ザック・ジャパン苦闘のスタート

ザックJ、北朝鮮に1―0…終了寸前吉田ゴール(読売新聞) - goo ニュース

 今日から2014ブラジルW杯アジア3次予選が始まり埼玉スタジアムでは
ザック・ジャパンが北朝鮮と対戦、後半ロスタイムに吉田麻也のヘッドで挙げた
決勝ゴールで1-0で何とか勝って結果的に好スタートを切った。

 それにしてもW杯予選のホームで行われる初戦は必ず手こずるのが恒例
行事になった。

 もともと3次予選といえば楽に勝てる相手が必ずある。
 04年はインドやシンガポール、08年はタイやオマーンなどが該当するのだが
今回は北朝鮮とウズベキスタンという前回最終予選に残ったチームと組む事に
なってしまったのには驚いた。

 もっとも04年の時と違い08年からは2位までが最終予選に進めるので気は
楽ではあるが、やはり3次予選から全力で勝ちにいかないといけないという
のは大変な事である。

 しかもエースの本田圭佑が膝の半月版損傷で手術を受けるために離脱と
いうアクシデントまで重なると共に、3日後にはウズベキスタンに乗り込んで
2試合目を戦うというタイトなスケジュールと台風12号の接近という不穏な
ムードの中での試合だった。

 予想通り北朝鮮は前線にFW1枚を置いただけで守りを固めるという戦術を
取るため、日本は圧倒的にボールを支配するものの台風余波での強烈な風雨
にも災いされパスが通りにくくミスが目立つ。

 引いて守る北朝鮮に殆ど決定機を作らせないのだがホームでの初戦という
事もあり勝ち点3が欲しい日本は後半に入るとリズムもよくなって何度も決定
的なチャンスを作るもののシュートがクロスバーに当たったりGKのファイン
セーブにも阻まれ0-0のままロスタイムに入る。

 個人的には
‘あまりにも相手DFのリズムが良過ぎるので点が入る気がしない。
 とりあえず2位までに入ればいいのだから、下手に総攻撃をかけてカウンター
から失点して初戦を負け勝ち点0スタートよりも引き分けでも勝ち点を取って
終えるのも悪くない’という思いと
‘とはいえ5年前の北朝鮮戦で同点で迎えたロスタイムに大黒が決めて勝った
事があるので、その時同様ラッキーボーイが出て残り1分で決めてくれれば’
という2つの思いが駆け巡っていた。

 実際05年の北朝鮮は第4シードでイランやバーレーンに比べれば格下だった
のでホームで勝ち点3を取れないのは痛かったのに対し、今回は実質第2か
第3シードなので勝ち点1でも取ればという事だったのだ。

 5分のロスタイム中も攻めまくり残り1分になって清武が右から上げたクロスを
CBの吉田がヘッドで決めて待望の先取点。
 
 これが決勝点になり苦しみながらも初戦を勝って勝ち点3を確保し、ウズベキ
スタンに乗り込むという最高の形になった。

 それにしても吉田麻也。
 1月のアジア杯初戦のヨルダン戦で0-1で迎えた終了間際にヘッドで決めた
同点ゴールを思い出す。

 本当に‘ここ一番’で結果を残してくれる貴重な存在だ。 

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