007で悪役「ジョーズ」、R・キール氏死去(読売新聞) - goo ニュース
昨日の夕刊に007私を愛したスパイとムーンレーカーで巨漢の殺し
屋・ジョーズを演じたリチャード・キールが74歳で亡くなったという
ニュースが載っていた。
リチャード・キールといえば身長2m18cmという巨漢で007シリ
ーズ以外でもロンゲストヤードや、大陸横断超特急にナバロンの嵐
などにも出演していたようだが私も見ているものの今ひとつ印象は
ない。
それだけに007のジョーズの印象が強過ぎた形だ。
鋼鉄の歯を持って何でも噛み切るだけでなく並外れた力やタフな
体を武器に007を苦戦させたり追い詰めたりするものの、凄すぎる
力ゆえ機械を壊してみたり肝心なところでポカをして取り逃がすと
いうパターンが多かった。
ただし頭から建築資材落とされても車で家の屋根に突っ込んでも
死なないし、ムーンレーカーでは空中からパラシュートなしでサー
カスのテントに落下したり乗っているロープウェーが壁に激突して
も宇宙からステーションごと落下しても死なないという不死身の体
を持っていた。
ロシアより愛を込めてのロバート・ショーやゴールドフィンガーの
ハロルド坂田に黄金銃を持つ男のクリスト・ファー・リーなど007は
個性的で魅力溢れる悪役を見るのが楽しみだったのだが、ジョーズ
以降は彼を越えるインパクトを持ったキャラはいないのが実情だ。
何度も言うようだが魅力的な悪役が登場する作品は面白いというが
007シリーズも先述したような魅力的なキャラが次々と登場したから
こそ人気シリーズとして定着しているのが分かる。
特にリチャード・キールは悪役の魅力を分かりやすく演じてくれて
いたのだった。