そろそろ錦織圭も、スタイルチェンジが必要

錦織、世界19位に競り負け3回戦敗退 2年連続の16強ならず

 昨日行われたテニスのウィンブルドン選手権で世界ランク9位の
錦織圭は19位のロベルト・バウティスタに4-6、6-7、6-3、3-
6の1-3で敗れ3回戦で姿を消した。

 今シーズンの錦織はケガがちで今ひとつだし苦手とするグラスコ
ートでのウィンブルドンだから多くは期待してなかったが過去4戦
全勝の相手に3回戦敗退というのは‘まさか'の部類に入るわけで、
試合ぶりを見ていても何度もあったブレークチャンスを生かせず逆
に相手の2度目のチャンスでブレークされて第1セットを奪われる
など試合ぶりに覇気のなさが目に付く。

 とりあえず2回戦でも3-1で勝ったとはいえ3時間越えの試合
だったので消耗もしたのだろうが、そろそろ年齢的にも何かを変え
る時期に来ているのかもしれない。

 錦織の持ち味はストローク戦でラリーが長くなればチャンスは増
えるというのが これまでの定番だったが、昨日のバウティスタ戦
など見ても長いラリーで錦織の方が根負けするようなシーンが目立
っていた。

 年齢的に30歳が近くなると持ち味の運動量も限界が出てくるし、
手首や下半身のケガなどが増えてきたのも然りだろう。

 ならば少しでもラリーを減らしてポイントを取るようにするべき
だろうから例えばサーブ&ボレーほど極端ではないにしろ、相手を
崩せるようなサーブの制度を上げるなどの対策は考えていかなけれ
ばならないのではないか。

 昨年亡くなった大横綱の千代の富士は素早く立って左前みつを引
き一気に寄っていく速攻相撲で横綱まで昇進したのだが、途中から
左上手をがっちり引くスタイルに変わっていった。

 またファイティング原田もフライ級時代は旺盛なスタミナに任せ
たラッシュ戦法を得意としていたが、バンタムに上げてジョー・メ
デルのカウンターで倒された辺りからアウトボクシングをしながら
チャンスにラッシュするというメリハリを付けフェザーに上げると
右のクロスカウンターでダウンを取るスタイルに変えていった。

 どうしても年齢を重ねるとスピードやスタミナは衰えるので千代
の富士やファイティング原田はそれを克服するためにモデルチェン
ジを図って成功しているのだから、錦織もストローク戦一本槍では
なく違ったアプローチで臨んでいかないと成績は下降線を辿る一方
ではないかと思うのだ。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« やはり梅雨本... WOWOWにシンゴ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。