世界情勢の変化も
絡んでくる。

 スタートした頃は冷戦真っ只中だったわけだから当然ながら東側
諸国の暗躍を食い止める内容のEPが目立っていたわけだが、途中
からはシンジケートの野望を阻止するような内容のEPが増えた感
じだ。

 007シリーズも70年代に入るとジェームズ・ボンドがロジャー・
ムーアに交代した事もあってスペクターとの戦いより
麻薬王などと
の対決の方がメインになってくるように、シリーズが
長く続いてい
ると当然ながら路線変更はあるわけで試行錯誤が多く
見られる。

 そういえば第1シーズンではヒットラーの遺産やナチス復活など
の話があったのだがシーズンが進むにつれてナチス系のネタはなく
なるなど時代の変遷を感じさせるし、亡命者や科学者を脱出させる
というEPもあったのが敵がシンジケートになると警察に逮捕させ
るように仕向ける話が増えて来た気がする。

 つまりスパイ作品は冷戦時代というのが第2次大戦を経験したナ
チスの残党が登場したり亡命者を出すなどバラエティに富んだEPを
作りやすかったのに対し、最近はシンジケートやテロリストが相手
なので幅を広げるのは難しいし広げ過ぎると荒唐無稽になるという
作りづらさがあるようだ。

 日本での大河ドラマ的な時代劇は戦国時代や明治維新モノが多い
のだが、スパイものは冷戦時代を舞台にした作品が面白いという事
になるのだろうか。

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