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こーじ苑
2010夏の甲子園・第14日:Sファイナル
興南、春夏連覇へあと1勝=東海大相模は40年ぶり決勝進出-高校野球(時事通信) - goo ニュース
大会も残り2日間。
ベスト4は優勝経験校の報徳学園と東海大相模にベスト4経験校の興南と
成田という珍しい4校で、更に優勝経験校とベスト4経験校が対戦するのだ。
第1試合はベスト4に唯一残った2枚エースチームの報徳学園が選抜優勝
の興南に挑むのだが、島袋は中1日休んでいるとはいえ一昨日は聖光学院
から 3失点しているので機動力を武器にする報徳の攻撃を考えれば3点は
覚悟しないといけないだろう。
だから報徳の2枚エースが興南打線をどこまで抑えられるか。
第2試合は関東勢同士の対戦だが1試合多く戦っている成田には厳しい
戦いになる可能性が高い。
中川が相模打線を相手に どこまで踏ん張れるかがカギだろう。
第1試合:報徳学園 5 - 6 興南
1回表に興南は左腕エースの大西を攻め1・2番の連打でノーアウト1・3塁と
先制のチャンスを掴むが3番の1塁ゴロで3塁ランナーはホームでアウト、
4番がピッチャーゴロ併殺に倒れたのに対し報徳は その裏に1番がヒットで
出塁しバントで2塁に進むと3番の1塁強襲ヒットで先制する。
追加点は挙げられなかったが なおも盗塁や死球でチャンスを広げプレッ
シャーをかけ、2回には7番がヒットで出塁しバントで1アウト2塁から3塁盗塁
などでチャンスを広げ連続四球で満塁。
ここで2番は三振したものの3番が左中間に走者一掃の3ベースに4番も
1・2塁間を破り5-0と大量リードを奪う。
3回に2アウトからエラーや死球にヒットなどで満塁と攻め立てた興南だが
4番が倒れて得点できず。
ただ その裏に1アウトからヒットで出塁した7番の盗塁を刺し、4回にも1ア
ウトからヒットと四球で1・2塁のピンチを凌いだあたりから流れが変わり始
めた。
5回に先頭の8番がヒットで出塁すると9番の3塁ゴロを2塁へ送球エラーで
ノーアウト1・3塁から1アウト2・3塁になり、2番が3塁頭上を破るタイムリーで
2点を返しバックホームの間に打者走者は2塁に進むと3番もセンター前に
打ち返して5-3と2点差に。
6回に先頭の5番が3塁への内野安打で出塁しバント失敗後に盗塁して2ア
ウト3塁から8番のタイムリーで1点差にすると、7回には1番がヒットで1アウト
2塁から3番の3ベースで遂に追いつく。
ここで報徳は1年の田村にスイッチするが当たってなかった4番が前進守備
の間を抜くタイムリーで逆転。
報徳は6回に1アウトから1番が左中間を破りながら3塁でアウトになった
のを見ると流れがハッキリ興南に行き始めたのが分かる。
最終回に1番が1・2塁間を破ろうかという当りも2塁手のファインプレーで
アウトとなり、直後に2番がヒットで出塁して3番三振の間に盗塁と悪送球で
3塁に進むが4番三振で試合終了。
春夏連覇を狙うチームにとってSファイナルが鬼門というのは61年の法政
二や 83年の池田が実証しているし、98年の横浜も8回表終了まで0-6と
リードを許していた。
だから機動力を武器にしている報徳学園は相性的には決してよくなかったし、大西-田村のリレーの方が興南にとってイヤだったろう。
実際に1番の八代が1回にいきなりヒットで出塁し島袋を揺さぶって3番の
タイムリーも1塁強襲だし、5点目も1・2塁間を際どく抜けているのを見ると
流れが報徳にあったのは明らかだ。
ところが3回、4回のピンチを踏ん張り5回にノーアウト1塁で9番がバントを
失敗した後の3塁ゴロで2塁へ悪送球が原因で3点入ったところから流れが
興南に急転回し始めた感じだ。
それが決定的だったのが6回の八代の左中間への当り。
本来なら1アウト2塁でも島袋にプレッシャーをかけられるはずが3塁に走り
絶妙の中継プレーでアウトになったのが象徴的だった。
第2試合:東海大相模 11 - 7 成田
相模は1回に1番が内野安打で出塁しバントで1アウト2塁から3・4番の長短
打で 2点を先行すると、3回にも2番がヒットで出塁しパスボールで2塁に進み
4番のタイムリーで3-0とリードを広げる。
その裏に成田はヒットで出塁した2番をバントで送り4番のタイムリーで
1点を返し更にヒットと四死球で押し出しで1点差、そしてスクイズで追い
付くと9番の 2ベースで一挙5点を挙げ4回には2アウトから5番のHRで6-3と
リードを広げる。
ところが相模は5回に1・2番の四死球を足場に1アウト2・3塁から4番が犠牲
フライ、キャッチしたセンターがもたつく間に2塁ランナーも還り1点差。
ここで連打でチャンスを広げライト前に落ちる当りをライトがダイビング
キャッチに行きながら逸らす3ベースであっさり逆転すると6回にも3本の
2ベースと連打で3点を追加して10-6とした。
成田も6回と8回にノーアウト1・2塁のチャンスを迎えるが3番が併殺に倒れ、
8回は 4番のタイムリーで1点を返すに留まった。
成田にとって痛かったのは3点差に広げた5回に先頭打者を死球で出塁
させた後にバントを警戒しカウントを悪くしたあげく歩かせた事で流れを
相模に渡してしまった。
しかも4番の犠牲フライで1点返されただけのはずが送球時に落球し2塁
ランナーに還られた事だろう。
本来なら2アウトランナー無しになったにも拘わらず5・6番の連打でピンチ
を広げ 7番のライト前の当りをダイビングキャッチに行って後に逸らして逆転
されてしまったのだから 結局は2番を歩かせたのが致命傷になった。
流れさえよければ6回と8回のノーアウト1・2塁が1点しか入らないという
事はなかっただろう。
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第2試合も6-3成田リードまで観ていましたが、こちらはどうなるのかと思っていましたが東海の逆転勝ち。
興南ー東海の大会前から評判高いチーム同士の決勝戦になりました。どちらも連投で投手の出来次第でワンサイドのゲームになる可能性もあるが良い決勝戦を観たいですね。
沖縄の夏の大会初優勝を応援します。
やはり報徳に0-5から逆転勝ちした勢いに対し、
相模は成田と激戦で逃げ切ったという試合の差が出たのかもしれませんね。
流れを変えた報徳の5回の3塁悪送球ですが、これも
興南のプレッシャーによるものかもしれません。
やはり勝つべくして勝ったという感じでしょうか。