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先輩の銀婚式

 今日は福岡時代の先輩Sさんの25回目の結婚記念日・いわゆる
銀婚式である。
 私が福岡の店に入店したのが82年、その時に店長だったのが
Sさんだ。

 その店のスタッフは基本的に中卒が多かった。
 私が、その店では初めての公立普通校の出身だったのだ。 
 そんな中でSさんは高校を卒業して就職したものの、脱サラして業界に
入って契約最後の年である6年目だった。
 入店した時に、中卒で年齢は下の先輩と上手くやらないといけなかった
事など共通点もあった。
 同じ高卒という事で いろいろと目をかけて貰ったし、仕事への心がけ
だけでなく 酒の飲み方など一般社会の常識を教えてくれたのだ。

 私は超が付くぐらい不器用である、特に髭剃りは大の苦手だったので
‘顔剃りができんと先に進めんぞ!’と皮膚が荒れやすかったにも拘らず、
2日に1回は髭剃りのモデルになってくれていた。

 そのSさんが私が2年目に入った83年の今日、篠栗の店に婿入りした
のだ。
 それからは店のOBとして講習会などで顔を合わせていたが、いつも
出来が悪かった私を気にかけてくれていた。
 福岡の店を‘卒業’して蒲田の店に入った時にも喜んでくれたし、帰郷
してからも行き来があった。 

 先輩には子供が4人いたので子供達とも仲良くなっていたし、その子供
達から‘クレヨンしんちゃん’や‘名探偵コナン’などを教えてもらった
ものだ。
 そして子供達ともども、いつも‘いつ結婚するの?’と心配してくれて
いたし、私の結婚が決まったときは真っ先にSさんを招待するようにして
いた。
 嬉しい事に結婚式の前日にSさんの子供達が、自分の事の様に喜んで
くれて お祝いの電話を貰った。 

 Sさんが銀婚式ならば、それに1年足したのが私の業界キャリアである。
‘時間の経つのは早い’と感じるし、‘Sさんのように夫婦仲良く最低でも
銀婚式を迎えたいものだ’と思った次第である。

 ホントに、素晴らしい先輩に恵まれたと

思っている。

 Sさん、おめでとうございます。

 金色に輝く50年を目指してください。     

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