ヘアサロンうつのみや・オーナーのスポーツやヒーローもの、雑談ネタを徒然なるままに
こーじ苑
今さら魔裟斗ー山本KID戦が嬉しいのか?
魔裟斗、大みそかに一夜限りで復活!“KID”と11年ぶり再戦
今日のスポーツ紙にTBSが今年の大晦日にOAする史上最大の限界
バトルで元K-1ミドル級王者の魔裟斗が一夜限定で復帰し、山本KID
徳郁と対戦するという記事が載っていた。
ただし山本KIDは現役UFCファイターとはいえ最近はパッとして
ないし魔裟斗に至っては6年前に引退してからの復帰で前回対戦した
04年は魔裟斗が25歳、KIDは23歳だった頃からすれば11年もの
時を経ているので話題的には凄いのだが内容的には期待できるもの
ではないと思う。
TBSサイドにすれば大晦日にフジTVが格闘技を復活させたのに
対しボクシングの井岡一翔の防衛戦だけでは視聴率的に苦戦すると
いうのが背景にあるのだろうが、フジの格闘技も かつてのPRIDE
など格闘技全盛だった頃の面々を引きずり出しているので共に一夜
限りの仇花のような気がする。
結局TBSやフジが若くてイキのいい選手を売り出そうとせずに
看板選手のみを取り上げるスタイルでやって来た事から、当然選手
層は薄く団体自体も衰退しているので10年近く経っても全盛時の
選手ばかりが取り上げられるのは その象徴だ。
これは日本のマスコミの最も悪い点でスター選手が現れると競技
自体の面白さを掘り下げて普及させようとせずにスター選手の活躍
ばかりを取り上げて、その選手が衰えたり引退すると取り上げなく
なり他のスター選手を持ち上げるというイナゴのようなスタイルだ。
だから今年のラグビーW杯で日本代表が活躍したのはいいが競技
自体の魅力を伝えず、中心選手だった五郎丸歩の動向ばかりが取り
上げられているのを見ると‘またイナゴ式が始まった’と思える。
こういうスター選手中心の報道スタイルはチーム競技だとスター
選手のコンディションを無視してでも起用するような首脳陣に対す
るプレッシャーになるし、勝敗以上にスター選手の活躍度ばかりを
気にするためチーム内の不協和音を醸し出す火種になりかねない。
8日開幕の野球プレミア12の日本代表に当初選出された柳田悠岐
や藤浪晋太郎がシーズン中のケガなどによるコンディション不良で
代表を辞退したのを‘大会の目玉がなくなった’と悔やむ報道があ
る事自体が異常だ。
マスコミの報道というのは競技レベルを上げるために必要不可欠
だが、現在のようなスタイルでは百害あって一利なしになるのでは
ないか。
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恐らく魔裟斗で視聴率を取るために赤坂TVが利用した企画でしょうけど、当時UFCと契約していたKIDはマトモに試合をすると契約解除という憂き目に遭うためトンでもない茶番劇をするハメになりました。
当時TVでチラ見した私ですら‘何じゃこりゃ’でしたけど、会場で金を払って見た人達はどう思ったでしょうか。