日米野球初観戦

 今から40年前の今日81年11月22日は友人達と小倉球場(現・北九
州市民球場)で、日米野球・ジャイアンツーKCロイヤルズ戦を観戦
した日である。

 日米野球は当時 読売新聞主催で数年に1度開催されており幼稚園
だった68年に父親からカージナルス戦に連れて行ってもらったわけ
だが、いかんせん野球のルールは分からず人が多いばかりで妙に退
屈だったわけで記録によれば高橋明が1-0完封してジャイアンツが
勝っていたらしい。

 その後74年に長嶋茂雄の引退興行としてNYメッツ戦が11月17日
に小倉で行われる予定だったので外野席ではあるが、初めて自分の
意思で行こうとしたら無情の雨天中止で長嶋の最後の姿を見損ねた
わけだから7年越しのリベンジとなった。

 朝早めにJRで出かけ内野自由席の入場ゲートで1時間ほど並んで
待って開門と同時に席を取ったので、それなりにいい場所で見る事
ができたわけだが翌23日が平和台での最終戦で最も見たかった江川
卓はここで投げるため登板せず練習のみを見守った。

 というわけで先発は西本聖だったが実は8月15日に祖父の古希祝
いで上京した時に神宮で観戦した時も、西本が先発しており本来な
ら嬉しいはずが友人達は喜んでいたのを尻目に少しばかり残念な思
いをしたわけだ。

 本来なら内野自由席で嬉しいはずが外野席を見るとネットが低い
ため試合前に外野フェンス沿いをいる選手達にサインをもらいやす
かったのに対し、内野自由席のフェンスは高いのでそういう事がで
きず‘こんな事なら外野席でよかった’と思ったものだった。

 試合は新人の原辰徳が4月22日にプロ入り初のサヨナラHRを打っ
た球場という事から相性がいいのか、この試合でもHRを打ってくれ
たので大いに盛り上がったわけで原は8月の神宮で私が感染した試
合でもプロ入り初の1試合2HRを打っているので凄く嬉しかった。

 西本が好投し原のホームランも見られたので友人達と‘これで強肩
でなる中井康之の肩を見られれば’とライトを守っている中井に打球
が飛ばないかと期待していたら、何と終盤ロイヤルズ打線が爆発し
て逆転負けしたのだった。

 まぁウィリー・ウイルソンやジョージ・ブレッド、ウィリー・エ
イキンスにフランク・ホワイトらを見る事ができたので、今となっ
てはいい体験だったのだが次に行けたのは00年だったのだから行け
そうで行けないイベントだったわけである。

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