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こーじ苑
2010夏の甲子園・最終日:ファイナル
興南が優勝、沖縄勢初=史上6校目の春夏連覇―全国高校野球(時事通信) - goo ニュース
ファイナルの組み合わせは興南対東海大相模。
春夏連覇がかかる興南と40年ぶりの優勝を目指す東海大相模という華の
あるカードになった。
共にエースの島袋と一二三という好投手を擁し強力な打線を持っている
似たもの同士のチームだが、ここ2試合は両投手とも疲れからか5点前後の
失点をしているのが気にかかる。
だから両チームの打線が どこまで援護できるか。
2000年以降夏のファイナルは全て3塁側のチームが勝っているし40年
前の 70年に夏の優勝を果たし、10年前の春も優勝しているという点から
いけば東海大相模が有利だろう。
ただし66年に春夏連覇した中京商はSファイナルで報徳学園に勝っている
のを見ると、今回の興南もSファイナルで報徳学園に勝っているので そちら
の点から行けば興南が有利ではある。
余談ながら夏の沖縄対神奈川の対戦成績は93年に浦添商が横浜商大に
敗れた以外は4勝1敗で沖縄が勝ち越している。
興南 13 - 1 東海大相模
1回表に相模は1番がヒットで出塁しバントで2塁に進み3番が歩いて1アウ
ト 1・2塁のチャンスに4番が2塁ゴロ併殺。
2回には5番がヒットで出塁して再びバントで1アウト2塁とするが2アウト後
に 2塁ランナーが牽制で刺されて無得点に終わり、3回も1アウトから死球と
ヒットで1アウト1・2塁と攻め立てるが島袋が踏ん張る。
一方の興南も1回に1アウトから2番がヒットで出塁し盗塁に成功して悪送
球で 3塁に進み、3番が四球で1・3塁のチャンスを作るものの後続が凡退し
先制ならず。
興南が流れを掴んだのが4回で、直前の相模の攻撃を初めて3人で終わ
らせた その裏に4番が歩いてバント失敗した後に6番のエンドランが成功
して1アウト2・3 塁にすると7番がセンターに打ち返して待望の先取点。
ここで興南は1塁ランナーが走りスクイズの構えから打者がバットを引くと
3塁ランナーが飛び出していたので それを刺そうとしたキャッチャーからの
送球が悪送球となって2点目が入る。
これで流れは一気に興南へ。
2アウトから9番のタイムリーで3点目が入り、1番がヒットで続いて2番の
3ベースと3・4番の短長打で一挙に7点を奪う。
これで勝負あり。
5回には7番と9番の長短打で追加点を取ると、6回にも3番の3ランなどで
5点を追加し相模の反撃を7回の1点に抑えて見事な優勝を飾った。
立ち上がりは互角か もしくは相模が押し気味だったのだが2回に2塁ラン
ナーの一二三が牽制でアウトになったり、1点先制された直後に1アウト1・3
塁でキャッチャーが3塁へ悪送球したミスで流れを手離す結果となった。
相模について疑問だったのがファイナルまで3連戦になるのが分かって
いながらベスト8の九州学院戦は6-0となった8回ぐらいから、ベスト4の成田
戦でも10-6と 4点リードした7回ぐらいから一二三を休ませるという手が
なかったのかと思う。
興南の優勝までの道のりを見ると、やはりSファイナルの報徳学園戦で
0-5から逆転勝ちしたのが全てかもしれない。
98年に横浜が春夏連覇した時もSファイナルの明徳義塾戦で松坂を休ま
せて戦い 8回表終了時までで0-6と大苦戦、8回・9回で逆転サヨナラ勝ち
して勢いが付いたのだが今回の興南の報徳学園戦が それだったのだろうと
思ったりする。
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実を言うと高校野球のあまりにミラクルな展開というのは好きじゃないんで・・・
ミラクルは弱小チームが起こすもので、本当の強いチームには相応しくないですね。
横浜もそうでしたが準決勝で大苦戦したのが決勝の
圧勝に繋がったのではと思いますよ。